おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ブルガリアで高血圧!! どうしたらいいの?①

2007-11-26 17:07:15 | ブログ

日本からのお医者さんとの面談後、超ブルーな私・・・ 170と110という数字がグルグル頭の中を回っています。上はともかく、下が110というのがとても高いんだそうで。(T0T) でも、もしかしたらこれはお医者さんを前にしてキンチョーしたから? その日はたまたま高かった、とかじゃないのかな?? と自分に言い聞かせていました。もしかしてもう一度測ったら普通になってないかな?

ということで友人の家でもう一度測らせてもらいました。ロザンおじさん(68歳)にまず測ってもらうと 「・・・170,110だ・・・」 ゲゲ~ッ!!! 前と一緒じゃん!! 「わたしだって140-90くらいなのに」と、ロザン。

それを見ていたメディチンスカ・セストラ(ナース)のマヤが、「貸して!! わたしが測るわ!!」 そして・・・ 「やっぱり170-110だ・・・」 ガガ~ン!!! やっぱりこの数字なんだ・・・ またも大ショック(涙)

ブルガリア人のうち約200万人がすでに「ヴィソコ・クラブノ」つまり高血圧の問題があるといわれていますが、日本人のわたしも??? たまらず母に電話すると母にとっても大ショックだったようで・・・ 「頭の血管が切れて脳溢血、脳血栓で半身不随・・・」まるですぐにそうなりそうな言い方!! でもここはブルガリア。ブルガリアにも血圧を下げる地元なりの方法があるはず!! と、高血圧では大先輩(?)のイヴァンカに聞いてみました。

「まず、カフェとスヴィンスコ・メソはダメよ!!」 つまり、コーヒーと豚肉!! さらに、「あと、ガジラニ・ナピトキ(炭酸飲料)、ビラ(ビール)、ショコラ(チョコレート)もダメ!!」 ええ~っ?! 大好きなものばかりだ・・・

「それにオリスもだめよ。」 米も? 何で? 国が違えば高血圧対策の常識も違うのか??

さらに、高血圧の先輩、先出のロザンの奥さんヴィオレッタ(やはりわたしの親世代)。彼女は足にボコボコと血管が浮き出てしまって大変そう・・・ 彼女いわく、「大丈夫よ!! 薬で調整すれば!」

Bloodpressuredown わたしはそれはイヤだーっ!!! どうしよう? その場にいた頻出ヒゲおじさんバリュは、「ヨーグルトとニンニクと、マグダノス(パセリ)だ!!! 毎日一緒に食べろ!!」 またニンニク?!

愛猫ヒゲが死んだこともあり「健康」にナーバスになってしまった私。イヤだけどこれは地元の病院にいってちょっと検査してみよう。たぶん検査くらいなら大丈夫・・・

どこのスーパーでもいろんな「ビルコフ・チャイ」(ハーブティー)が売っていて、それぞれにいろいろな効能があるそうです。写真のお茶は、もちろん「高血圧対策」。そのほか「胃酸過多」、「気管支炎」、「悪玉コレステロール」、「糖尿病」のお茶も・・・ と、ご存知、「自然のアンティ・ヴィオティック(抗生物質)」(と、ブルガリア人が信じてやまない)ニンニク・・・ 

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助かります!! ~海外巡回健康相談

2007-11-18 19:57:19 | ブログ

この秋の季節、毎年のイベントがあります。自分のメルアドに在ブルガリア日本大使館からのお知らせメールが入ると、「あ~、今年も忘れないでいてくれた!」とうれしくなります。それは海外巡回健康相談。詳しいことはよく分かりませんが政府の指導の下に海外に社員を派遣している企業が会員となって設立した特殊行政法人が海外在留邦人を対象に健康相談をしてくれるのだそうです。(なんだか漢字が多くなって、難しくてよく分かりませんが・・・)

Kempinski 毎年11月はじめのこの時期、ソフィアにある「ケンピンスキー」ホテル(=昔ここはホテル・ニューオオタニだったので、ブルガリア人はここを「ヤポンスキ・ホテル」と呼んでいます。)の2~3室を貸し切って、在留邦人の希望者に日本から来た医師との面談を提供してくださる、というものです。これ、どこの国でもやってもらえるものではないそうで、お医者さんによると「医療の特に遅れているアブナイ国のみ」だそうです。ウ~ム。ブルガリアって確かに医療設備はどこも古くて、お世辞にも清潔とはいいがたいんだよね~。だからできればブルガリアで病院のお世話にはなりたくないなあ・・・。

で、今年の注意点はまず、体重!!! 太っちゃった~(T0T) だって、食べ物が美味しいんだもん・・・ 

「運動してないでしょ?」 ドキーッ!!! 図星。「運動しないとダメですよ。今は若いからいいけど年取ると大変だよー。」 へへ~っ!! がんばりま~す。さてそろそろいいかな、と立とうとしましたが、「あっ、そうそう血圧を測ってなかったな~。問題なさそうだけど一応測っとこうか。」と言われ、お願いしました。

が、いきなり! お医者さんの表情が凍ります。

「アレ?! なんかすごーく高いよ。」 えっ(汗)?お医者さんの目、マジなんですけど・・・

「上が170、下が110だ」

ドッヒェ~っ!!!!! ウソ~っ!!??

問題なしと書かれていた今年の問診票にすぐに書き加えられました。「要精査。すぐに地元の医者のところに行け」 !!! ガ~ン!!! ガ~ン!! ガ~ン! ・・・

日本にいたときは一度もこんな高い血圧だったことないのにー!!! 部屋から出てきて廊下で待っておられたわたしの親世代に近い在留邦人の皆さんにこの数字を言うと、みんなドンビキでした・・・ 「ええ~っ・・・すごく高い・・・大丈夫?」 わたしより少なくとも20歳は年上の人生の先輩を差し置いてぶっちぎりの上170、下110・・・ ヤバイぞ、これは・・・

でも、ここはブルガリア。昆布だのわかめだのなんてものは日本から送ってもらわないとありません。ブルガリア式の血圧降下法は??? 

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最後のいたずら

2007-11-15 02:07:33 | ネコ

すっごく悲しいお知らせですが、今日うちのネコ、ヒゲが死んでしまいました。

ほぼ1週間前、朝まで一緒に寝ていたヒゲは外に出かけましたが、帰ってくるなり大声で鳴きはじめ、その後何度も何度もトイレに行って力んでも何も出ず、嘔吐したり、失禁したり・・・ この田舎町ペルニックに獣医はいるのか? そういえば友人のボグダンカばあちゃんが以前に、飼っているネコをお医者さんに連れて行ったらすぐよくなって今も元気だ、というような話をしてたなあ~、と言っていたのを思い出して尋ねてみました。

「ああ、モシノ(町名)のめがね屋さんの隣よ~」

しょっちゅう行っている所だけど入口がジミで分からなかった・・・ それにブルガリア語で獣医って正確には何ていうのかわからなかったし・・・(!!) ここのレンコフ先生が「これはここでは手におえない。たぶん手術が必要になる。ソフィアのクリニックを紹介するからすぐにそちらに行って!」と言われて、今年2度目の雪でソフィア行きの道路が大渋滞する中、抜け道の山道を通って(そこも立ち往生した車でかなり大渋滞でしたが・・・)ソフィアまで運転して行きました。

血液検査の結果、腎臓と肝臓がすでに非常に悪い状態だということがわかりました。だから手術もナシ。つい2~3日前までコンピュータや本棚の上に登り、はねまわって遊んで、冷蔵庫の前で真摯な視線を投げかけながらエサをくれるのをじーっと待っているほど元気だったのに・・・

レンコフ先生によると、「う~ん、こういうのは年寄りネコにはよくあるんだけど、まだ2歳でしょ?たぶん以前からまたは先天的に悪かったんじゃないかな」 予想もしてなかった!! そういえば前にイスの上でおしっこをしてたことがあったけど、あれはマーキングじゃなくてお漏らし、つまり病気の症状だったの?

お医者さんに注射される時ものすごい勢いで抵抗して、「ローショ・モムチェ(悪い子)! このネコ、いつもこうなのっ?!(少怒)」と言われてしまったヒゲ。まあ、小さい時に近所の子供に蹴られてるので人間不信もあるだろうし、それに飼いネコと言っても半分は外に出ていて、帰ってきても「家庭内ノラネコ」状態に放任していたから仕方ないのかも・・・ でも、最近はひざに自分から登ってきてくつろいで眠るようになったんだけど。 最期に一生懸命姿勢よく(猫背なんだけど)座り、何度かニャーと鳴きました。若いせいもあってか少し苦しみながら息を引き取ったのがかわいそうでした。

Memories キッチンにはヒゲの最後のいたずら、ガジガジかじったハーブティーの箱が残されています。「ウスポコイーテレン・チャイ」、つまり飲むとリラックスできるというお茶だそうでわたしに、と友人からもらったものでした。それをテーブルの上においておいて、一晩したら次の日、箱がこんな状態に・・・ 何でだろうと思っていたのですが、すぐに理由が分かりました。このハーブティー、何でか知らないけど「豚足」をゆでた臭いがするのです!!!(臭っ) おかげでキッチン中が豚足臭くなってしまったのです。 ヒゲにはいい匂いだったのか、ガジガジしたけど中からお肉は見つからず、歯型だけが残りました。本当に最後までワルそーネコの食いしん坊ネコなんだから!!! 何てことを思い出しながらこの豚足臭のするハーブティーを飲んでヒゲを偲んでいます・・・ (写真はお気に入りだったネズミのおもちゃとその箱。)

    

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やっと始まった!! 子供たちの新学期

2007-11-08 23:47:10 | ブログ

前回、選挙の時に子供たちがお小遣いをもらって「選挙運動」(?)をしていたことを書いたのですが、「アレッ、学校は?」と思われた方も多かったのではないでしょうか。(そうでもないか・・・) 実はこの国、所にもよりますがソフィア周辺やここペルニックでは11月6日に正式にウチリシュテ(日本で言う小中学校)が始まりました。だから子供たちはそれまでほとんど何もすることがなく、アルバイトでもしていたわけです。なぜ?と、子供たちに聞くと、

9thschool2 「スタチカ!!」、つまり、ストライキです。

先生の給料が安すぎるのでストが続いていたのでした。最近では首都ソフィアに行けば600~700レバ(日本円で4万8千円~5万6千円くらい)はもらえる仕事が結構あるといいます。外国に行けば月1000ユーロ(つまり2000レバ)くらいの収入は単純労働(たとえば家政婦やオリーブの収穫)でももらえるとか。でも、今までのブルガリアの学校の先生たち給料は300レバ(=約2万4千円)だったそうです。ええ~っ!?!? それってちょっと安すぎじゃないのォ~??と思ってしまいます。日本でも公立の学校の先生は公務員、決して高給ではないとは思いますが、でも、300レバは安すぎるよなァ~。

9thschool1 しかも、その先生たちの要求は「すぐに700レバに上げろ!!」というもので「段階的に700レバにしていく」という政府の方針は受け入れられない、ということで今の今までストが長びいてしまったそうです。そういえば新学期が始まるはずの9月15日の数日前から、うちの近所のデヴェトト・ウチリシュテ(第九学校)は、古い窓をバリンバリン割り落として、新しいアルミサッシを入れる工事を始めました。これじゃあ、新学期に間に合わないだろうに、と思っていましたが、そんなことよりも古い窓のままでも先生も生徒も死なないんだから先生たちの給料にまわしてあげたら・・・

それにしてもかわいそうなのは当の子供たち。5月後半にはもう試験が終わって夏休みっぽくなり、正式には6月15日から夏休み。そして何と9月14日までの3ヶ月、ちょっと宿題が出るくらいで何の勉強もナシ!! その上、今年は先生たちのストのせいで新学期、即また休み・・・ いったい今年は何ヶ月休んだんだ? 今年新入生になった子達なんていつまでたっても勉強が始まらない・・・ タダでさえ、日本に比べると、普段学校があるときでも午前か午後、半日しか授業がないのに・・・ 絶対、すべての履修科目、終わらないよね~。これって超ゆとり教育!? ホント、どうすんのかな??

でも、子供たちは学校がないのがウレシそう。うちと同じブロック(アパートの建物)の子供たちは夜10時半くらいまで外でワーワー騒いで遊んでました。すぐに学校生活に戻れるのかなァ? 今日も学校の前を通りかかりましたが、なんだかひっそり・・・ ホントにやってんのかなあ・・・

それでも今日もニコニコ、「アズナム・スィチコ(全部知ってるモン)!!」という言葉を繰り返しています。ウ~ム、どこから来るのかな・・・この自信。

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