おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

SLが今年も走った!!

2015-10-19 22:07:38 | 鉄道

ワタシが「鉄子」であることを知る友人のディアンチョがある日、いきなりviberにnovini.bgのフェイスブックサイトをリンクして送ってきました。元ネタはこちら、「国鉄がレトロ機関車を走らせる」。 おおっ、今年も走るのねっ、SL!! でも、このサイトの最初の写真、蒸気機関車じゃない・・・ fbのコメント欄には、「ブルガリア国鉄のって全部レトロじゃん・・・」とか「この写真の機関車、ディーゼルじゃない?(いやいやディーゼルじゃなくて電気機関車ヨ)」とかみんなツッコミ入れてますが・・・ 

この蒸気機関車、はじめて見る・・・ ブルガリア国鉄のサイトによるとこの機関車46型。で、愛称が「ババ・メッツァ」(ブルガリアの童話に出てくる熊のおばちゃんのこと)って言うんだって・・・ 写真をよ~く見ると・・・ 何と!! 動輪が6つ!! 日本で走ってたSLって、たとえば桐生ヶ岡公園にある機関車や昔華蔵寺公園においてあって最近復活した機関車はC型で動輪3つ、有名な「デゴイチ」はD型だから4つだけど、動輪が6つってスゴイっ!! それじゃすんごく長い機関車になりそうなのに、うしろに石炭を入れる別の車をつないでない、トーマスみたいなタンク機関車・・・ はじめて見る形!! 「くまおばちゃん」の名前にふさわしく何だかデカそう・・・

ニュースによると、SLが走るのは17日(土)と18日(日)・・・ うむむ・・・ 土曜日にどうにか都合をつけてバンキヤに行く途中のあのポイントで絶対写真を撮ってやろう!! と思ってたらターニャばあちゃんに呼び出されたっ!! あァ~・・・ これじゃあバンキヤまで行けない・・・ どうにか用事を終わらせてぽっちゃり韋駄天ムルティプラちゃんをぶっ飛ばして沿線に走ると、どうにかボルーヤック駅の近くまで行けましたが、駅を前にして貨車の入れ替えをしてて踏切が閉まってる~ 間に合うのかあァ・・・ と思っていたら、線路沿いの家の人たちが線路際に出てきて写真を撮り始めました!! 汽笛を鳴らして・・・ 走ってくるぅーっ!! どうにかカメラを取り出し、車から出て撮影できた写真がコレ・・・ 

あんまり躍動感がない・・・ 煙も出てないし、蒸気も吐いてない・・・ でも遠くにワタシの住むリューリンの共産団地が写ってる・・・ やっぱり鉄道写真、上手になんないなァ・・・ (ToT)

けっこういろんなサイトでこのニュースが上がっていました。テレビのニュースのサイトで機関士のインタビューがあるので是非ご確認を。ソフィアへ炭鉱町、ワタシが前に住んでいたペルニックから掘り出したたくさんの石炭を運ぶための機関車だったようですね。なるほど・・・ だから動輪が6つの巨大タンク機関車の「くまおばちゃん」だったんだ・・・ ソフィアとペルニックの間にはヴィトシャ山とリューリン山の間の坂道を通らなきゃいけないしね!! でも、機嫌が悪くなると「熊」で「おばちゃん」だけにたいへんそう・・・

ソフィアの奥座敷、温泉地のバンキヤは「もっと定期的にSLを走らせてくれればいいのに・・・」と言ってるらしい・・・ 確かにアトラクションとしてはいいかも知んないけど、お年寄りのSLのお世話はけっこう大変よ・・・ SLを走らせている日本の鉄道会社もいろいろご苦労があるようだし・・・ それだったら国鉄バンキヤ線にソフィア市地下鉄が乗り入れできるようになればもっと便利になるだろうに・・・ でも、黒い鉄の塊なのに力強く、そして何とも人間クサいSL、ワタシは大好きです・・・   

 

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近所のスーパー「リドル」の「アジア週間」でお酒!!

2015-10-18 18:09:29 | 海外日本食

庶民の街リューリンの中でも端っこ5丁目のヘリにある場末のスーパー「リドル」・・・ この店のホンの目の前に競合相手のスーパー「ペニー」がつい数ヶ月前にオープンした、と思ったらつぶれてしまい、「リドル」のみが残されました。それで、秋風ピユ~・・・という感じ。だいたいこのスーパーの向こうは原野だし・・・

そんな感じなので、「リドル」には最近行っていなかったのですが、ブルガリアにロングステイしておられるbunji_さんのブログの記事を見て、オオっ!! 何だかおもしろそ~!ちょうど牛乳と卵だけ買いに行かなくっちゃだから、と立ち寄って見てみることにしました。なんとアジア食材フェアー、以前にもありましたが、以前には見なかったものが・・・

何より今回の狙いは「Sake」つまり日本酒!! どうやらドイツ製ですが、説明書きはポーランド語とブルガリア語。8レバ50(600円くらい)で500ml。さらにわさびマヨネーズソース。

その他はどちらかというと中華系のものばかり・・・ 日本的なものには「アジアの心」と書かれていますが中華系のものは「亜州的心臓」・・・ まあアジアのだって言うことで日本のだけだと入ってませんからね・・・

早速この日本酒とわさびソースをお買い上げ!! 家で手巻き寿司~!! 別スーパー「カウフランド」で海苔とトビコの瓶詰めを買ってきましたヨ~!! あと、この国ではじめて試すサツマイモ!! 電子レンジでチンして切ってみると中はニンジンみたいなオレンジ色!! てんぷらにしちゃえ~っ!!エッヘッヘ~(喜)!! このお酒、けっこうイケますね~。日本の安いお酒は醸造アルコール大盛りのキツさがあるのに、これはふわっとやさしい・・・ 前の「チョーヤのお酒」もドイツ製だったけど「純米」であることにキビシイのかも・・・ 

この国では「ホワイトリカー」に漬け込んだ果実酒を見たことはありません。ウォッカやラキアに果実を漬け込む、なんてしないしない!! そんなことするんだったら果実ごと発酵させて蒸留しちゃうっ!!(笑) 漬け込むとしたら腰が痛くなったときに塗るようにケスティン(栗、それも食べられないヤツ)を漬けるくらい・・・ 

「アジアの心」お酒の原材料は「日本で発酵させた米」って書いてあるけど、全部日本から材料を持ってきてるのかなァ・・・? まっおいしいからいいや~♪ チョーヤのお酒より安いから、このクオリティーなら、アジアウィークの時だけじゃなくてずーっとリドルに入荷してくれるとありがたいんだけどね~。


そうそう、ちょうど同じ時期に、その「チョーヤのお酒」を扱っていた「カウフランド」でもアジアウィークをやってましたが、欲しかった「ヤキヌードル」は姿も形もなく・・・ 悲しい・・・ 

おまけ:友人のターニャばあちゃんの親戚がオーストリアのどこかに行って来たので、オーストリア土産をくれたのですが・・・ ジャーン!! 何と「MIKADO」と名前を変えたポッキー!! うれしい~っ!! ターニャは「これおいしいわ~!さすがオーストリア菓子はちがうね~!!」って、これは日本のお菓子ヨ~~ン♪ 

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貸したくないのは分かるけど・・・(2)

2015-10-17 13:00:00 | ブログ

そういう訳でリューリンから引っ越して、もっときちんとした所に・・・ と考えているのですが、ソフィア市中、慢性的な貸家不足。ネット上に上がる情報は半分は「ウソ」か「釣り」的なエサで、その業者に電話すると、決まって返ってくるのは、「それはもう貸し出されました。もう少し予算を上積みすれば同じような物件をご案内できます」・・・ 借家人たちが、入居→即家賃&公共料金不払い→追い出すけど、あとに残る滞納分・・・ という話も多く、貸したい側にも勇気がいります。

さらに、これは政治的なカラミもあるらしい・・・ ちょっと前、友人がトルコ国境の町スヴィレングラッドに引っ越したので「どう?」ときくと、
「フシギな所よ~。市全体に冬の暖房費や何やらが全額国から支給されててネ。ブルガリア人がお金に困って不動産をトルコ人に売らないようにしたいらしいのよね~」・・・ そのせいで人々はやたらとナショナリスティックなんだとか・・・ トルコ系住民に国を占領されないように・・・ って言っても、この国のほかのところにはいーっぱいお金に困っている人々がいるんだけど!!

首都ソフィアも然り・・・ こんな築50年近い、もしくはそれ以上の古い住居棟の価値が不思議と高いのはそういう政治的な意図があってのことかもしれません。とにかくトルコ人をキラうブルガリア政府。ただそうは言ってもEUに加盟している以上、「外国人はヤダヤダ」と言い続けるのは難しくなるでしょう。実際、経済危機で大変なギリシャから引っ越してくる人たちや、イタリアの年金生活者など、ユーロ圏からの「貧困層」(?)や、シリア系難民をはじめとするアラブ系の人たちもブルガリア人の間に住み始めつつあります。

ワタクシ的に、次は地下鉄の通る、しかも市中心部に近いナデジュダ地区や、中国人、ベトナム人の多いスヴォボダ地区もいいかなァ~、と思ったりして。あー・・・ でも、ちょっとすぐには見つからない感じです。というのは、ソフィア出身の友人レニによると、
「しょーもない安いところか、超整ったキレイな高いところしかないワヨ~!! 最近その中間っていうのがすくないのよね~。今のところがいいんじゃない?」 う~む(汗)

でも、いくら不景気だからって、自分の所有する不動産の価値を維持する努力をしないって、住んでいて気持ちいいワケないのになー。どうしてこうなるのかなァ? 日本でも空き家が多くなってきて、相続対策で置いてある空き家には課税するって言う話になってきてるみたいだけど、ブルガリアもそういう制度にして税金集めればいいのに!! っつーか、もともと相続税とか固定資産税とかすーんごく安いのも問題じゃないのかなァって思うんだけど・・・

ちなみに、新しいピカピカな住居棟も、友人のところに遊びに行ったりして中に入ると、「階段は造っている途中」とか「もう床が割れている」とか「7階建てだけどエレベーターなし」・・・ それに「入口にはもうドロボーに入られた形跡」とか、けっこうスゴいことになってます・・・ 

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貸したくないのは分かるけど・・・(1)

2015-10-16 15:07:21 | ブログ

庶民の街リューリン・・・ に長く住むワタクシですが、実は引っ越したいと考えています。理由は・・・

住居棟の老朽化でメンテナンスに費用がかかり始めたことです。先日ウチのヴホッド(入口=隣人23軒の自治会を意味する)の会計担当カティアおばちゃんに会いました。「今晩、アサンスィオール(エレベータ)のメンテナンス費用を集めるわネ。」

「ウチはいくら?」
「え~っと・・・ 53レバかな? あと電気代で8レバねっ!!」

ガ~ン !! 50レバってけっこうな額だっ!! 案の定、隣人の皆さんの中には払えない人も多く、その万はドアの外でカティアおばさんとケンケンゴーゴー!!! 大騒ぎっ!! みーんな払えないし、払いたくない!! まァ、仕方ない。社会主義で甘やかされた人々に、「自分たちでメンテをする」という考えそのものが受け入れにくいものになっているのですから。

ウチはまだいい方で、所によっては一つのヴホッドの何軒ものアパートが無人・・・ ということもあります。これはブルガリアの遺産相続の法律と関係ある場合も多く、相続人が複数いて、連名で所有されていると売るのも貸すのもその権利者全員の同意が必要になります。この不況下、皆がお金が必要でシビアな問題を生じかねない!! で、不動産もメンテされずにそのまんま放置・・・ ということが多いのです。その上、外国に出稼ぎに行ってしまっていたり、年金をもらえるようになったから田舎に引っ込んでしまったり、住んでいても全然公共料金を払わない(払えない)という人も多く、こういう住居棟の共同部分である屋根、入口、階段、その他の部分がボッロボロっ・・・ なのに各部屋には個人的にお金をかけてキラッキラ!! っつー状態が普通に見られます。ブルガリア、特にソフィア市民のメンタリティーってこうなんだそうです。

このままだと不動産の価値がダダ下がりしやしないか? 不動産価格って景気に左右されるものだけど、ブルガリアの場合は老朽化によって下落(笑)・・・ リアルな下落っつーヤツになると目も当てられないっ!! ブルガリア全体の貸借対照表の資産の部は総崩れになるゾ~っ!! 借金も起こせない!!ってことになりやしないか? ・・・まァ新しいところも建ててるけどネ~。ホントはウチのヴホッド、「シュトランゴベ」(配管)も全取替えの必要に迫られているのですが、そんなお金どこにもありません。上の方には鳩がいっぱい住んでて、なぜか入口の周りには鳩の羽根、ちぎれた羽、それに死体が散らばってるし・・・ 

キチンとした人だけが住んでいるところはキレイに・・・ でも、どこも何かしら問題があるようです。 

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ワイナリー「スタロセル」大人の呑ミニ・テーマパーク? 

2015-10-07 13:49:32 | 温泉ブログ

庶民があんまりイケてない秋物に衣替えしている街、ソフィア市リューリン区・・・ パザール周辺ではそろそろワイン用のぶどうが並び始めています。ということでおいしいワインを生産するんで有名なワイナリーにちょこっとドライブ!!

ソフィア市内のどこのスーパーや店にもあるブランド「スタロセル」。ワインだけでなくいろいろな果物からのラキアもつくっています。

プロヴディフやパザルジックといったブルガリアの農業地帯「トラキア平原」のはずれに位置するワイナリーです。「有名どころ」っつーのは、ヒネクレてるワタシの感覚からするとハズしたくなるんですけど、そんなアマノジャク気分はちょっと捨てて、ここまでソフィア市内で売り込みに成功して、そして、どうしてけっこう高級ブランド化&その維持の面でうまく行っているのか行って見てみることにしました。

まァ~とにかく遠いっ!! 遠いぞーっ!! プロヴディフに用事で回ったのと、主要道から外れているからそう感じるんだろうけどネ。でも、行ってみると、オオ~っ!! けっこういいぞっ!! ワイナリー・ツアーの様子は写真で・・・
スタートはまず、トラキア人が大地の母なる神(とかなんちゃらかんちゃら・・・って彼女が説明したような、と思うのですが・・・)にワインやいけにえをささげた岩。


ラキアの醸造施設やワインを発酵させ、貯蔵するタンク、

そしてイベント用に作られたトラキア人の墓を模したホール兼リザーブワイン貯蔵所ではワインテイスティングも楽しめます。

入口にはワインのコルクの栓を使った名刺ホルダー・・・

ここのスゴイのは、このワインテイスティング付き見学(3レバ)だけでなく、室内外プール、そしてホテルがついてること。この辺は温泉地としても有名で、近所にパナギュリシュテ、ストレルチャにも温泉があります。ワタクシ的にはインドアプールが温泉水っつーのはポイント高し!! 

外プールの横にはワイン樽の形のサウナもあり、もしかしたら冬もサウナ→水にドボーン!! を楽しめるかも!! 一泊90レバくらいから泊まれるんですヨ~!! もちろんレストランもあります!! 片隅にはなぜか日本のゲーム機「クイズショーbyショーバイ」!! 

だれがプレイするの?何より日本語、分かるの? まるで「呑めるテーマパーク」!? (笑) 入口には銀行のATMがありました。つまり資本が入ってきてるってこと? なるほどね~。

このワイナリーの他に、この近所(隣村)にはプールが屋内外にあるキャンプサイト&バンガローもあったりしますが、基本的にこの土地の「宝」である温泉は、資本が入らないともう「廃墟の休日」・・・ 


馬はいる。日本人の目には「もったいなすぎるぅ~!!!」

でも、またいつか、次は温泉&ワインのために冬に来たいなあ~。クレジットカードでも支払いできるそうですので、日本からも来れたらいいですネ。でも多分レンタカーが必要になるかも。でも、思ってたよりはずっとよかった!! 

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