おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

かつての「ニューオータニ・ソフィア」・・・今はもうダメ?!

2015-07-31 20:51:37 | ブログ

ちょっとアメリカからの友人たちが来てて、彼らに会いに滞在先のホテルに行きました。共産体制下に、日本のニューオータニがやっていたこともあり、(ちなみに設計者は「米中ソ」発言でおなじみ故・黒川K章大先生・・・すごい人なんだけどネ)いまだにソフィアでは「ヤポンスキー・ホテル」(日本のホテル)として親しまれているのですが、後にブルガリア人のお大尽が買って、ドイツのケンピンスキーグループに入ったので「ケンピンスキー・ホテル」・・・ って思ってたんですけど、行ってみると看板が変わってて「ホテル・マリネラ」・・・ ふ~ん、資本が変わったのかナ? (と思ったらホントに資本が変わってました。

すると、このゲストさんたちがえらく怒っています。どうしたの?ときいてみると、このホテルの対応がひどく悪いんだとか。もともと上記のような理由で建物も施設も古いこのホテル。ケンピンスキグループのスタンダードを維持できなくなって(というか、ザグラフスキさんが購入金額をちゃんと全部払わなかった?・・・)売られた訳なので、そう考えると以前より質が下がることもあるかもしれません。地元でも「ケンピンスキの名前が外れてブルガリア資本になったとたんに、5つ星ホテルが「ブルガルスカ・ラボタ」になっちゃった・・・」と評判です。

ここはニューオータニから続く日本庭園があるのですが(昔は「サクラ・レストラン」と呼ばれていた。今はブルガリアのファミレスチェーンがやってる「幸せ(ハッピー、ブルガリア的には「ヘピ」)寿司」・・・)、池の水の管理が悪いせいか、大ボーフラ池になっています。まァ、ブルガリア人はあんまり気にしないのでしょう。だって市内中心部の「ボリソヴァ・グラディナ(ボリス公園)」の池も同じようなコンディションで、でもその池の上にピザレストランが平気であったり・・・ でも、これを「日本の」と言われると、ちょっと心外!!

さらに、ここ、アヤシ~よねー!! 何か知らないけどランボルギーニやフェラーリがいたり、ベンツのジポヴェ(ブルガリア語でジープの複数形)もいっぱい!! ヤーさんの定宿なのかな? 製薬会社がスポンサーでちょっと羽振りのいいサッカーチームの宿舎になっていたり、入口のレストランの前で車雑誌の表紙の撮影(?)で 、セクシーなおねーちゃんがポーズをとっていたり(ちなみに車はGT-R!!)、と 異様な雰囲気。何でも泊まった友人たちによると「エスコート」の女性(つまり売春婦!!)も来たそうな。そんなの前は「ホテル・モスクワ」しか来なかったのに。何だ、ここ?!

前はこのホテルの前に立つと、ここがソフィアであることを忘れてしまうほどの静かさと落ち着きを感じましたが、今は雑多な、そしてちょっと下品な趣味に成り下がってしまったような気がします。地下鉄駅が目の前で、市内へのアクセスがバツグンなのに、ちょっと残念。もし日本からソフィアに来られるのであれば、もうこのホテルよりも新しくてお客さんへの対応もいい別のホテルをオススメしたいです・・・。 

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アチくて料理したくない・・・ デリバリー・ピザがあるじゃねーのっ!?

2015-07-29 08:12:18 | 食・レシピ

あっつい~っ!! といっていると、最近のソフィア、急に「資本主義原理」が働いているのか、「売れるモノをお安く」的なことになっています。ウチのすぐそばの24H営業酒屋はビール2lペットボトルを1レバ80(約120円)でセール!! ビールの安いソフィアでもこれはカナリのおトクな値段!! 飲み物はいいとして、じゃあ何を食べる? ビールに合うのは、グリル料理や揚げ物などのアツアツ・・・ ア゛ァ~~~っ!!! (ムンクの「叫び」状態。笑)イヤじゃ~~っ!! ただでさえ暑いウチのアパルタメントで熱々のものは作りたくな~いーっ!!! でも何か食べたいなァ~ ということで・・・ そうだっ!! デリバリーっ!! やってみよう!! 

そういえばしょっちゅう宣伝が入ってるもんネ。それもいろんなお店が何軒も。ここは日本でも人気、マツコの某番組でも取り上げられたアメリカ大手チェーンのドミノピザにしよっと!! 最近ウチから2バス停しか離れてないところにお店ができたし。でも、日本でもしたことがなかったデリバリーの注文、ブルガリアでうまくできるかな?

フリーダイヤル?の0700ではじまるナンバーにかけてみます。と、感じのようおネエさんの声で、「お客様、ご利用は初めてですか?」
「初めてです」というと「ご住所とお名前をどうぞ」 それから注文。

「えーっと、マルガリータのゴリャマ(Lだけど中間サイズ)、トラディッツィオンノ・テスト(厚めの生地)、あと、ミートマニアのゴリャマ、これにフラデルフィアチーズ入りのテストでお願いします。」 すぐにオーダーが通り、「ハーイ!! 35分後にお届けにあがります。入口にインターホンはありますか?」 ないと答えると、「では住居棟の下に到着したらお掛けの番号に電話いたしますので下まで降りてきて頂けますか?」 もちろんっ!! 行きますヨっ!! おっとその35分の間にウチのそばの酒屋に走って例のビールを買うゾっと!! そして来ました~ ピザ~♪


やっぱりオイシー!! アメリカ風の、のどに詰まるほどパワーのあるボリュームはブルガリアでも健在です。ミートマニアは当たりでしたね~。日本でもこれから夏休みにかけて「出前を取ってみんなで」的な楽しい集い、あるんでしょうね~。ピザはビールにもコーラにも合いますヨ!! ダイエットはペンディング(?)でたべちゃいましょーっ!! 

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真夏のソフィア~涼しいいちごフェアー!!

2015-07-13 11:24:43 | グルメ

いっや~アチーアチーっ!! 毎日暑いっスね~っ!! ソフィアは超乾燥してて、朝晩は15℃くらいで涼しいけど日中はカーッとしてて、のどがカラカラになります。こういう時に冷たい飲み物をお安く飲めるブルガリアはいいですヨネ!!

まず、ソフィアっ子の定番スイーツ&カフェのお店、「ネデーリャ」!!
いま日本で「ブルックリンジャー」とか「メイソンジャー」で「ジャーサラダ」や「ドリンクジャー」が流行っているようですが、ここでも、その最近の「ジャー」ブームに乗っかってるのか「リモナーダ」つまりレモネードがビンに入って出てきます。 レモネードだからレモン?と思っていたんだけど、いろいろなフレーバーがありますヨ。で、いちごレモネードをチョイス!!

確かにザク切りレモンやミントの葉が入っていますが、いちご色!! 一口飲んで・・・ オイシ~っ!! ワタシのオーダーは正しかったゼ!! とガッツポーズしちゃいました。夏にウレシイ450mlのたっぷりサイズ。甘すぎず、のどを潤してくれます。

さらに、ダンキンドーナツが、これまたいちごフェアー!! 今年の流行らしい・・・ 夏だけにあのいちごの甘酸っぱさと鮮やかな香りは清涼感満点だもんネ!! さらにダンキンドーナツは、何でもアメリカのある調査で「好きなファストフードベスト5」にランクインしているそうです。

で、行ってみましたヨ~!! いちごヨーグルトスムージーにドーナツ!! こういうシャレオツなところがウケてるんですかネ~。割引券もくれました。ここのベーグルサンドやホットサンドも女子にはうれしいサイズ&テイストで、けっこう利用してます。

ただねぇ~・・・ いちごのカフェ・・・ アイス・ダンカチーノ(フッジャチーノ)いちご味・・・ これは・・・ 味は、いちごとコーヒー!!! 好みでしょうけど・・・ ちょっとネ~。だからこれ以外はオススメです!! ホント、近頃ブルガリアでもおいしくってオシャレな夏の飲み物、身近になりました。 

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1ヶ月もお湯が出ないっ!!

2015-07-10 19:17:43 | 日記

日ごとにフィフに近づくアラフィフの今日この頃、サボりつつも2ヶ月に一度は白髪染めにいそしむ・・・ と、あれ?今日はお湯が出ないなァ・・・ どっかで工事?まァ、すぐに復旧するでしょう!! と、気分を変えて近所に買い物に出かけてみました。すると、偶然おとなりのエブレイカ(ユダヤ人)のおばあちゃんが、

「そうそう!あんた知ってる?入口の所に貼ってあったんだけど、8月2日までお湯、出ないんですってヨ!! 貼ってあった紙、誰かが破っちゃってたみたいだから、あんたんトコ見たかどうかと思ってネ」 ええ~っ!? 丸々1ヶ月お湯が出ないってこと? いっや~、それって・・・

以前にも書きましたが、ウチの住居棟はトプロフィカツィアという、お湯供給システムの公営会社が管を通してお湯を送ってくれているのですが、どうも配管のメンテナンスのためしばらくお湯が出ないらしい・・・ ブルガリアに引っ越してきてすぐのころ、友人たちから「トプロフィカツィアが毎年夏に何週間か止まるから大変なのよ」といわれていたものですが、この十年間、数日お湯が止まることはあってもすぐに復旧していたので、「えー、ホントにそんなことあるの?」と思っていたのです。でも今年はちょっと様子が違う・・・ とそういえばもうリューリン区中、すっげー勢いでそこいらじゅう堀まくってるもんネ。(怒)もーっ!! なんなのよーっ!!

そういえばウチの棟も、ドモプラビーテル(自治会長的な人)のおネーさんが来て、「この棟の水道管も、もう築35年を越えたから換えたいんだけど、各アパルタメント、200レバかかるのよネ。」 う~む。建物内の配管も何とかしないとネ。家の下まで来る配管が新品でも、入ったらボロボロ管、っつーんじゃネ~。

ブルガリアの最近の問題・・・ その一つが「インフラの老朽化」・・・ 直す金ナイ問題。送り出す水はヴィトシャの雪解け水でキレイでも、各家庭に届く頃には・・・ それじゃ困るヨネ・・・ でもワタクシ的には考えないで利用するようにしていますけどネ。

でもお湯が出ないと毛染めしにくいじゃんっ!! 仕方なくそこで登場の秘密兵器!! タラララッタラ~ 「ブルゾバル」というほぼ電熱線でいつもより多めにお湯を沸かしています。だってヘアカラーの説明書きに、「放置20分後まず染料を洗い流す→その後2回シャンプーをしコンディショナー」・・・ いつもよりお湯使うジャーン!!! 分かってたらお湯止まる前に染めてたのに~っ、くっそーっ ムギギギ~っコメメメメ~っ (歯ぎりし音。笑) 

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ついに!! ギリシャ、事実上「デフォルト」~今んトコ大丈夫っぽいけど・・・

2015-07-04 18:05:30 | ニュース

今年に入ってからというもの、ワタシの周りで、ですが、この庶民の町リューリンにけっこうギリシャ人たちが引っ越してきていました。いまだに地下鉄駅周辺に建設ラッシュが続いているので新築物件が売り出し、借家人募集になっているのです。そのような物件にチラホラギリシャナンバーの車が。そのうちの何人かは私の「友達の友達」で、聞いてみると彼らはギリシャの資産をある程度売却し、そのお金を元手にして、物価の安いブルガリアに引っ越してきたのでした。確かに1ユーロ=2レバのブルガリア・・・ お金のことだけ考えるとブルガリアの方が生活しやすいかも・・・ でも、さらに驚いたことに彼らはソフィアに引っ越してきた理由として「ソフィアなら仕事があるから」 ええーっ?! そうかなァ?確かにギリシャ関連の会社はブルガリアにいっぱいあって、そことの関係なんかで仕事はできそうかも知れないけどネェ・・・

相変わらず景気が良いとは言い難いリューリン区ですが、仕事は選びすぎさえしなければあるにはあるようで、ブルガリア人の若い人たちは2つ3つ仕事をかけもちしてローンを返しているようです。引っ越してきたギリシャ人たちがその手の仕事をするのか、それとも彼らを雇ってくれる(雇っても賃金をキチンと払うか、という問題もあるけど・・・)のか。生活が安定するまでは元手資金で何とかやりくりしてってことかな?ギリシャ庶民も大変そう。

7月に入ってギリシャの債務問題が「IMFに借金を返さない」ということになり、明日には「EUが突きつけている緊縮策を受け入れるか?」という国民投票をすることになりましたね。そんなギリシャに出稼ぎに行っていたりしていたブルガリア人たち・・・ ただ、ブルガリア国内にギリシャへのシンパシーは基本ゼロに見えます。ボリソフ首相に言わせると、「ギリシャなんかよりよっぽどスーパービンボーな、特にブルガリア北部のモンタナ、ヴィディン地方を助けて欲しい」との事・・・ 結局EUが、ギリシャ資本と関わりの深いブルガリアの金融に資金注入することになったとか(北部だけじゃなくて国全体がツブレるトコだったゼ・・・笑) ギリシャ人の浪費生活はブルガリアで有名な話。「結婚式に3000人呼びたかったんだけど、節約して節約して400人にしたの!! レストラン貸切のダンスも2晩だけよ!! どこがゼータクよっ!! ふんッ!!」という感覚なんですよネ~。 ギリシャの婚約&新婚カップルは、家の中を新しい家具と家電で満たします。だからどこの家がそういうウチか、外に漏れるとソッコーでドロボーさんが入り、全部持っていかれてします。友人のギリシャ人がブルガリアでそういう被害にあって、「そーゆーことってあるよネェ~、ここブルガリアでは」と思ったら、ギリシャでもよくあるんだとか・・・ 何か、ホントに経済危機なの?とブルガリア人は首をかしげます。まァ、グリーク・ウェディングの伝統は有名だけど、それは「特別なイベント、非日常」で、年金をもらっている年齢の高い世代を除くと庶民は先に書いたように本当は大変なんだと・・・ 

ギリシャ国境に近いサンダンスキ、ペトリッチあたりはもうギリシャ人たちがいーっぱい住んでいます。そしてとうとう首都ソフィアにもその波が来ているようです。そしてギリシャからだけでなく、ロシアやその他ヨーロッパ人の年金生活者からもドドーンと!!

この騒ぎのせいでギリシャ国内の多くの銀行ではATMの引き出しに上限がつけられました。1日120ユーロ、そして下ろせるのは年金生活者のみ・・・ 「これじゃ生きていけない!! レストランにさえも行けない!!」(レストランだぁ~?!怒)と言っているそうですが、この額(=240レバ)くらいの年金で1ヶ月生きてるブルガリア人のバビチキはいっぱいいるのに!! いちおう、ブルガリアの、ギリシャに同じ名前のついている銀行は、「ウチはギリシャのからは資本的に独立してるからダイジョーブ」って言っててATMが停まったってこともないようだけど・・・

まぁ、この夏のリゾートシーズン、外国からの観光客が必要な分を現金で支払ってくれれば・・・ 軽食にしてもビーチにしてもやっぱり現金で払うことが多いもんネ。やっぱり現ナマが何より一番強い!! そういうお客さんがこの時期来てくれたらギリシャのリゾート・観光業者はウレシイでしょうね。国は破綻しても、美しい青い海、古代遺跡、というこの国の宝物に変わりはないのですから・・・ 

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