おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

夏至の夕べにオープンエアなレストラン

2011-06-26 03:53:51 | まち歩き

ここのところ日中30度以上になるソフィア・・・ 暑いヨ~(汗) 乾燥した暑さは日本のしけった暑さと比べて過ごしやすいですが、体にはある意味悪い!! 水分の必要な人体から容赦なく水を奪います。ちょっとパザールに買い物で15分くらい歩くときでも、水のボトルを持つか、行った先で飲み物を買って休憩するかしないと夕方ガクッと疲れた感じが!!

Beerandwineintheevening 夜は9時半くらいまで明るく、午後6時過ぎくらいから人々は通りに出てきてカフェに入り、友人たちや家族達と何か呑みながらウダウダする・・・ これがブルガリアのこの時期の過ごし方ですね~

そうだ!! この、1年で一番日の長い時こそ、オープンエアなカフェ、レストランだ!! リューリン3丁目、コーペラティブニヤ・パザール近くのピッツァリア「ジェペト」!! おいしくて、セルビチョールキ(ウェイトレス)のサービスもよく、ピザが安くておいしいのでいつも人でいっぱい!! 特に通り沿いのテラス席はなかなか空きません。でもそのときはたまたま1ヶ所空いてました~♪

Margeritaandcool ビール、赤ワイン、サラダ、ピザ・・・ と、あとこの店ではじめてスパゲティもとっちゃおーっと・・・ なになに?「スパゲティ・ネアポリスキ」・・・アヤシイ「ナポリタン」的な名前ですねぇ。でも「スパゲティ・ナポリタン」って日本発祥じゃなかったっけ? と出て来たのはまさしく、ケチャップで赤く色付けされた、玉ねぎ、ピーマンの入った日本の「ナポリタン」、さすがに日本のタコさんができるウインナーに似たブルガリアのクレンビルシ(合成ソーセージ)は入ってなかったけど・・・ これは日本のレシピ? 私の舌にはなじみ深い、給食並みのフニャスパで、結構イケました。(でも、イタリア人が食べたら激怒するだろーな・笑)Neapolski

Torimonocho おいしいワインとお食事で気分良く食事していると、目の前の通りを警察車両が走り抜け、一台の赤いBMWを停車させました。何やら不穏・・・ トランクやシートの下を開けさせて何やら探しています。もしかして不法タバコか、ナルコティツィ(クスリ)か?

リューリンのパザール周辺は不法タバコの一大市場で、いつもロマの人たちが「ツィガーリ!、ツィガーリ?」(タバコいかが?)と販売しています。ちょくちょく警察がはっていますが、彼らがいなくなるとまた何もなかったかのように売り始め、見ていると結構みんな買っています。そういうタバコは箱の表示がブルガリア語以外の言語なのですぐ分かります。

ピザをほおばりながらリアルな警察の捕り物シーン・・・ テレビじゃないのよね・・・ もう日常な風景でみんなも普通に食事してました。

このリューリンのパザール周辺には他にも、カクテルバーやバーベキュー・レストラン、ビラリア(ビアホール)もあり、夕方から人でいーっぱい!! 夏の一番いい時期に利用しない手はないですネ!! 飲んで食べても一人10レバ(約5ユーロ)くらいですヨ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弾丸ツアーでブルガス!隠れ名所発見!!

2011-06-25 03:31:46 | まち歩き

家族でもうバケーションに行ってる友人にどうしても会わないといけなくなってしまいました。予定が詰まっていて空けれるのは1日だけ、それにガソリン高の今日この頃・・・ どうしよう・・・ 

そうだ!! 列車で0泊2日の弾丸ツアーだ!! 朝早くソフィアを出る列車に乗れば午後早くにブルガスにつけるから、用事を済ませて夜行列車で帰ってくればいいな!! 最近ブルガリア国鉄には「ビジネスクラス」寝台なるものがあるらしいゾ!!

Window この時期、日が一番長くて、もうバケーションシーズンが始まっているブルガリア。せっかくブルガスに行くのなら海もいいな!! とウキウキしながら、水着も持って、朝7時20分ソフィア中央駅発ブルガス行きの列車に。この列車、ブルガリアの超有名観光地、コプリフシュティッツァ、カザンラク(バラの谷)を抜けてブルガスに向かいます。コプリフシュティッツァ駅を過ぎた列車はループ線をぐるっとまわってバラの谷へ!! バラの季節は過ぎちゃいましたが、それでもまだちらほらとピンクが残るバラ畑、それに満開のラベンダー!! なんだか金属っぽいホコリでざらざらする何の特徴もない列車ですが、車内は山や海のリゾートに向かう人たちの期待に満ちています!!

Burgasstation  Bikinigirlsブルガス駅に降り立った人たちは、ポモリエ、ネセバル、サニービーチ、それにソゾポルとそれぞれの目的のリゾート地へ。駅のホームにも「民宿あります」とプラカードを持ったデャドフツィ(じいちゃんたち)、バビチキ(バーちゃんたち)がお客獲得に奔走中(笑) 街はまだまだリゾートシーズンが始まったばかりですが、 それでも男子は上半身裸、女子はビキニで闊歩する若者達であふれています・・・ Dyunerあっ、それからおもしろいのが、ブルガスのドネルにはご飯が入ってるんですよ!!

今回せっかくブルガスに来るんだったら、用事の前に行ってみたいところが2つありました。1つは「ブルガスキ・ミネラルニ・バニ」、つまり温泉!! ブルガス出身の友人、エモとエヴェリナがわざわざそれぞれの両親に問い合わせてくれて公共交通機関で行く方法を調べてくれたのですが、それ以上に私の心を捕らえて放さなかったところ、それは

以前から気になっていたブルガスの隠れ名所、「ソルニッツィ」、塩田を利用した塩泥パック美容法!! お肌に良さそうな泥を塗りたくって、太陽で甲羅干ししたらそのまま黒海にドボーン!! う~~む、最高のリゾートじゃないですか?

Terracemuseum Mosta ブルガスの海浜公園を町の中心の歩行者天国から抜けていくとテラスから海岸線を一望できます。もう泳いでいる人たちでいっぱい!! この前(去年の4月)に来たときは廃屋だったテラスの建物が、なんと今回はきれいに改築されて美術館になっています!! いろんなところに少しはリゾート都市のやる気を感じさせる改装・・・ モスタ(橋)からずーっとずーっと歩いて、ウィンドサーフィンやパラセールをやってるところを通り抜け、それこそ海浜公園を端から端まで歩いて、公園が終わってもとにかくどんどんどんどん歩いて、小一時時間歩いたでしょうか、

Solnitsientrance 「ソルニッツィ」の入口のゲートが!! でも、あんまりリゾートっぽくないぞ?と思ってガードマンのおじさんに聞くと、

「ここから中に入って事務所を過ぎると木の桟橋が渡してあるところで人がいっぱいいるから分かるよ」とのこと。そうなのか・・・ とぼちぼちトロッコの線路に沿って歩いていくと

道路と線路をはさんで左手には塩田、右手に海!! 左の方から泥を塗って真っ黒になった人たちが線路を渡って海の方に歩いていきます!! あっ、ここだここだ!! 

Saltpool 浅くて塩分濃度の高い池と、

Likedeadsea 底にミネラル分たっぷりの泥がたまった結構深い池。でも、さすがに塩分が濃いので死海みたいにプカプカ浮きますよ!! 泥や塩の結晶を塗って15分から20分、それを何回も何回も繰り返していると治療になるんだとか。しばしプカプカ浮いて泥を塗ったら・・・

Solnitsibeach 今度は黒海にダイブ!! もっ最高!! 

今回は急に決まった弾丸旅行だったので寝台列車には乗れませんでした。なんでも1ヶ月前に予約しないとあっという間になくなるんだとか。でもブルガリア国鉄の寝台車、見てみたら大体内容が分かっちゃいました、ビジネスクラスといってもねエ・・・ まぁ、次にくるとしたらあまりに弾丸ツアーじゃもったいない!! 車で来て、海も塩田も温泉もぜーんぶたのしみたいなっ!! 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホワイトアスパラガス!! ヨーロッパの初夏の味。

2011-06-18 20:28:45 | ブログ

6月に入って毎日昼ごろには30度近くまでになる夏らしくなったソフィア・・・ トラキア地方のプロヴディフやパザルジックはこうなると30度を越えているでしょう。サマータイムのせいもあり、夜も9時過ぎないと暗くならない、1年中で最も私が好きな季節!! だって明るい時間がこう長いと、なんだかトクした気分!!

そんなある日、ヨーロッパの大農業国フランス系スーパー「カルフール」でこんなものが!!Asparaandcider

ノルマンディー地方のりんごの発泡酒「シードル」と「ホワイトアスパラガス」!! さすがはフランスのスーパー!! フランスらしいものが売ってるなあ。

Manetic1 そういえばマネの絵で「アスパラガス」というのがあったなあ。「一束のアスパラガス」の絵の代金を余計にもらって気をよくしたマネが、「1本抜けてました」ともう一枚書き足したアスパラガス。1本だけの絵の方がのびのび描かれていてアスパラがおいしそうだ、というコメントすらある・・・ 

Manetic2 ブルガリアでもコレを売っているとは・・・ マネの絵の構図を真似して写真を撮ってみましたが、ネギがなかったので青物がちょっと・・・ それにマネの絵のアスパラガスの束は買ってきた束の倍はある・・・ ということは10レバ以上しちゃう!! この値段だったらジャガイモ10kg買えちゃうヨ。(ビンボー性なもんで・・・)

ええーっ!? どーやって食べるんだろう? 庶民なワタクシ・・・ ホワイトアスパラは缶詰で、マヨネーズをかけて食べることしか知らなかった。でも 他のヨーロッパ在住の方々のブログによると、これはどうもこの時期の旬の味らしい。それにしても自分で茹でてどうにかして食べるというのははじめてだ!!

こういうときこそネットの威力!調べてみると・・・ ふむふむ、どうも「オランデーズ・ソース」なるものが必要らしい。材料を見ると、卵とレモン汁、白ワインとバター。仕上げに塩、コショウ・・・ おお~っ、なんかカッコイイな~。でも、なんだか温かめの高級なマヨネーズ?(庶民でアラフォーな私はどうも自分の知っているものと関連させがち・・・笑)

ソースなしでもシンプルにオリーブオイルとパルメザンチーズでいただくというのもいいそうです。

レシピ通りに茹でていると、そのレシピのサイトに「日本のウドと似た味です」と言う、私的にはちょっとガッカリ情報・・・ えー、ウドなんだ・・・。山に行った人からもらう田舎の山菜的なぁ?フランスの旬の味とはかけ離れているような。でも、本物を食べてみたら、ウドとは違った風味と甘さ、そして旬の野菜が放つさわやかな苦味とクセもちょっぴり。う~む。今しか食べられない味って感じ。

一応農業でも身を立てようとしているブルガリア。ここでもいつかホワイトアスパラガスが地元で作られる日が来るのかな?

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブルガリア式クールビズ?② さわやか!! 「甘酸っぱ系」味が売れてます!!

2011-06-17 22:46:42 | ブログ

クールビズ・・・洋服の話じゃあないけど、クールに暑い夏を過ごすためのお話って事で(笑)

ここのところ連日30度近くまで気温が上がるソフィア・・・ 今年はなんだか夕立も多く、5~10分サーっと降るだけでその後はかえってムシムシしてきます。まだまだ6月だというのに・・・

こういうときは冷たいものがほしくなります。大通りになるバス停にはきまって売店があり、最近はどこでもアイスクリームのショーケースが!! おばさんに「アイスがほしいんだけど」というとケースのカギをもって出てきてくれます。

昨年までは、この国でアイスというと、超超極甘のアイスクリームにフルーツっぽいソースや、チョコやキャラメルがマーブル状に混ぜ込まれているものが多く、「冷たくておいしいけどサッパリはしない」ものが多かったのです。一度レモン味のアイスを見つけたので「これでサッパリしたい」と買ってみたところ・・・ レモンの色とにおいのするベタベタ甘いクリームアイス、サッパリするどころか、その後に苦いコーヒーが飲みたくなるほど・・・ レモンという名前にだまされた!!って感じでした。

でも今年あたりからは結構甘酸っぱい、サッパリ味も多く出てきています。

Pirulo1 ネスレのアイスキャンディー「ピルロ」はその中でも秀逸!! トロピカルフルーツのネジネジ・アイスキャンディー!! 日本人の私に、昔よく食べた「みぞれ」や「ガリガリ君」を連想させる、いやそれ以上の酸っぱくてサッパリな後味・・・ 暑~い日に食べるとおいしい!!

そこまで暑くない日に食べたいアイスクリーム系も以前よりも種類がそろいました。チョコバー(キットカットやスニッカーズ)のアイス!! それに最近のヒットは「ニルヴァーナ」(おいしすぎて「涅槃」の境地?!) エスプレッソと一緒に食べたりします。Piruloandnirvana

OMVやルクオイルといったガソリンスタンドのショーケースはあなどれませんゾ!! お値段は3レバ(=約170円)と、ちょっとお高めですが、期待しないで口に入れたら・・・ んんん~!? 何コレ~♪というほどおいしいのにあたってしまいます。おっと、カロリーは低くないものが多いです!! ダイエット中にはちょっと・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パナギュリシテ ~「ドマーシュノ」でいっぱいのブルガリアの田舎暮らし

2011-06-13 00:59:46 | まち歩き

ラトカとルスランのクモベ(お仲人さん)、デヤンとナトカ。彼らの住む町パナギュリシテは以前は軍需産業で栄えたようですが、今は食品工場と縫製工場があるくらい。生活は楽ではありませんが、同時に人々は自宅に畑を作り、その産物で生活したり、昔ながらの酪農と牧畜業で暮らしているので、質のいい農産物や乳製品には事欠きません。

Ochipopanagylski その一つ、デヤンの手作りシリーズ!! ソフィアを夕方遅くに出発したのでパナギュリシテに到着したのは10時ごろ。軽い晩御飯に「ヤイツァ・ポ・パナギュルスキ」(訳すと、パナギュリシテ風卵料理)という、ブルガリア中で有名だけどこの町の名前を冠したメニューをいただきました。ソフィアでこれをたのむと、ポーチドエッグにヨーグルトですが、ここの家のは搾りたての地元産牛乳を使って手作りしたやわらかいシレネにパプリカ、オイルをかけたタイプ。こちらの方が味が濃厚でおいしい~♪

さらに次の日。ナトカは、マゼ(地下室)から瓶詰めをいっぱい出してきました。そのうちの一つは「ゼレ・スス・スビンスキブズィ」。豚のホホ肉(言ってみれば豚トロですよ!)をキセロ・ゼレ(キャベツの漬物)で煮たものです。これもすでにビンに入っていて、温めるだけ!! パンとよくあいます。

さらにトマトジュースのビンをいくつも・・・。「このトマトジュース、トマトの種を販売する会社の副産物なのよ。圧搾機から出る、種を取った後のトマトジュースをすごく安く売ってもらって、ぜーんぶ瓶詰めにしておくと、煮物にしたり、ラキヤのチェイサーにするのに便利なのよ。」 煮物をするとき、水はゼロで、100%トマトジュースで作る・・・ お~ゼータク。ジュースそのものを味見させてもらうと、香り高くトマトの甘味がきわだつ感じです。

Akubineko 「さあ、デザートはいかが?庭にいっぱいイチゴがなってるの。赤くなってるのは食べごろだから、どんどんちぎって食べて!!」 オオ~っ♪ 車庫の上がベランダになっていて、ネコがのんびりひなたぼっこをしている横に、イチゴがたわわに!! ネコはイチゴは食べないし、鳥が来たら追い払ってくれそう。そしてこのコがまた愛想のいいネコで、人が通るのを見るといつもやってきてニャー(なでろニャー)と催促・・・Catinpanagyuli6te  

Ichigo露地モノのイチゴは甘くておいしい!! デヤンとナトカ曰く、「このイチゴ、何もしなくても暖かい間はどんどんできるんだよ。それに冬に雪が降っても、特別な世話なしでまた春になるとでてくるんだ!」 ワー、そんなに強いんならソフィアのうちの窓の外のプランターでもイチゴなるかな? と苗を分けてもらいました。おみやげはその苗と、自家製のラキヤ、そして、ひょいっとデヤンが出してきた、ミネラルウォーターの1.5リットルのペットボトル・・・ 手書きのシールで「ロゾヴァ・ヴォダ」!?Rozovavodairakiya   

バラ祭りで見学したローズオイル蒸留所の副産物、ローズウォーターを1.5リットルもっ!? デヤンが仕事でストレルチャに行く関係で、蒸留所の知り合いからもらえるんだそうです。これぞプリヴィレーギヤ(特権)!! ブルガリアって知り合いがいると「ドマーシュノ」もので何かすごーくゼータクできたりします。Panagyuli6tehotspring   

Panagyuli6tehotspringoutside パナギュリシテ、今まで気づかなかったけど、ここにもなかなかいい温泉が湧いています。町の真ん中に、家族風呂や手作り感あふれる(?)サウナ、そしてタンゲントール(最初は何だ?と思いましたが、ジャグジーの意)もある温泉施設があり、こちらもなかなか楽しめます!! ブルガリアの田舎町の素朴でおいしい暮らし、まだまだ発見できますネ!! 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする