ある日の夜、外から帰ってきたら真っ先に家に(窓から)入ろうとする「ほとんど黒猫」が一匹。あれ、ヒゲだ。いつもは呼んでも探しても帰ってこず、自分の好きなときだけ帰ってくるのに、どうしたんだ? なんかミョーにゴロゴロ言ってるし。
と、白いタイルの上を歩いたヒゲの足跡を見てビックリ!! 血が点々と・・・ えええ~っ!!? どうしたヒゲ!? どこで怪我したんだ? よく見ると血の出ているのは左前足。指と指の間を深く切っていてそのせいかツメを一本しまえなくなっていました。ちょっと触れたり、出っ放しのツメがふとんやイスにひっかかると「ギイヤオウ」と飛び上がる始末・・・ これって重症じゃあないのかな? 獣医さんに連れて行こうにも、ちゃんと診てくれるのかな?(第一、動物病院があるかどうかも・・・)
そうこうしているうちにベットに登って寝始めました。さみしいらしくいつもよりもスリスリやってきます。そしてツメをふとんに引っ掛けては「ギャオ、ギイヤオウ」といらだたしげな声をあげています・・・ ヒゲ、わたしのせいじゃないよね・・・
次の日は雨・・・ この手負いネコを外に出すわけにはいかない・・・ でも、これまでずっとトイレに行きたいときには自分で外に出て行っていたので外に出たがるだろうなあ。せめて怪我が治るまでの間だけでもうちの中にいられるようにネコトイレとネコ砂、買ってこよう。
ソフィアの「ヒット」で買って来たネコトイレとネコ砂、合計で13レバ(約1000円)くらいでした。問題は、しつけも何もしていない半ノラのヒゲが、きちんとトイレを使えるかどうかです。とりあえず、本人(猫?)の前においてみました。すると、すぐに興味を示し、ましたが・・・ ヒゲはトイレの中の砂の上にどっかりと座って居心地よさげ・・・ 「いいすわり心地だニャ」 ちが~う!! ヒゲ! それはトイレだ!!! お前の寝床ではな~い!!
でもその後すぐに彼はこの箱と砂の用途を理解したらしく、ここで用を足すようになりました。ああ、よかった。
その後も何日か出血が続いていましたが、約2週間後、傷もほぼ完治し、出っ放しだったツメもどこかで取れてしまったようで引っ掛けて痛がることもなくなりました。指一本落としちゃった、て言う感じなのかな? でも、この怪我のあと、けんかに強くなったみたい。いつも負けてばっかりだったトラに対しても少し優勢になった感じがします。怪我のおかげで「ひと皮むけた??」
今ではすっかり元気になったヒゲ。そしてネコトイレもすっかりお気に入り。今では外で散々遊んで、家に帰ってきて用を足して、すっきりした顔でまた遊びに行きます。オイ、そんなに外にいるんだったら外で用を済ませて来い!! ああ、「親の心、子知らず」ならぬ、「飼い主の心、猫知らず(かまわず)」。昨日も「ノミがいてかわいそうだから」とつけたノミ取り首輪(5レバ)、あっという間にどこかでなくしてきちゃって・・・
ブログアクセサリで前から気になっていた「maukie」、つけてみました。だってすごくヒゲに似てるんだもん・・・ みなさん、かわいがってね。