おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ジャンキ干しの行方!?

2009-10-26 18:56:22 | ブログ

Iwashizhankini 田舎に住んでいる、またはセロを持っているブルガリア人とお付き合いしていると必ずあること・・・

「これ、ウチの庭で出来たものなんだけど、あげる!!」

おいしいドマーシュノ(自家製)の、赤くなるまで木で熟れたトマトをもらうとありがたいのですが、たいがいは・・・

「ウチのりんご、いっぱいなったんだけど、誰も取る人がいなくてボトボト落ちちゃって・・・ そのまま置いてても腐るだけだから、集めてきたの。落ちて傷んでるところとか虫食いがあるけど、そこだけ除ければ大丈夫だから! ハイッ!!」 ドサッ・・・ と、何キロも渡されるのがいつものことです。

そしてもらって一番「ありがた迷惑」(!?)だった去年のジャンキ・・・ 今年はジャンキをもらわなかったので、ジャンキを朝ごはんにすることも、ジャンキ漬けを作ることもなくてよかったのですが、去年のジャンキ漬け、ほとんど手付かずのまま残ってる・・・ どうしよう・・・(T0T)

そんなある日、リューリンの市場のいつもの魚屋を見ると・・・ いつもより豊富に魚が入ってるな~! それも結構新鮮そうな!! 「ビャロ・モレ」(ギリシャ、エーゲ海)で取れたお魚にはホウボウや小さなメバル、アイナメなんかも入っています。アクアパッツァに入れるとオイシそう!! ほかには小アジや小サバ、結構新鮮!!

でも、一番目をひいたのが、イワシ!! ピカピカです!! それに何よりも安い!! ほかのどの魚よりも安いんです!! 1kgで3レバ80(=約270円)!! これは絶対に、今日の晩御飯はイワシ!! でしょう・・・ 開いて天ぷらにして食べられるし、それを後から蒲焼にも出来るなあ・・・ 

「あっ、でも待てヨ・・・」 ココで頭の中をあの物体がよぎりました・・・ イワシをジャンキ干しと一緒に煮付けにしよう!! 梅干煮ならぬジャンキ干し煮だ!! これならジャンキ干しをたくさん消費できるなあ~ ということでやってみました。すると・・・

子供の頃、母のイワシの梅干煮はあんまり好きじゃなかったけど、何ともなつかしい味です! 特に煮たジャンキ干しがウマイ!! このジャンキ干しをほぐしてイワシの身と一緒に食べると・・・むむむ、これはイケる!ちょうどジャンキ干しも1年経って塩がなじんできたからでしょうか・・・ 焼酎のお湯割り梅干入り、ならぬウォッカのお湯割りジャンキ干し入り・・・(ウォッカってジャガイモとか何かの焼酎、だよね?) 海外生活の醍醐味(?)、代用日本食でささやかな晩ごはん、でした。

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初秋のドライブ③~またまた大好きなロヴェチへ

2009-10-22 22:12:47 | まち歩き

話は9月のさわやかな頃に戻りますが・・・ 日本からのお客さんが来たときに、「じゃあ、ブルガリア国内ならどこに行こうかな~」と考えると、やっぱり、「美しいし歴史的にも面白い」+「そんなに遠くなくて交通も不便ではない」というチョイスになっちゃいます。コプリフシュティッツァもソフィアからは遠くはないけど、主要道路からのアクセスがよくないし、メルニックはギリシャに行く途中に寄れるし・・・ で、またもやロヴェチへ!!

Lovechhilltop 伝統的な石屋根の家の間を抜けて上に登ってみました。今までは途中で引き返していたけど・・・意外とすぐにロヴェチ市内全体を望める広場に出ました。ここは昔の要塞で、石垣や門が残っています。そしてブルガリア独立運動の英雄ヴァシル・レフスキの像が。そして坂の町にはネコが良く似合う・・・Lovechkitten Lovechcityview

この歴史景観地区、その伝統的なつくりの家がレストランに改築されているところが何ヶ所もあります。そのうちの一軒に入ってみました。ブルガリア料理が一通りあり、お客さんにはよかったみたい!! そのレストランはサービスも味も上々でした!! ブルガリア人がいっぱい入っているという事はオイシイってことなんだろうな~。そしてそんな店にはやはりおいしいものを待っているネコたちが・・・Restaurantcats

Poklityatmost1 Poklityatmost2 有名な「屋根つき橋」!! 地元のアーティスト夫婦、プラメンとヤニータによると、この橋、もともとはもっとたくさんの橋脚があったんだそうですが一つ一つが弱くて水害の度に流されてしまったり、木造だったせいで火事で焼け落ちてしまったりしたんだとか。で、今はどっしりとした橋脚が2つだけ。そして昔の木造だった頃のデザインを摸していますがコンクリートと鉄で出来た橋・・・ 彼らがくれた昔の橋の写真と比べると、橋脚だけじゃなく橋の雰囲気もずいぶん違うことが分かります。

Bridgeentrance でも、昔からこの橋はロヴェチのシンボル!! この写真の時代には橋の中に散髪屋さんがあって、散髪の合間に音楽を奏でる「理髪師オーケストラ」があったんだって! いまでも橋のたもとだけでなく橋の中にも小さなお店ではおみやげやブルガリアの工芸品だけでなく、旅行会社に宝石屋さん、それにバーニッツァ、ピザやケーキも食べられるカフェまであります!! そんな中で売られているプラメンとヤニータの絵!! 今回もお客さんと自分たちのおみやげに買って帰りました!!Bridgedrawingwithflower  

ねっ!ステキな絵でしょう? みなさんもブルガリアにおいでの際は、ロヴェチに「ぜひ、一度、お越しくださいっ!!」

 

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季節の話題あれこれ・・・ブルガリアから

2009-10-21 17:40:32 | まち歩き

20091020rainbow 急激に秋も深まり、もう12月のような寒さです。そして夜が明けるのがずいぶんと遅くなったブルガリア・・・ 冬時間に切り替わる前のこの時期、朝7時でもまだ真っ暗・・・ そして霧でもや~っとした日々・・・ 寒い雨の日が多い・・・ 

どんよりとした日、雨が降り出すと憂鬱になります・・・ これから冬に向けて暮らしが厳しくなる時期、年金生活者やベスドムニ(ホームレス)に暖房のための特別手当が出るらしい・・・ でも、そんな額では「焼け石に水」、と言うわけで、こんなニュースも・・・http://news.ibox.bg/news/id_871676079 友人たちの住む町、黒海沿いのブルガスでトロレイバスのケーブルが盗まれたので運行不能になっちゃったんだって・・・

確かに修理したばかりのペルニックの高速道路、側溝のフタが、側溝だけに「速攻」で(失笑)盗まれてたけど・・・ 道路の街灯もブッタ切られていた!! こういうのを盗んで売るほうも売るほうだけど、買う鉄くず屋も買うほうだ!! (盗品だってすぐ分かるだろっ!!) そしてテレビや新聞のニュースは、その理由をあまり追求せず、いつもの責任転嫁・・・

そんな暗い季節の始まりでもちょっといいことが!昨日の夕方、グレーの空にくっきりと虹が!! 外側の虹もくっきりと見えます!! 7色以上もありそうなとてもきれいな虹でした・・・

Wineandmirin それから、去年ぶどうをどっさりくれたペルニックのバリュとエメが「今年はぶどうが病気にやられてダメだ・・・」と言っていたのであきらめていたワイン作り、これまた頻出のロザンとヴィオレッタが「ウチのロザ(ぶどう棚)のレコルタ(収穫)よ!」と言ってぶどうを5キロくれたので、今年も出来ることになりました!! ずいぶん前に仕込んだ味醂も、どうなってるかな?ということで一緒に記念撮影・・・ 今年のワイン、どうなるかな? 暗い時期のちょっとした楽しみです!!   

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秋の大そうじ!! 模様替えの季節です。

2009-10-19 06:29:16 | まち歩き

とうとう今月の13日、ビトシャ山に初冠雪!! その日からソフィアはいきなり「冬」に突入!? って感じで寒くなりました。その日の夜には雪も混じり気温もマイナスに、日中も10度くらい・・・ サブ~っ!!! その前の週まで半そでを着ていたのに急にセーター+ダウンジャケット!!

ブルガリア人の友人たちも慌てはじめました。「カーペット洗ってない!! 窓、拭いてない!! カーテン洗わなくっちゃ!!」・・・ そんな友人の一人ヴァーニャは「ブルガリアでは初雪を見たら半袖の服をしまうとちょうどいいのヨ!」 なんだかスゴイ変化です。

この時期、家具屋やDIYショップの宣伝がよく入ります。日本もそうですけど、こういう季節の変わり目ってお部屋の模様替えをしたくなりますね~。ブルガリアでは、すすの出やすい薪や石炭を燃やすタイプのペチカをよく利用しているせいもありますが気楽に壁紙を張り替えます。ブルガリア語で壁紙のことを「タペティ」といいます。もともとブルガリア人の好きなラクダ色のモヤモヤ~っとした柄や、北欧から輸入したっぽい明るいカラフルなもの、凹凸のあるものなどなど・・・ 値段もピンキリです。慣れてくると2年に一回くらい壁紙を張り替えていて、貼り方もシロウト目にはきちんときれいに見えます。比較的安く、一気に部屋の雰囲気を変えられる模様替えですネ。

Mebelendom2Mebelendom1さらに最近は若い人たちに人気なのが、家具などのインテリア関連商品を一ヶ所で扱う大きな店!! だいたい大きな四つ角にドドーンとビルが建つと、そこには「メベリ」(ブルガリア語で家具の意)の看板が!! 中には高級感漂うヨーロッパの「本物」から、合板で作られた見た目モダンな若い人向けのものまでいろいろ!! 一つ一つ、壁紙、カーテン、ベッド、ソファーやテーブル、それにシーツやカバー類からスリッパやカーペットに至るまで、トータルに、いわゆる「お客様にご提案」しています。ワ~!! ステキだけど、こんなのブルガリア人に見せちゃったら、お金なくてもみ~んな買っちゃうんだろうな~、クレジットで・・・

実際、友人のラトカは去年結婚してこういう家具をトータルで購入したそうですが、現金がそろわずクレジット・・・ その上、家具の納入日に家のレモント(修理、もしくは改装)が間に合わず家具屋の有料倉庫においてもらわなければなりませんでした。一日ごとに倉庫使用料がかかる上に毎月その家具代も返していかなければなりません。(っつ~か、それに加えて家のレモントにもかなりお金をかけた!!)

こんなに貧乏なブルガリアですが、なぜだか人々は財布の中にいっぱいビザやマスターなどのクレジットカードを持っています。銀行なんかが簡単に発行するせいか、はたまたEU加盟国だから? そのせいかな~・・・ ソフィアの、あの外観はとてつもなくバッチぃ感じの共産団地の中はすっごくオシャレに、モダンになりつつあります・・・

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初秋のドライブ② ソルン・・・じゃなくてテサロニキへ!!

2009-10-11 04:14:47 | まち歩き

日本人のお客様が遊びに来てくれました~!! ワーイ!! 日本語がしゃべれるゾ!! 日本語をいっぱいしゃべれると脳が安らぐ気がします・・・ 

でも、日本人の友人たちを「ブルガリアに来て!!」と誘うときによく言うのが・・・ 「ブルガリアにおいでヨ!! ギリシャもトルコも近いしさ~!!」って、これってブルガリアに誘ってないジャン!?(笑) だって日本人にとってブルガリアって未知の国なんだもの。「ブルガリア?ヨーグルト?!」ってすぐ言われちゃうし・・・ 「何があるの?」と聞かれると説明しづらいな・・・ でも、いいところなのヨ、ブルガリア、ホント。

Solunstreet で、今回のゲストも、ブルガリアの名所にはお連れするとして、ギリシャ、テサロニキに一緒に行ってみることにしました。今回は週末ではなく週中からダ!! これってとっても大事!! なぜかと言うと、ギリシャは日曜日は本当にお店がみんな休み!! になってしまうのです。また祝日も多く、そうなると大型スーパーも何もかもお休みに!! 買い物できない!!

Solunpazarentrance でも今回は土曜日が含まれていました。日曜日がお休みの分、土曜日は地元民にとって買い物の日!! 朝の市場がおもしろいということで、観光客の私たちも地元民にまぎれに行ってみることにしました。

Solunfishmarket Solunfishmarket2とにかくスゴイ!! お魚、イカ、エビ、タコが山積み!! 他の海辺の都市に比べると少々お高いかもしれませんが、しかし、日本人の私の食べたいと思う海産物が山盛り!! 鯛や舌平目(クツゾコ)、それに何と!! アンコウまで!! どうしてもおいしいお魚が食べたくなったらソフィアからクーラーBOXをもって買いに来ればいいのネ!! 冬には絶対「鮟鱇鍋」するゾ!!

Solunolivesoap Solunnaturalshop  この市場、そのほかにもオイシそうな野菜やお肉の店も充実!! さらにハルバ、ロクムなどバルカン地方の甘味を扱う店や、ギリシャ製のオリーブ石鹸などを扱う自然派の店、そしておいしいものを食べさせてくれそうなタベルナがたくさん!!! せま~いところにぎっしり入っています。その時はあまり時間がなくていっぱい買い物できなかったけど、また来よう!!

にしても、ギリシャはまだまだ暑い!! 海からの湿気のせいもあると思うけど・・・ ブルガリアから国境を越えたとたんに暑い!! ブルガリア国内を運転しているとき着ていたフリースを脱いでTシャツに。でも残念ながら泳ぐには少し・・・ よ~し!! 次は冬に避寒&魚を仕入れに来よう!! 片道5時間かかるけど・・・

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