おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ソフィアの(旧)日本庭園と銀杏の話・・・

2012-11-30 03:02:07 | まち歩き

Bolisovagradina
ソフィアの真ん中、ソフィア大学のはす向かいからはじまる大きな公園、「ボリソヴァ・グラディナ(ボリス公園)」・・・ ここには昔、
日本庭園があったそうです。今、ソフィアで日本庭園というと、動物園の中か(行った事ないけど・・・)、いっそ、昔「ヤポンスキーホテル」と呼ばれていた旧ホテルニューオータニの「サクラ・レストラン」、今はホテル・ケンピンスキーの「幸せ寿司」でしょうか・・・ でも、このブログによくコメントを下さる「ブルガリア研究室・室長」さんのお話によると、このボリス公園の日本庭園、第二次世界大戦中に駐ブルしていた日本公使によって作られたものらしい・・・

Obelisk
ワタシも何度かソフィアの中心に行く機会があるついでに、散歩がてら探したことがあります。バス停で3つ分くらいある、ソフィアの中心部のかなり大きな部分を占めるこの公園、けっこう端から端まで歩いてみたり、「室長」さんのコメントを頼りに探してみたりしたのですが・・・ なかなか見つからず・・・ 

Ike
というのも、庭園としての形をとどめず、木立の中に茂った藪の中に、以前は山水画のような水の流れや池があったのであろうと思われる遺構を残すのみ。共産体制時代のソフィアの日本人会の皆さんが毎年ここで花見をしておられたとは少し考えにくい、まさに「兵どもが夢のあと」・・・

でも、いつもこの時期に話題に、少なくとも頭に浮かぶのが銀杏・・・ ブルガリア人の中でもある意味特別なイチョウ。でもブルガリア人にとってはお茶にするために葉っぱが大切!なんでも「物忘れがひどくなった・・・」なんていうお年寄りがこのお茶を飲むと頭が冴える、と信じられています。そして聞くところによると、トラキア平原の町「パザルジック」には銀杏の木がたくさんあって、葉っぱをお茶のためにたくさん集めているんだって・・・ 

ボリソヴァ・グラディナにも確かにイチョウの木はあるんです。とても立派なイチョウの木。でも、これまで見た限りでは銀杏がなっているのを見たことはありませんでした。オスの木しかないのかなあ、なんて思っていた今年もこの時期思い出したようにボリソヴァ・グラディナに行ってみると・・・

2本あるイチョウの木から少し離れた、昔、人工の川が流れていたであろう所にもう一本イチョウの木・・・ そして下を見ると、何と!!

Ginko
ありましたありました!! 銀杏が!! つまり今まで探していなかったところに銀杏がなっていた、というわけです。でも、さくらんぼみたいに小さい・・・ それでも、足で踏んでしまうとあのクサい臭いは銀杏そのもの・・・ かぶれないようにビニール袋で気をつけながら集めました。でも、どうせそんなに食べないから20個くらい。

Ginnandrying
外側のクサいところを取り除いたけど、部屋の中においてるだけでけっこう臭うので、さっさと炒って食べちゃおう!! メンドクサイからオーブンでやっちゃえ!! と投入してみましたが・・・ 割って食べてみるとけっこう実が入ってない・・・ それとも焼きすぎちゃったかな。まあホントに実自体も小さかったから、こんなもんでしょう。

長年あこがれた日本の味・・・ やっと見つけました!! でもホントにこの日本庭園が元の姿を取り戻せばいいのに・・・ せめて毎年桜と銀杏が楽しめれば・・・

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やってみました!! 塩麹クッキング!!

2012-11-25 02:39:58 | ブログ

なんか、日本で一時期大ブームだったみたいですネ~、塩麹!! 今もかな? 日本でも寒くなってきた今日この頃、鍋の季節!! 今シーズンはなんでも「塩麹鍋」がキテいるとか・・・

Shiokouji
去年日本に帰ったとき、乾燥麹を手に入れて、さらに今年、日本からのお客さんからも、「塩麹にしてみて!!」と乾燥麹をいただきました。なのに、今の今まで放っておいて・・・ 期限切れてるヨ・・・ もうこの麹、ダメになっちゃったんじゃないかな~。もともと食べたことのほとんどないものには手を積極的には出さない方だモンで・・・ でも、せっかくいただいたんだからやってみよう!! と、重い腰をあげてみました。といっても「重い腰」というほどのことはなく、お湯を沸かして塩を量って混ぜて保温し、その後は1日1回かき混ぜる、というお手軽さ、なんですけど・・・

オランダに行く前に作って、出かけるときに冷蔵庫に入れていきました。帰ってきてから、「あー、そうだ!塩麹があったんだ・・・」と、冷凍にしておいた鶏胸肉にちょこっとつけてフライパンで焼いてみると・・・ あ~ら、ビックリ!! まァ~おいしい♪

麹の力で甘みがあるのがいいですね~。ブルガリアでよく売られているマスや、北海方面で獲れた脂ののったサバの皮にちょこっと塗って、さらにお腹の中に詰めてオーブンへ。これもオイシー!!

Shokoujinabe
そして今年の流行(!?)、塩麹鍋にも挑戦!! その日はあまりおなかが減ってなかったけど、なんとも寒くて温かいものが食べたかったのでフライパンを使ってミニ鍋!! 骨付き豚バラ肉にキャベツ、白菜、そしてねぎをたっぷり入れて!! これまたオイシ~~!!

実は何年か前、味噌作りのために麹の手作りも試したことはあったのですが、なんともうまくいかず・・・ やはり「ヨーグルトの国ブルガリア」、乳酸菌が麹菌や納豆菌に勝ってしまうのでしょうか!? でも、乾燥麹だと軽いからスーツケースの隙間埋めにちょうどいいかな? そして何でも、塩麹にとどまらず、「しょうゆ麹、ナンプラー麹」さらには「トマトジュース麹」なんかもあるそうで・・・ ブルガリア料理のソースや隠し味として使えるかも!! いろいろやってみよーっ、と!!

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ワイン作りっ!! 2012

2012-11-19 14:57:41 | ブログ

ボジョレー・ヌーボーが解禁になりましたね!! 今年も新ワインの時期、もう試されましたか?

去年は一時帰国のため手を出せなかったワイン作り、今年はもらったブドウではなく、リューリンの街角で買ってきたブドウを使ってみることに!! まあ、友人たちのところも収穫があまり良くなくておすそ分けが回ってこなかったのもあるのですが、なんとなくブルガリアの固有種である「マブルッド」や「シロカ・メルニシュカ」などのブドウを使ってみたかったのです。

Mavrud
リューリンのパザールやその周辺には、産地から自分のところで取れたブドウを直接売りに来る人たちの出店やトラックがいっぱい!! そして去年に引き続き、「ウチで買ってくれたらタダで潰しますよ」というシステム。だからみんなは大きなビドン(樽)や分厚いビニール袋に何10Kg分も買っていきます。でも、ウチでワインを仕込むときにはそこまではやらないなあ・・・ 一かご(約10kg=ちょうど10レバくらい)を買ってきて、ウチに帰っていつもの通り手で潰すと、今年は10リットルと7リットルのミネラルウォーターのペットボトルに半分くらいの量になりました。

ボジョレー・ヌーボー解禁に先んずること2日、仕込からちょうど3週間たった13日に出来を確かめてみると・・・ う~む、かなりまだ甘い・・・ アルコール度数は12度くらい、糖度計は4%を指しています。今回は「マブルッド」種のブドウを使ったのですが、やはり本格的な品種、今までもらって作った品種よりも糖度が高かったんでしょうか? そういえば味見したときも、ホントに、とにかく「あま~~~い」でしたからねぇ・・・ 少し長くなるけどもう少し発酵を続けさせてみよう!!

そんなある日、友人たちとサンダンスキに行く機会がありました。ブルガリアに最近引っ越してきたオーストラリア人のご夫婦。せっかくなのでワインで有名なメルニックまで行ってみよう!! ちょうど新酒も出来てることだろうし!! 

けっこう遅くなったので、街の入り口に一番近いお店にコーヒーを飲みに入ったのですが、やはりその店も、そして街中のほとんどのカフェ、レストラン、ホテル、おみやげ屋で出来たばかりの今年のワイン、そしてそれぞれのハウスワインを置いています。Melnikstreet


Melnikcafe
「今年のワインの出来はどう?」と聞くと、

「今年は雨が降らなかったから収穫はいつもの半分だ・・・ でも、その分糖度はいつもより高いぞ!! もともと糖度の高いシロカ・メルニシュカだから、今年は量が少ない分味の深いワインが出来てるぞ・・・」

ふーむ、そうなんだ。なかなか大変なんだなあ・・・ と思いつつ、お土産にそこのお店のワインを購入・・・ でも、そこで同行の友人からクレームが!!

「ワインがペットボトルに入ってる!! こりゃダメだ。だってワインは酸が強いからプラスティックが溶け出すだろう?! 絶対にガラスのボトルじゃないと買っちゃダメだ!!」

Firstwine2012
う~む、一理あるけど・・・ そんな事言ったらウチで仕込んでるワインはどーなんのヨ!発酵してる間中ペットボトルに入ってるんだから・・・ でもここはウォッカのビンに入れられたハウスワインを買って帰りましたが・・・

Vinomeralcoholdegree
旅行から帰ってもう一度発酵具合をチェック・・・ 糖度がまだ0になりきってないけど、もういいか。なんだかとても甘口のワインになってしまいました。やはりマブルッドを使ったからかな? これは詰め替えて寝かせて、どんな味になるか見てみよう!! そして水と砂糖を足して二番絞り・・・ 今年のワイン、ホントにどうなるかな?

おまけ: 日本ではワインといえばフランス!! ですね。フランスつながりで、その旅行のときにフランス人の友人宅でポトフをご馳走になりました。日本ではポトフってスープで食べる、なんだか「洋風おでん」みたいな印象がありませんか? 

Potohu
でも、フランスのホントのポトフはお皿によそってフォークで食べる・・・ お汁はほとんどなくて最後にパンに浸して食べきる程度しかないものなんだそうですよ!! これはビックリ!そしてディジョンのマスタードを投入して食べるんだそうです・・・

コメント (2)
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