おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

飲みすぎ~っ!! そしてグラスは増えていく・・・

2016-12-30 18:09:17 | ブログ

年末セールはここブルガリアも同じ・・・ 家の郵便受けには宣伝がすごいことになっています。スーパーの営業時間も年末年始で変更されるから必ず目を通すようにしなくっちゃっ!! にしてもスゴイのがお酒の大売り出し!! 「酒類」といえるのは、何度も書きましたがここブルガリアでは40%以上のつっよ~いヤツ。

今日、「カウフランド」スーパーに行ったら、ジョニ赤(ジョニーウォーカーの赤ラベル、ワタシはこう呼んでるけど・・・)が500ml、720mlなど、サイズ豊富に売られていました。500mlは10レバをきっています。くらべると小さめのビン・・・ いっても40%だゾっ!!! そしてなぜかギフト用のグラス付き箱入りセットのウイスキー、ウォッカの数多しっ!! 毎年いろいろなメーカーの考えていて、「ウィスキーもいいけど、このグラスがステキだから・・・」と、消費者に考えさせるような美しいグラスが1~2つついてきます。

ガラスの器を考えるとこんなに上積みした陳列で扱いが雑・・・ だから少なからず売る前に割れてるんだろうな~。それに、もらったり買ってきたりして、最初はいいけどこういうグラス、たまっていくと困るような気がします。だって、いかにも「ウィスキーをロックで飲んでください」っつー感じのグラスなんだもん。これがあると、のんべえっぽっくてヤだな~(笑)。

ソフィア市内の地下鉄には飲酒運転に警告するポスター・・・ 年末年始、お酒のせいでヤなことにならないように気を付けましょう。ちなみにスーパーはお酒以外におつまみも売り出し中です。サラダ類、スナック、ハムやサラミなど。胃に少し入れるのも大事ですよっ!! 一緒に買うのをお忘れなく!! 

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マカロニ・ブルガリアン・・・? イタリアに寄ってきてるような、そうじゃないような・・・

2016-12-28 21:39:46 | 食・レシピ

コレダ(クリスマス)は終わったけどプラズニック(祝日?休日?)気分の続くブルガリア・・・ この時期の割にはなんだか暗~く、景気が悪いのがなんだか身にしみる・・・ ブルガリア全体としての政治・経済状態の先行き不透明感で、出稼ぎにドイツや北欧方面に出る人、超多し!!

以前、ブルガリア人はずいぶんイタリアに出稼ぎに出ていました。ブルガリア人としては明るくて楽しい国民性のイタリア人とは近いものを感じるようです。そのせいか、食文化に関してはここ最近ソフィアはもうイタリア化が止められない感じです。どこもかしこもピッツァ、ピッツァリア!! トルコ料理とも共通の土台を持つブルガリア料理と地中海地方の料理。受け入れやすいのかな~?でもブルガリアでは少し前までとんでもなかったんですよ~。

例えば「マカロニ」!! ちょっと前までブルガリアではマカロニはスィーツしかなかった!! 

たまごと牛乳、砂糖のカスタード風味に仕上げる、オーブンで焼いた、マカロニ入り巨大プリン的なものでした。いまでも定番の甘味としてゴステルニッツァ(カフェテリア方式の食堂)やお総菜コーナーに置いてあるのでちょくちょく買っちゃいます。これはこれでイタリアのマカロニなどのショートパスタとは別物だと考えて食べれば悪くないんですけどね。それが今では、ペンネ、フリッジなどのショートパスタは「ボロネーゼ」、「ジェノベーゼ」なんてイタリアの料理名がついて売られています。ちなみにブルガリアでは「パスタ」とはケーキやチョコレート菓子の類をさす言葉でした。最近はパスタと聞くとブルガリア人はちょっと考えて、「それ、イタメシのこと?」と聞き返してきます。認知度が上がったようです。

でも、ブルガリアに住むイタリア人の友人に聞くと、まーだまだ!! ブルガリア人のパスタの扱いはヒドイ!!んだそうです。確かにブルガリア人はアルデンテのゆで加減のパスタは食べられません。やわ麺しか受け入れられないのです。さらにほとんどの場合、ゆでないっ!!!

まず、オーブンバットにパスタ(特にラザニヤやショートパスタの類)を入れ、具、ソースと適量の水などを加えオーブンに入れる!! 仕上げに一回オーブンから出して上からチーズなどをかけてとろけたら出来上がり。これはもう超簡単!! パスタは水分を吸ってやわらかくもフニャフニャ過ぎずいい具合のやわ麺になり、ソースもしみてこれはこれでおいしい!! そしてとてつもなくお腹いーっぱいになる危険なメニュー(?)になります。これって福岡の「牧のうどん」とおんなじ原理?

だからブルガリアの総菜屋のメニューのマカロニ類はすべて出来合いでオーブンバットのまま展示販売されているのです。う~む。基本スイーツだったころのマカロニと調理方法は同じ・・・ それでもイタリアンに精一杯寄せてきてるんでしょうね・・・
  

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学期末の子供たち~これから冬休みだ~!!

2016-12-26 18:07:03 | アート・文化

ちょこっと用事でソフィア市中心部に行ったある日、大声で呼ぶ人が・・・ あっ!ボジダルおじさん!! オルランドフツィ地区に住む友人です。「ぐーぜんだねーっ!! 今、妻の職場に来てるんだ!!」 あっ、奥さんのマリエトカさんも一緒だ!! あいさつすると、「今度の木曜日、ウチで世話してる子供たちのイズロージヴァがあるんだけど、見に来てね!!」と誘われました。「イズロージヴァ」とは展示会の事。冬休みに入る前、どこの学校でもやるのですが、マリエトカさんは養護学校の先生で、特に彼女はてんかんの問題を持つ子たちの教育に携わっているのです。

ワタシも親戚に同じ問題を持つ人がいることもあり、ちょっと他人ごとではないなーと思っていました。場所はすぐに分かったので仕事の合間に行ってみることにしました。

トラムが通る本屋街「スラヴェイコフ通り」の「チタリシュテ」(公民館?)に行ってみると・・・ やってました‼ 子供たちの作品が並んでいます。絵画の方はアクリル絵の具です。

あーなつかしいなー!! アタシも高校の時、美術はアクリルだったなー!! すぐ乾くから扱いやすいんだよねー!! さらにアクセサリーやスカーフなどもあり、こちらは販売しているようです。

マリエトカさん曰く、「小さな子供たちの障害については、ホントにここは大変でね。ようやくオフィスを持てるようになったけど、ここまでが闘いだったわー。」 う~む、確かに。国としてもうスゴイ”金欠状態”だからか、そこまで手が回らないということもあるのでしょう。それにこういうことって個人として身近に聞かないと関心を向ける機会が少ないかも。

話を聞いていたら、ナイロンのショッピングバッグが目に留まりました。

同じくアクリル絵の具で絵が描いてあります。「これは重度の子たちの作品よ。こんな少しの事でも彼らにとってはとても難しいのよ」とマリエトカさん。ひとつ4レバということで買いました。買い物に便利だもんね。ブルガリアだけに限らずどこでもハンデのある子供たちの教育を支援する仕事は大変そうです。がんばってほしいですね。 

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ブルガリアのカボチャは日本の焼きいも?

2016-12-21 07:43:01 | 食・レシピ

ある番組でマツコさんが言ってた・・・ 「クリスマスってバブルだったのよ!意味が分からないまま日本人がお祝いして、そして終わっていった・・・ そして今度はハロウィン・・・」 日本では「仮装して街に繰り出す日」という定義で市民権を得てきつつあるような・・・ それにしてもなんでこんないろいろな祭りがあとからあとから出てきて、日本人も元のものとは違う形にしてしまうのか・・・ そして理解できない一時のブームが去ると終わっていくのか・・・まっ、アラフィフのアタシからすると1990年代のトレンディドラマの推してた何かだったツーカ…

楽しいこと、こと祝祭には節操のない(?)ブルガリアでも、ハロウィンの日には若者たちが少し仮装したり、子供たちが「トリックorトリート」的なことをしていたようですが・・・ 大体正教会には「ザドゥシュニッツァ」っていう、日本のお盆やお彼岸みたいなものがあるんだから、わざわざ「ゾンビ祭り」なんてしなくてもいいのに。

でも、街にはかぼちゃのランタンが広告にもあふれました。あとかぼちゃ味のコーヒーとか・・・

でも、かぼちゃをくりぬいてランタンにする、何て最近入って来た習慣はほっといて、違う「かぼちゃ祭り」は前からあるんですよ・・・ スイカ、チュシュキ、ワイン用のぶどうときて、

その次に街角に積み上げられるのはかぼちゃ!! ちなみにその次は漬物用のキャベツですけどネ・・・

街に積み上げられたかぼちゃは、冬の間のブルガリアのビタミンA,Cの主要供給源!! なたでズバッと割ってオーブンにぶち込むのがブルガリア流!!友達によると「切った面を下にして焼くのよ~!そうすると適度に水分が抜けて焦げずに甘く焼き上がるから」だそうです。 

そして、焼きあがったカボチャにかけるのは、ジャム、またははちみつとトッピングにクラッシュしたクルミ!!うますぎるでしょー!!! 女の子の大好きな甘味!!! 「芋栗南京」っていうけど、あの、のどの詰まる系のヤツ、アタシも大好き!!自然の甘さっつーのはしみじみおいしい!売ってるとついつい買っちゃうんですけど… 

キルコフのクリスマスマーケット、スカラ(ブルガリア版バーベキュー)やブルガリアの民芸品、クリスマスや新年のお飾りを売るブースに交じって、なぜか?! 「ペチェナ・ティクヴァ」!! つまり焼きカボチャ!! 大体クリスマスマーケットってドイツ式でしょ? でも売ってるものはブルガリア風の焼きカボチャ。テレビのニュースでブルガリア正教会の偉い人が、「コレダ(ブルガリア語でクリスマス)に売られているものはみんな外国のもので、ブルガリアの良いものはもうなくなってしまった。だったら西ヨーロッパ式のクリスマスマーケットでブルガリアのものを売って宣伝すればいいじゃないか」と言ったそうですが、それがこれ?

日本は冬至でかぼちゃ料理、ですかね?日本の今のかぼちゃ料理のトレンドはおかず系・・・? でもブルガリアのかぼちゃは水分が多くて日本のおかず系の料理には合わないからやっぱり甘味として食べちゃう・・・ でもブルガリアでかぼちゃを品種改良してそれだけで甘く食べられるようにはしない・・・ そして西ヨーロッパではけっこうあるスープにしたりもしない・・・ 日本ではサツマイモをおかず系で料理するよりもスイートポテトややきいもでおやつとして食べちゃうように、ブルガリアではかぼちゃはそんな立ち位置、なんでしょうかね? 

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ますます「西欧化」・・・ブルガリアのクリスマス

2016-12-18 08:49:32 | アート・文化

あーさみーっ!!と、地下鉄駅から出ると思う今日この頃のナデジュダ区。公共料金を払いにいつもとは逆の「セヴェレン・パザール」側に出てみます。こっちにはちょっと屋根もあって、お気に入りレストラン「ティコ」もあっていいんですが・・・ と、知らないうちにクリスマスマーケット的なことをしていますね~!!

木で販売ブースを作ってあってそこで甘いものやグリューワインを売っています。

う~む、なんかブルガリアの人って日本人と同じで楽しそうなことに関して節操がないよね~。なんでドイツのクリスマスマーケットの真似すんの? ここのところますます景気の悪いブルガリア。地方からソフィアに来ているっつーのに、ソフィアがこう景気が悪くっちゃーねー。そういえば、この国も、位置的に、そして立場的にシリア難民を受け入れているようですが・・・ しぶしぶだろうなぁ、そして彼らに対してヒドい扱い・・・ まっ、「オレたちだってビンボーで困ってるのに他の人なんか助けられるかっつーのっ!!」ってところなのでしょうか?

にしても、このクリスマスの感じ、毎年毎年西側に寄せ過ぎって!! ブルガリアとか東欧伝統のクリスマスって、少なくとも私がブルガリアに来た最初の頃でもこうじゃなかった気がするなー。どっちかというとクリスマスより新年の方が大事、というか正教会のクリスマスって1月7日だったんだけど・・・ 

でもまァ、ここの伝統だとクリスマス、つまり「コレダ」には庭のブタをつぶす、小麦粉で「ピトカ」(クリスマスにはちょっと豪華な大きいちぎりパンになる)かいつものバーニッツァをちょっと大きめに作って、くじ用にストティンカ玉を入れて、新年にはその辺の木で作った(?)「スルヴァクニッツァ」の棒でバンバンするくらい・・・ 経済的にいうと「まわらない」クリスマス、なんでしょうかねー。みんながお金をババーっと出す状況をつくりだしたいのはよくわかるんだけど、そうなると西側っぽくするしかないのかなァ?でもそうすると、お正月終わった後、さらにこの経済は停滞しちゃう感じなんですけどね~。

だいたい、クリスマスの飾りにしてもプレゼントにしても花火にしてもほぼ全部中国製。「日本で売れない」とはじかれたものなんかをこっちに回してきて売ってるんじゃあないの、という疑惑も・・・。それだからかどこでも同じようになっちゃうんだろーな~。たとえばこれ、数年前から出てきたけど、今年はさらに増殖してますヨ!! トナカイ・・・ 

時々赤いポンポンがついてる車をよく見るなぁ、と思ったら角が落ちちゃってお鼻だけになっちゃった、ちょっとマヌケなヤツも(笑)。なんだかこれって、シャンシャンシャンシャン・・・ってずっと走っててなかなか着かないサンタさんみたいな(あ、それってさま~ぁずの昔のネタか。さすがに「ヘロヘロ」とか「イタイイタイイタ~イ」とか言ったり、「マルクスっ!!」って叫んだりしないけど・・・笑) でも、車に傷が付いたりしないのかねぇ?

まっ、わたしにとっちゃどっちでもいいけど。でも、ここのグリューワイン、1杯2レバ30・・・ キルコフのワインバー(?)のは1杯1レバだったのに・・・ それにこっちの、キルコフのよりあんまりおいしくないような・・・ でも、がんばって売って、年末年始のためにお金稼いでネ! ああ・・・ 物価にビンカンなアタクシ。ブルガル化(?)してます~。 

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