おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ちょっと近所をドライブ④ りんご街道とキュステンディル温泉

2008-04-22 14:54:43 | まち歩き

バンスコから国道E79号線に戻り、マケドニア方面へ向かう道に入りました。ボボシェボという途中の小さな町でランチを取りキュステンディルへ向かいます。このあまりメジャーでない道が大当たり!! で、車もほとんど通らないのに道がきれいで穴がない!! 

Bridge その上、きれいな川沿いなので、途中何度も車が停まっていて下を見ると、たくさんの釣り人が糸を垂れてました。おまけに美しいりんごやさくらんぼの花が咲き乱れ・・・!! Appledonky Appleroad 果樹園の中ではロバがのんびり草を食み、窓を開けて走るとりんごの花びらがひらりと・・・ そういえばキュステンディルあたりは果物が名物なんですよね。キュステンディルの隣にある村の名前「ヤボルコヴォ(りんごの村)」! ホントにりんごの木がたくさんあり、季節になると道端で地元のおじちゃんおばちゃんたちが家で取れた果物をならべて売っています。

キュステンディルも美しい町で住みやすそうです。温泉の場所を探すと・・・ アレレ? こんなのあったっけ? というような大きな高級ホテルが!! 「ホテル&スパ(ここの体験記は「カシミリアンクイーンさん」のブログを参照)」って書いてあるけど、同じ源泉を使ってるのかな? プールやお風呂もあるんだろうなあ。今やここの温泉は有名なのでたくさんお客が来るのかも。でも私のお目当てはここじゃないよ~ん!

Kyustendiloutside お目当ての温泉は、そのホテルのすぐ裏にあった!! Kyustendilinside ここでもバナにしてみました。ここも設備は古いけどキレイにしてあります。ただ不思議なつくり・・・ 浴槽は階段で下に降りる方式でシャワーがついていてシャワーの水がここにたまるようになっています。ここの温泉も硫黄のにおいが強~い!!

湯上りに、外の公園で一休み。涼んでいると目の前にチェシマ、つまり湧き水を汲むところが! 地元の人がかわるがわるやってきて大きなペットボトルやポリタンクに水を汲んでいきます。オオ~っ!! ちょっとのどが渇いたし飲んでみよう!と手を伸ばすと・・・ 熱ーっ!! 水汲み場も源泉かけ流しだ!! また汗が噴き出しました。

体がすっかり休まった今回の旅行・・・ 遠くもいいけど近所にもいい温泉があります。まだまだ開発するゾ!ブルガリアの温泉!!

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ちょっと近所をドライブ③ リゾート都市?バンスコとバーニャ温泉

2008-04-20 23:09:54 | まち歩き

バンスコの町を散歩していると特に目に入るのが建設中の建物の大群!! アパートのみならず、ホテル全体を建てかけて「プロダバ セ」つまり売りに出している物件もたくさんあります。でも全部が全部売れてる感じではなく・・・ あまり景気がいいのかどうかも・・・ 黒海沿いのヴァルナやブルガスと並んでブルガリア屈指のリゾート地、バンスコ。ロシア方面からのスキー客も結構来ているようですが・・・ EUに入ってすこし華やいだ季節があったんでしょうか、でもやっぱり「バブル」だったのかな? ホントに「マフィオルスカ・ラボタ」という言葉がふさわしいような・・・

次の朝、ゲストハウスを仕切るマリアおばさんに食堂でコーヒーをご馳走になりながら、そんな話をしてみました。

「ここ最近すごいのよね~。外国人も(不動産を)買ってるけど、ソフィアンツィ(ソフィアの人)が買ってるみたいよ。でも、ここバンスコはもともと小さな村で、山があって木がいっぱいあって、そんな自然がいっぱいある素朴さがよかったのに、最近はスキー場にするんで木を切っちゃうし、きれいなビルがいっぱい建っちゃって・・・ 逆に幻滅されてしまっているようね。」 う~む。だろうなァ~。何か分かる気がする・・・

Banskopazar2 Banskopazar3_2 Banskopazar1 「今日はこれからお客さん来ないから、ゆっくりしてってもいいのよ。」と言われ、後ろ髪を引かれつつも、すぐにチェックアウト!! だって今回の旅行のもう一つの目的を果たさねば!! と、出発! 車を出すと、たくさんの人たちが町に繰り出している様子。川沿いの広場、昨日渡った橋、そして町の中心に向かう道路はパザールになってました!! 日曜日はどうも車を通行止めにして青空市場になるようです。色とりどりのキリム(じゅうたん)が橋の欄干にかけられてなんとも華やか!!

Banskostation 次の目的地に向かう途中で、ちょっと駅を通ってみました。調べてみると1日に4往復しか列車がない・・・ でも、観光地にふさわしくきれいな駅で、何とSLが!! 駅員さんに許可をもらって写真を撮りました。昔はこのSLが走ってたのかな~。いい季節に高原列車でここに来るのも何かいいかも。

Banyaoutside さて、今回の旅行の最大の目的とは・・・ 温泉!!!

バンスコから5kmしか離れていない隣町、その名も「バーニャ」つまり、「風呂(またはバスルーム)」!! こんな名前にふさわしくこの町には温泉が湧いていて、いつもの公営のお風呂があります。

Banyainside オブシュタ・バナ(男女別の大浴場)もいいけど、今回はのんびりバナ(個室のお風呂)を使うことにしました。だってロマの子供たちが、何と!浮き輪を持って行ったんだもん!! こりゃーニギヤカそうだなァ~(苦笑) バナの個室は清潔でお湯はもちろん新しいのを入れます。シャワーももちろんある! すっごい硫黄の香り・・・ あ~、温泉♪ ウチにはシャワーしかないので体を湯船に浸すと手足がジンジン温まるのを感じます。結構キクな~。

今日はせっかくなので、温泉のはしご!キュステンディルの温泉にも入るゾ!!

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ちょっと近所をドライブ② バンスコでポチフカ

2008-04-17 19:05:14 | まち歩き

メルニックでお土産屋さんを見ながらぶらぶらしてしばらく時間をすごし、さあ、次の目的地、バンスコへ移動しよう! でもその前に、地図でコースを確かめておきたかったので車を置いたすぐそばのメハナに入り、地図を広げました。セルビチョールのおじさんに、「あの~、バンスコに行くには?」と聞くと、「よくぞ聞いてくれました!!」とばかりにべらべらべら~~っと説明してくれました。ハハハ・・・どうも(汗)。結局、もと来たE79号線を戻るのが一番確実ということになりました。

Bansko シミトリという町から山に登っていく道に入りますが、緩やかなカーブのものすご~くきれいな道路に整備されていて、日本のスキー場に行くのにありがちなくねくねつづら折がない!! あっという間に「バンスコへようこそ!!」の看板が・・・ 山にはまだまだ雪が残っています。進んでいくと、目の前に広がったのは・・・ドーン! 建てかけのリゾートマンションの大群!! そして頭上を行き交うゴンドラ・・・ 最近できたっぽい。 う~む、なんか期待してたのとちょっと違う気がする・・・

Lazuroutside ソフィアの友人エモとステリが推薦してくれたゲストハウスを探してみました。何の連絡もしていかなかったので、見てみてあまりに期待とかけ離れていたり、高いこといわれたらそのままソフィアまで帰っちゃおうかな・・・ 果たして、そのゲストハウス「ラズル」はリゾートマンション群からすこし離れた普通の住宅街の一角にありました。ベルを押しても誰も出てこず、中に入って「ドーバル デン」と呼びながら誰かいないか探してみると・・・ 奥の食堂におばさんが。

「ここ、ホテル ラズルで、あなたマリアさんですよね・・・」

「どれどれ(私が持っていたメモを取って)そうだよ、私がマリアよ。」

「ソフィアの友人から聞いてきたんだけど。予約してないけど1泊空いてる部屋ありますか?」 

Lazurroom 空いてる部屋があるということで、ここに泊まることにしました。今の時期はバス、トイレつきの部屋が1泊一人20レバ、冬のスキーシーズンは25レバだそうです。部屋を見せてもらうと・・・ なかなかいい感じ。おばさんもおじさんも気さくだし、うん、これなら友人たちが推薦した理由はなんとなく分かります。

チェックインしてすこし散歩に出てみよ~っと、バンスコの町へ。中心を川が流れています。でも、面白い!! ホテルやリゾートマンション、それにゲストハウスが多いこと多いこと・・・ それだけたくさんのお客がシーズンには来るんでしょうか・・・今はスキーシーズンも終わったせいか(まだすこしはスキー客もいるみたいだけど)観光客より地元っぽい人が多いかな。

もう少し散歩して夕食をどこかのメハナで・・・なんて思って行くと、

「さァ~、ウチのメハナへどうぞ~!!」

「ウチのメハナは歴史あるメハナだよ~、がっかりさせませんよ~」、と客引きが(英語で)。

うーむ、もともと観光客目当てのメハナが多い上に、シーズンオフが近いせいか、たくさんのメハナが競争しているようです。でも、なんか高そう・・・(まあ、ヨーロッパのほかの観光地よりは断然安いんだろうけどね。) 熱心な客引きを振り切って、バンスコ唯一の大きな(?それほど大きくはなかったかな)スーパーマーケットのお惣菜コーナーでテキトーに買ってきてしまいました。ハァ~・・・ 完全にブルガル化してる私・・・

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ちょっと近所をドライブ①

2008-04-15 16:21:05 | まち歩き

久々の更新になってしまいました。個人的には2月、3月は超忙しかったので、4月に入ったらすこし息抜きしたいなあ~、と思っていたら、天候不順のせいもあってダウンしてしまいました。だって、すっごく寒い雨の日のあとにフワ~っとなまあたたかい曇りの日が続いたり、朝は晴れていたのに昼から土砂降りの雨になったり・・・ 周りの友人たちも次々に「ボーナ サム(あたし具合悪い・・・の意)」・・・ 近隣の国や黒海方面など、いろいろどこに行こうか考えたけど、こんな天気の調子なのでどこか近場に「プラ~っ」と行くくらいにしておこう。

近所というと、やはりソフィアからギリシャ方面に向かっていくほうかな。まだ行ったことのない温泉もあるし、スキーリゾートもあるし・・・ 去年行って面白かったワインの名所メルニックにも行きたいし・・・ と、だいたいのコースが決まりました。休日のんびり休みに行くのに早朝出たんじゃ休まらない、と土曜の朝10時にソフィアをいつものペルニック方面に向けて出発・・・ したら大渋滞にはまってしまいました。金曜日の夜の民族大移動(!)の大渋滞は知ってたけど(ソフィアンツィ(ソフィアっ子)が仕事が終わって自分たちのセロ(田舎、村)に行って週末を過ごすので、金曜の夜ペルニック方面に向かう道路は特に大渋滞・・・)、土曜の朝もこうだとは・・・ みんな考えることはだいたい同じなのね。そして、今やわたしも大都市(!?)ソフィアの住人・・・ でも、ペルニック方面と分岐するところから車はぐっと少なくなり快適ドライブ!! 

Strumakawakudari このギリシャに通じるE79号線は南に向かうほど暖かくなり、景色は萌え出るような緑・・・ 道沿いにはチェレシ(さくらんぼ)やヤボルキ(りんご)の花が咲き、肌をなでるやわらかい風が心地よい・・・ ブラゴエフグラッドを過ぎると渓谷を走りますが、川ではラフティングを楽しむ人たちも! (でも、この川って、前に住んでたペルニックのアパートの横のドブ川とつながってんだけど・・・) まずはメルニックまで一気に南下。出掛けには曇っていたけどすこし日がさしこんできました。

Melnik メルニックといえばワイン!! ですが、この周辺にはどこもブドウ畑がたくさんあります。近くの小さな村の名前も「ヴィノ(ワイン)」や「ロザ(ぶどう棚)」にちなんだものが。今は学校の遠足のシーズンのようで小学生くらいの子供たちが先生に先導されてきていました。車もバイクもたくさん来てて、ニギヤカ!!

Wine 車を町の入り口に止めて、去年行ったのと同じ洞窟のワインセラーに登っていってみました。ここのは保存状態がよくておいしい! 入場料1レバには1杯試飲料も含まれています。ドライの赤とハーフドライの白を試してみました。ハーフドライの白は香りがとてもフルーティーでGOOD! 

と、そこへブルガリア人のカップルが入ってきました。奥さんはここは初めてのようで洞窟の奥のほうまで見ていましたがダンナさんのほうはここは初めてではないようです。

「ケスティンの樽の赤ワインを。」 え?ケスティン?? 奥さんは別の樽からワインを取っていました。えっ?何、ソレ?

この二人が立ち去ったあと、早速ワインセラーのご主人に尋ねてみました。

「同じぶどうからできたワインでも樽の材質で味が変わるのさ。」 へぇ~、なるほどね。ちなみに最初に飲んだワインは一般的なオーク(樫の木)の樽でしたが、ケスティンとは栗の木のこと。こちらも試してみました。確かに香りが違います。同じワインなのに樽が変わるとこうも変わるモンなんだ・・・

「カベルネやメルロはケスティンの樽には合わないんだ。ぶどうの味と木の香りが悪い具合にマッチしてしまう。でもここの固有種メルニック種のワインはケスティンの樽によく合うんだ。」 また今年もここで新しいウンチクを・・・ 勉強になります。ここで赤、白一本ずつビンにつめてもらって買って帰る事に。しばらくぶらぶら散歩してのんびりしたら、さて、では次の目的地へ

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スリから身を守る方法?!

2008-04-03 20:52:43 | まち歩き

面倒なことにはあまり手を出さないのがブルガリアのみなさん。積極的に新しいこと、たとえばビジネスを始めようともせず、また、警察の厄介になるような犯罪にもあまり手を出さない・・・はずだったのですが、ここ1年ほどの間にだいぶ窃盗、スリなどが増えてきました。日本の大都市圏よりはまだまだ安全で、手口も「カワイイ」ものばかりですが、やっぱりコワイ!!

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理由の一つにあげられるのが、ロマの人たちへの「ソツィアルナ・ポモシュト」つまり生活保護がなくなること。以前からロマの女の子たちや子供たちのグループがバスの中や通りでスリを働いていましたが、これからもそれは増えそうです。特にソフィア市内でもよく込み合う路線は要注意!! ウチのすぐ近所を走っている111番のバス(これって、「地球のXき方」に「国立歴史博物館」に行くのに使う、と書かれているんですが・・・)も要注意です。リュックなんかを背中にしょっているとあっという間です!! でも、最近は信頼できそうに見える人でもアブナイ!! ウチの大家、バーバ・エンカはバスの中で見知らぬ女性から「こんな医療保険があるんですよ、見てください」と言われ、ビラを見ている間にかばんの中からお金やりチュナ・カルタ(IDカード)など全部入っている財布を抜き取られてしまったんだって。「結構キチンとした身なりの人だったのにそんなことをするなんて・・・」と、こういうことには慣れてるはずのブルガリア人エンカもショックを隠しきれない様子・・・

身内だって油断大敵!! 「出来心」かもしれませんが、親の貯金を使い込んだり、財布からお金を盗んだり、はたまたケータイを無断利用する・・・なんてコトは本当によく聞きます。本当に必要なら許可を取ろうネ!! と言いたい!!

で、用心深いブルガリア人はどうしてるの? 頻出のヒゲおじさんバリュは典型的です。彼はリチュナ・カルタを入れるプラスチックのケース(免許証入れみたいな)に10レバ、ジャケットの内ポケットに財布、ズボンのポケットにもお札を何枚か・・・など、分散させて持ち歩いています。時々どこに入れたかを本人も忘れてるようで、出しながら「お~っ! あったあった!」と喜んでたりして・・・ 全部自分のお金なのになんだか得したかのような喜びよう(笑) ウチの隣人とは別のターニャ(ターニャと言う名前の知り合いが10人くらいいるんですが・・・)は最近ご主人を亡くされたのですが、遺品のジャンパーやズボン、その他ありとあらゆるところからポロポロと隠していたお金が!! 合計なんと160レバ(!)見つかったそうで、「まだあるかもしれない」と言ってました。こうやって、もし仮に1ヶ所スられたとしてもほかの場所にある!という安心感。なるほどね~!! これを見て、私も大きな財布はやめて、少しずつ、いろんなところにお金を入れるようになりました。でも、これから夏にかけて薄着になり、ポケットの少ない服に変わっていくのでお金の隠し場所は少なくなるな~。

ブルガリアでもお年寄りからだまし取る「オレオレ詐欺」(何と日本大使館を巻き込んだ事件もあったんだって!!)、外国人観光客を相手にした「睡眠薬強盗」なんかが流行ってるんだとか・・・ こういうご時勢だから気をつけよう!!

コメント (3)
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