おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ヒゲ、大ケガ!!! 大丈夫??

2007-06-21 20:39:50 | ネコ

ある日の夜、外から帰ってきたら真っ先に家に(窓から)入ろうとする「ほとんど黒猫」が一匹。あれ、ヒゲだ。いつもは呼んでも探しても帰ってこず、自分の好きなときだけ帰ってくるのに、どうしたんだ? なんかミョーにゴロゴロ言ってるし。

と、白いタイルの上を歩いたヒゲの足跡を見てビックリ!! 血が点々と・・・ えええ~っ!!? どうしたヒゲ!? どこで怪我したんだ? よく見ると血の出ているのは左前足。指と指の間を深く切っていてそのせいかツメを一本しまえなくなっていました。ちょっと触れたり、出っ放しのツメがふとんやイスにひっかかると「ギイヤオウ」と飛び上がる始末・・・ これって重症じゃあないのかな? 獣医さんに連れて行こうにも、ちゃんと診てくれるのかな?(第一、動物病院があるかどうかも・・・)

そうこうしているうちにベットに登って寝始めました。さみしいらしくいつもよりもスリスリやってきます。そしてツメをふとんに引っ掛けては「ギャオ、ギイヤオウ」といらだたしげな声をあげています・・・ ヒゲ、わたしのせいじゃないよね・・・

次の日は雨・・・ この手負いネコを外に出すわけにはいかない・・・ でも、これまでずっとトイレに行きたいときには自分で外に出て行っていたので外に出たがるだろうなあ。せめて怪我が治るまでの間だけでもうちの中にいられるようにネコトイレとネコ砂、買ってこよう。

Higetoaletna ソフィアの「ヒット」で買って来たネコトイレとネコ砂、合計で13レバ(約1000円)くらいでした。問題は、しつけも何もしていない半ノラのヒゲが、きちんとトイレを使えるかどうかです。とりあえず、本人(猫?)の前においてみました。すると、すぐに興味を示し、ましたが・・・ ヒゲはトイレの中の砂の上にどっかりと座って居心地よさげ・・・ 「いいすわり心地だニャ」 ちが~う!! ヒゲ! それはトイレだ!!! お前の寝床ではな~い!!

でもその後すぐに彼はこの箱と砂の用途を理解したらしく、ここで用を足すようになりました。ああ、よかった。

その後も何日か出血が続いていましたが、約2週間後、傷もほぼ完治し、出っ放しだったツメもどこかで取れてしまったようで引っ掛けて痛がることもなくなりました。指一本落としちゃった、て言う感じなのかな? でも、この怪我のあと、けんかに強くなったみたい。いつも負けてばっかりだったトラに対しても少し優勢になった感じがします。怪我のおかげで「ひと皮むけた??」

今ではすっかり元気になったヒゲ。そしてネコトイレもすっかりお気に入り。今では外で散々遊んで、家に帰ってきて用を足して、すっきりした顔でまた遊びに行きます。オイ、そんなに外にいるんだったら外で用を済ませて来い!! ああ、「親の心、子知らず」ならぬ、「飼い主の心、猫知らず(かまわず)」。昨日も「ノミがいてかわいそうだから」とつけたノミ取り首輪(5レバ)、あっという間にどこかでなくしてきちゃって・・・

ブログアクセサリで前から気になっていた「maukie」、つけてみました。だってすごくヒゲに似てるんだもん・・・ みなさん、かわいがってね。 

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追跡調査!! 穴場だゾ!「イチゴ村」

2007-06-18 21:03:38 | まち歩き

雨がぐずぐずと10日ほど降り続けたこちらペルニックでしたが、その後天気も回復しいよいよ夏らしくなってきました。

日本から来てくれた友人たちとカザンラク、シプカに行った話を先日UPしましたが、そこにチョコっと書いた「ヤゴダ(ブルガリア語でイチゴ)村」についてコメントをいただきました。

「ヤゴダ村には温泉がある!」 へえへえへえ(古。) オオオ~ッ! 温泉大好きなわたしとしてはうれしいゾ!! (Tapoさん情報ありがとうございます。)

前のお客さんが帰国した後にまたお客さんが! 彼女もバラの谷方面に行きたいということなので、ならば再びカザンラク、そして「イチゴ」村に行ってみよう!! ということになりました。

Yagoda2 スタラ・ザゴラからカザンラク方面に走ったところにある村「ヤゴダ」。入口の看板が・・・ けっこうデカくて、そしてサビサビの古さだ。でもちゃんと「ミネラルニ・バニ」つまり温泉があると書いてある・・・ 温泉を探して車を走らせると村を通り過ぎてしまいましたが、Yagoda1 そこにも看板・・・ しかもコレって!! ソ連の旗じゃん!!(さびてるけど、確かに!!)ってことは、共産時代、ソ連人がヤゴダ村の温泉に入りに来たのか? でも、現在の雰囲気はブルガリアにありがちなさみしい感じ。馬がモサモサ草をはむ道端を車で入ってみました。 おおっ、この建物の感じ、もしかして・・・ あった~っ!! ブルガリアの温泉を渡り歩いてきた(?)わたしのハナがヒクヒク反応!! けっこう由緒ある建物だなあ・・・

でもこの日は急いで帰る予定だったので今日はロケハンのみ。でも一応、働いているおばちゃんに尋ねてみました。「今日は利用する時間がないんですけど、一人いくらですか?」

Yagodabanya1 「あら~、じゃあ中を見ていけば~?!」 ということで浴槽まで見せてもらいました。オオ~、けっこう広いなあ。共同浴場で一人2レバ、家族風呂で1時間4レバでした。その親切なおばちゃんと少し話しをすることができましたが、印象深かったのが

「あら、あなた日本人なのね。わたしもブルガリア人じゃないのよ」

「えっ、そうなんですか?」

「わたしはロマなのよ。そのことを誇りに思ってるの。」

Yagodabanyaicecream 今までロマの友人たちと話しをしてはっきりと「自分はブルガリア人ではない」と言い切ったのはこのおばちゃんがはじめてだったような気がします。そういえばここの利用者もほとんどロマの人たちだったような。どこの温泉でも共同浴場ではロマの人たちと御一緒するんですが。外では木陰でアイスクリームを売っているおばちゃんと今風呂から上がってきた人たちが・・・

Yagodabasein1 Yagodabasein2 温泉施設の隣は何と、プール! こちらは入場料一人3レバ。外から様子をのぞいていると、これまた親切な管理人のおじさんが「中に入って見ていきなヨ。今日は小さいほうのバセイン(プール)しかやってないけど、このプールの水も温泉なんだ。ケバブチェもビールもあるぞ!夏はスーペル(スーパー、つまりスゴイ!)だ!!」 確かに少々肌寒い日でも温泉プールならご機嫌です!

近所にはさらにプールつきのリゾート施設が建設中!! イチゴ村、これからちょっと注目しちゃおうっと!! また来たらぜーったい温泉入りマ~ス!!

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生演奏付きのレストラン!! ボビーの職場

2007-06-11 15:54:02 | まち歩き

またまた日本から友人たちが来てくれましたーっ!! 日本に帰ることなく日本語を気のおけない仲間と話せる!!! 日本に帰る必要を感じなくなっちゃいますねー。日本の食材、素材を持って来てくれるし・・・

日本から来る友人たちが驚きのあまり口をそろえて言うこと、それは「食べ物がおいしくて安い!!!」 ということ! レストランのメニューは日本円にすると数十円のものからあります。だから申し訳ないほど安く済んでしまうこともあります。

以前にも書きましたがBobisinging 流しの歌手(ペヴェッツァ)をしている友人ボビー。結局仕事を変えることができず、今も歌い続けています。いつもはドゥプニッツァという、ペルニックからひとつギリシャ寄りの町で仕事をしています。メハナ(居酒屋レストラン)「ツァンタリ」で「午後8時くらいから仕事を始めるの・・・」とのこと。日本からのゲストといっしょにその前にドゥプニッツァの近所にあるサパレバ・バーニャでひとっ風呂浴びよう!! その日は土曜日だったので温泉は大混雑!! その上その村の公園ではお祭りがあったようで道にもけっこう人が出ていました。

お風呂を出るといい具合にお腹がすいたのでボビーが歌っている(はずの)メハナに行きました。が、まだ7時・・・ 彼女が歌い始めるまでちょっとネバらないと・・・。アビトレントカ(卒業パーティー)のこの季節、メハナはよくこうしたも催し物の会場になるため、商品の売り切れが続出します。メニューにはちゃんと書いてあるのに「今日は無いのよ。」とセルビチョールカ(ウェイトレス)のそっけない返事。こんなんで2時間近くも待てるかなァ・・・ それでも、オフチャルスカ・サラタなどの大盛りサラダにハムやチーズののっかった一品と少しビールがあるとすぐに時間は過ぎていきます。

でも、8時になっても、8時半になってもボビーは来ません。セルビチョールカに聞いてみると、「9時か9時半過ぎからじゃないかしら」 えええ~!!! そォなの?? やはり来る前に本人に電話で確認しとくんだった。 しょうがないからネバらなきゃ。ちびちびと飲み物を注文しながらセルビチョールカの冷たい視線をかわしていたら、や~っとボビー到着!! 

Mehanatsantali 「あら~!! 言ってくれればよかったのに~! 今日は一日中アビトレントカで歌う仕事してたからいつもより遅かったのよ~!」 と、私たちがいたので彼女は一休みもせず、すぐに歌ってくれました。「日本から来てくれた友人たちに!!」と、得意の歌を披露してくれました。 ありがとう! やさしいボビー!! ソフィアからギリシャに向かう途中、ドゥプニッツァという町のメハナ「ツァンタリ」で夕食をとるなら、週末は彼女の歌声を聞けますよ! 

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「ヌ・パガディ!!」 ~ブルガリアで人気のアニメ

2007-06-08 19:12:09 | アニメ・コミック・ゲーム

ブルガリア人ならだれでも知っているロシア語のアニメ、「ヌ・パガディ!!」

Nu_pogodi どういう意味? 「ブルガリア語では『エ・ポチャカイ!!』 という意味よ」とみんなそろって教えてくれました。つまり日本語だと、「おい、ちょっと待て!!」かな? このアニメ、なんとソ連で作られていました!! ウィキペディアで調べてみると最初の回は1969年・・・ へえ~。けっこう古いのね~。アメリカのディズニーやMGMなどでアニメの歴史は語られるけど、ソ連アニメもけっこうおもしろいものありそう。元アニメオタクのわたしの血が騒ぐぜ!!

「ヌ・パガディ!!」にはヴォルツ(おおかみ)とザエツ(うさぎ)が登場します。おおかみがうさぎを捕まえて食べようとするのは『トムとジェリー』のトムがジェリーを追いかけるのと同じです。が、やはり見るとこのアニメの背景にある社会情勢や細かいキャラ設定がものすごく興味深い!!

このおおかみ、ものすご~いワルです。ヘビースモーカーでその上乱暴者っぽい。道端のゴミ箱を蹴っ飛ばしたり、警官が通るときだけイイコのふりをしたりと、「子供が真似したらどうするの!!」と日本なら怒られそうな素行です。が、ブルガリアでは普通に見る風景。ザエツがお花に水をあげている彼の家はまさに共産体制っぽいブロック(住居棟)!! さらにツィルク(ブルガリア語、ロシア語でサーカスの意)やオリンピアーダ、つまり1980年、日本が参加しなかったモスクワオリンピックなど東欧らしいテーマが盛り込まれています。

なぜ日本人のわたしが今頃このソ連アニメに注目したか? そんなフクザツな理由ではなく、最近この「ヌ・パガディ!!」のDVDが新聞のオマケとして再登場したからなのです。それを手に入れた友人のステフチョから借りてきました。リージョナルコードは同じだけど、方式が違うそうだから見れないかな?? と思ったけど、わたしのコンピュータで何の問題もなく見れました。プロテクトも何にもかかってないし・・・ さらにこのアニメのキャラが卵型チョコレートのオマケになって売られるようになりました。近所の「ビラ」で発見!! すぐに購入してしまいました。

アニメ大好きなわたし的にはこの「ヌ・パガディ!!」、けっこうオモシロい!! 特にオリンピックの巻は大好き! いろんな動物、特にいろんなウサギが出てきます。バスケットボール選手のウサギは主役のザエツ君よりすご~く背が高かったり、空手をする中国っぽいウサギ(ちょっと目が細くてつりあがっている・・・)がいたり、さらにはモスクワオリンピックのマスコット、ミーシャらしき熊がメダル授与に出てきたり・・・ !!超ウケる!! 

日本の皆さんはこのアニメ、どうやったら見れるかな? 調べてみてください。

追記:ありました、ありました。さすが! You Tube・・・

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初夏のドライブ② ~日本人のいるところ

2007-06-06 19:59:45 | まち歩き

バラの香りに感動しつつ車を走らせると、どうやらバラ博物館を通り過ごしてしまったようです。じゃあいいや、と、そのままシプカ峠の頂上を目指してみることにしました。

Shipkapass まずはシプカ町の中のキンキラキンに輝く僧院!! あいかわらずロシアがらみの教会はド派手ですね~。それを横目につづらおりのワインディングロードを登り始めました。ここは露土戦争の激戦地だったそうで、この金ピカ教会はその戦闘で戦死したロシア兵の慰霊のために建てられたそうです。峠の頂上にも見張りのための塔のような「自由の碑」があります。その塔の上り口、峠のパーキングでちょっと休憩しました。

おみやげ物やさんのおばさんと話すと、「えっ?! あんた、何でブルガリア語を話すんだい!?」「えーっと、ペルニックに住んでるんで・・・」 よほど、ブルガリア語を話す外国人が珍しいらしい・・・ でも、シプカって、日本人が住んでいる町としてブルガリア全国でも有名なんだけどなあ~。きっとそこに住んでいる日本人の方々はわたしなんかよりもずっとブルガリア語が上手なはず・・・ でも、こんな観光地になんてもうあんまり来ないのかも。う~ん。なんかシプカに住んでいる日本人の方々とお知り合いになれればと思ったけど、なんのてがかりもないな~、これじゃあ・・・

Shipkacenter 峠から下ってちょっとシプカ町を通ってみることにしました。偶然道を歩いている日本人がいたら話してみたいなあ、と思ったのですが・・・ 残念ながら日本人どころかだれも歩いていない・・・ シーン・・・。静かだ・・・。 ただ、町の真ん中の広場の看板には日本語が。そしてそのはす向かいのメハナは以前シプカ町に移住した家族を紹介するテレビ番組で見たような・・・ これがこの町と日本の間柄を示すものなのかな?

Rosemusiumentrance Rosemusiuminside もう一度カザンラクに向かう途中でバラ博物館を見つけました。入口の看守のおじさんに「ドーバルデン!! 入ってもいいですか?」と聞くと、何でそんなことを聞くんだ?という顔をされました。んんっ?? と、すぐなぞが解けた!! バラ博物館はそのとき何と日本人でいっぱいだったのです!! オオ~!! 日本人観光客だーっ!!! 博物館の入口はバラの香りでいっぱい! 香水用のバラの花びらがかごに入れられておかれているので、その香りでいっぱいなのです。

わたしたちがチケットを買って入ろうとしたところに(またここでも峠のお土産屋さんでの会話と同じ会話が繰り返されたのですが・・・)、わたしたちより前に見学を終えた日本人観光客の皆さんがチケット売り場兼売店になだれ込んできました。何と、その人たち、ローズオイル製品のお土産はこの博物館で買うしかないんだそうです。か、かわいそう・・・ だって、ここ、すごく高い!!! あまりに高くて、「もしかしたらほかの場所では手に入らないほど品質の高い(ここのはローズオイル100%で、ほかのところは本物と称していて、本物は本物でももうすめてあるとか・・・)ものなのかなあ・・・」と思ってしまうほどでした。それに博物館の店員もあんまり商売っ気がなくて品数もありません。でも、日本のマダムたちは列を作って買い物をしていました。お土産にするのかな?

Kazanlak Queensofrose ところでバラ博物館ですが、昔どのようにロゼボ・マスロ(ローズオイル)を抽出していたかなどが、その当時の道具や写真と共に展示されています。歴代のバラの女王の写真も・・・ そして庭はよく手入れされてきれいにバラが咲いていました。バラの香りにつつまれてなんだか自分がバラの女王のようにウツクシクなったような・・・ わけないか。 

コメント (4)
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