おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

リューリンの新しい中華で「ペルメニ」!?

2012-03-25 17:02:50 | まち歩き

ソフィアの庶民の街、相変わらずアカ抜けないリューリン地区。最近の流行は「中華レストラン」!! ここ数年で何店舗もできました。

新しいレストランができるたびに郵便受けの中にメニュー表が配られます。そこにはMenu

「10レバ以上のご注文で”ドスタフカ”(出前)サービス!!」 でも、出前を取るより食べに行ってその場で出来上がったばかりのものを食べた方が美味しい!! だから配られたメニューを何度も何度も熟読して(笑)、漢字に変換し、「こんな料理かなァ」とイメージトレーニング!!

ソフィアの中心部や最近は地方都市にも中華料理店は増えつつあります。が、どこも美味しいとは限らない!!! でも、ここリューリン地区の中華料理店、どの店もレベルが高いようで、友人たちに聞くと、「美味しいし、みんなで行くと安くあがる。10レバ分注文するとウチまで運んでくれるから楽だし。」とのこと。以前にも書いたけどブルガリアの中華料理店はだいたいボリュームは満点!! チャーハンは700gから1Kgで平均3~6レバ!! この分量だと大人3人でもけっこう満足。逆に10レバ分取ったら多すぎ!! 食べきるのに3日くらいかかりそう・・・

Chineserestaurantlyulin 最近配られたメニューは地下鉄リューリン駅のすぐそば、スーパー「ビラ」や大きな家電量販店の近く、そしていつも行く銀行の裏にできた新しい中華レストラン。どれどれ・・・ といつものようにメニューを解読し始めると・・・

「ペルメニ・ナ・パラ」 パラは蒸し料理のこと。ペルメニ・・・? ロシア語でペリメニといえばラビオリのちょっと大きな餃子のようなヤツだよねえ・・・ ということは、エッ!? もしかして餃子!!!

ブルガリアでは以前に通っていた言語学校の近くのやっと見つけた中華料理屋さんで、一度だけ食べた餃子・・・ そのときはメニューがブルガリア語と中国語表記で、その頃はブルガリア語に明るくなかったので、中国語を見て注文したら、予想通りの「水餃子」が出てきたのでした。でも、また食べたいと思って同じレストランに行ったら、

「ゴトバチ(料理人)が変わったので今はありません」・・・ ええ~、おいしかったのに・・・ さらに、以前に配られたリューリン地区の別の中華料理店のメニューに、キリル文字で「チャオズ」的な表記があったので、オオッ!!! と思って尋ねてみると・・・ 「やってません。」・・・ 確かにメニューにそこだけは値段が書かれていない・・・

そしてこの新しい中華レストラン。5個で3レバ20!! この「5個一組」というのも何とも餃子っぽいぞ!! と思い、地下鉄に乗ったついでに夕飯をここで仕入れようとお店をたずねて見ることにしました。もし試しておいしかったら蒸してないヤツを売ってもらって、家で焼き餃子・・・ ムフフっ・・・ などと想像が広がります。

Chineserestaurantlyulin2 大通り沿い&地下鉄駅真ん前という立地のよさから、この周辺には新しくて見た目オシャレな住居棟がたくさん建っています。そんななかの1階に新しく開店したらしいこのレストラン。中国人の若い夫婦と出前スタッフのブルガリア人のおじさんで切り盛りしているよう。地下にキッチンがあるようでもしかしたらもっとスタッフ(料理人)がいるかも。

「ペルメニ、ありますか?」と聞くと、

「今日はナイよ」 

ええ~っ!? 「じゃあ、いつあるの?」

「あしたはアルよ」

そっか、今日は終わっちゃったのか。じゃあ、開店一番に来たらあるかな? ということで、別の日に開店してすぐ行ってみると、お客さんはまだおらず、若女将がテーブルクロスにアイロンをかけていました。

「今日はペルメニ、ある?」

「アルよ!!」 やった~!! 今日こそは食べられる~!! と2パックお持ち帰りしてみました。

心の中で「餃子!! ギョーザっ♪」とウキウキしながらパックをあけると・・・

Pelmeni あれっ?! これって「餃子」じゃなくて「包子」・・・ 肉まんだ・・・ しかも手作り感いっぱいで、中の餡の肉汁がしみだしてて絶対これ美味しいやつだ!当初の予定とはかなり違うけど、からしと酢醤油で食べると・・・ う~~~む、おいしいーっ!! チャーシューっぽい甘辛味で、中国黒酢が欲しくなっちゃいます。Nikumaninside  

肉まんが「ペルメニ」って呼ばれる可能性って、あるのかな~? ひき肉の餡が入っている所は似てるけど、皮にパン生地、つまりイーストの入ったフカフカのものが使用されています。でも、おいしいから、時々利用しちゃおっ♪ それでもやっぱり、日本人が思い描く餃子は、もうソフィア市内には売っていないのかなあ。まっ、横着しないで作ればいいんですけどね(笑) 

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内向きなプチ犯罪?でも立派な犯罪ですゾ!!

2012-03-16 02:14:03 | まち歩き

友人のデヤンチョはソフィアの警備会社にお勤めしています。こういう会社の主なお仕事のひとつはスーパーのレジのところに立って、または店内を巡回して万引き犯を捕まえること。つまりは「万引きGメン」!!

Lidlinendoffeb 最近彼がトッた「ヤマ」(このヤマ絶対にとるワヨ!! じゃあないですが。笑)は・・・ 「板チョコ”ミルカ”40枚」とか「ルカンカ(ブルガリアのドライサラミの一種)15本」万引き犯・・・ 両方とも単価は3~5レバする代物・・・ こんなにたくさん盗って・・・ どうもどこかで売るらしい。何せ仕入れ値が0円ですから1レバででも2レバででも売れれば儲けが出るわけです。

万引き犯で最近多いのが女性!! キレイに着飾った普通のブルガリア人女性が子供を乗せたベビーカーをそのまま店内に押して入ったら要注意!! スーパーのカートではなく子供のオムツを入れているベビーカーのポケットに紙おむつを押し込み、何食わぬ顔でレジを通過しようとする・・・ そしてカートに入れた商品の分は払う・・・ 何百レバも入った、そしてクレジットカードもいっぱい入ったお財布を開けて・・・ というケースが多いそうです。

年金が200レバ前後しかもらえないお年寄りも、生活のために万引きをするケースも多いそうです。どの場合も皆、手口が巧妙になっていて、監視カメラの位置、向きを熟知していて、ちょうど見えない死角に行って、ポケットに、または二重底になっているハンドバックに入れたりしているそうです。さらには隠しポケットの付いているプロフェッショナル用の(?)服を着ている万引き犯もいるんだって。う~む、万国どこでもそうなっているんですねえ。そういうのを見つけるのが上手な方のデヤンチョは職場でとても重宝がられているようです。

Pennyinzapadenpark ロマの人の居住区、ファクルテット地区はさらにスゴイらしい・・・ そこにあるスーパー「ペニー」なんかだと、ほとんどのお客が何かしら盗っちゃってるそうです。万引きGメンもほとんどお手上げ・・・

何か悪いことがあるとすぐに100%ロマの人のせいにしたがるのがブルガリアの傾向ですが、そういってロマの人たちを責めているブルガリア人のほうが、万引きGメンからすると、盗っているものの量も単価も大胆さも上!! むしろ最近はボロボロの古着を着ていかにも貧しい人のほうが万引きをする率の方がかえって低いそうです。

先日アップしたブルガリアでの冬のダム決壊による洪水のニュースの続き。地方の当局者達の怠慢も理由のひとつのようですが、もうひとつの理由は・・・ いかにも共産体性下のブルガリアらしい・・・ 友人のリリーによると

「その頃はみんなが自分のビラ(別荘)を持つのがモダ(モード、つまり流行)でね。堤防を作るときに、その仕事にかかわった人たちが自分のビラを建てるために資材を盗んじゃってね~。だから質も強度も基準に達しない堤防になっちゃってるってわけヨ!!」 な~るほどね~。そこへ大雨や大雪が重なると決壊しちゃう、というわけです。

やっぱり盗みは犯罪ですゾ!! 絶対やめましょう!!

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インターネットと風評?

2012-03-14 18:53:45 | デジタル・インターネット

だいぶ若い世代では一般的になってきたインターネット。ソフィア市内の学校では先生が生徒との連絡にソーシャルネットワーキングを利用するケースが増えているとか。そのため多くの生徒はfacebookにアカウントを持っています。

ただ、ワタシ以上の世代はまだまだのよう。逆にアラフォー世代以上でインターネット接続が家にある、というだけで「オレはスゴイぜ!!」という雰囲気(笑)の人も多いようです。ブルガリア語のサイトもかなりいろいろあり、生活に必要な情報はすぐに入手できるようになってきました。ワタシがこちらに来た頃からすると大きな進歩です!!

Europeonthewall それでも、ブルガリア人に関して他の旧共産圏国出身の人からよく言われること、それは・・・

「ブルガリア人はテレビ、新聞、インターネットのウェブサイトで言われることをすぐウのみにしがち!!」 でも、そういう人たちの国だって共産主義下で国策としてよく情報が統制されていたんじゃないの、と思って聞いてみると、みんな、「どうせここ(メディア)に出てることはかなりウソだよね~」と思っていたそうです。でも、そこは超!素直なブルガリア人?! 全部受け入れちゃう?! 

それで困ったのはある科学者(元大臣だったかな?)が日本に関して

「日本全土は放射能でどうしようもなく汚染されている」と発言したこと!! え~っ!? そこまでじゃないよ~!! と思っていたのですが・・・ (けっこうツイッターでツッコんでた日本人も多かったですよね。) ブルガリアのネット上のニュースにも載ってしまいました。ただでさえ日本からの食品を郵便で送ってもらうのに苦労してるのに・・・ ブルガリア人の友人たちからは

「本当にそうなの?」「ご両親をブルガリアに呼びなさいよ!! ここなら安心よ!!」 と言われてしまう始末・・・ だいたいのブルガリア人は、日本の大きさについてピンと来ていないようで、「島だから、ブルガリアより国土が小さい」という感覚のようです。フンっ!! ブルガリアなんて端から端までほぼ600km、人口だって東京の半分ちょっとしかない国なのにっ!! 先日日本は3000kmの長さがあるって言ったらけっこうビビられました(笑)。

そんなある日、オランダの一極右政党が自らのウェブサイトや新聞でブルガリアを含めた東欧を手厳しく批判!! オランダはブルガリアがシェンゲン条約に加盟することに否定的な国のひとつです。それを知ったブルガリアではけっこうニュースになりました。それによるとブルガリアのやはり(笑)極右政党「BMPO」がけっこうツっかかっていますが、この政党、ブルガリア国内ではロマの人たちやトルコ人にもっとひどい人種差別的な発言をくりかえしてるんですけどねえ・・・ ニュースを見る限り「組織犯罪」「麻薬」「売春」そして「ポイポイゴミを捨てる(笑)」など、たしかにブルガリア国内でも深刻な問題に言及しています。オランダは麻薬や売春が合法化されているけど、その分、限定されていたり登録されていたり、もしくは課税さえされているでしょうし。そこにブルガリアからそんなものが裏ルートで不法に流れ込めば・・・と心配しているのかも。さらに、オランダ人達からすればそんなサイトは「ただ一つの政党の意見」に過ぎないと思っているでしょう。今まで会ってきた幾人かのオランダ人の意見を統合すると、けっこう合理的に考えているようですが・・・

ちなみに。ブルガリアのニュースで、マイクを片手に大物政治家や政党の党首に突撃インタビューをしているのは、なぜか大学生くらい!?と思えるほど若くてカワイイ女の子達ばかり・・・ この国のジャーナリズムはどうなっていくのでしょう・・・

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ソフィアにもやっと春が・・・2012

2012-03-13 21:58:53 | まち歩き

ぶ厚く雪に覆われていたソフィアも、先週くらいからやっと気温がプラスになるようになってきました。でもまだまだ最低気温はマイナスの日があったり、朝起きると一面雪で真っ白になってたりして・・・ でも昼には雪は消えちゃいますけどね。Kokiche2012

春を告げるかわいい花「コキチェ」がやっと顔を出しました!!

2月14日はバレンタインデーで赤いハートの風船、そして3月1日までは紅白の飾り。そして3月8日は「女性の日」で花束を道端で売る人がたくさん!! 3月中はブルガリアのお祭り「マルテニッツァ」。みんな紅白の飾りをミサンガのように手首に巻いたり、服にピン止めしたりしています。

Unkochanwithmartenitsa ウチの近所の駄犬「うんこちゃん」の首にも・・・ 誰がつけたかマルテニチカ・・・ (笑) コウノトリが帰ってきたとき誰かうんこちゃんの首からはずしてあげるんでしょうか?

ウチの同じブホッド(住居棟入口)のドモプラビーテル(自治会長?班長?)のおばさんがエレベータの電気代を集めに来たときに、

Martenitsa2012 「アンタはしないみたいだけど、これブルガリアの伝統行事だから・・・」とマルテニッツァの紅白のひもを無理やり置いて帰って行きました。ちいさなてんとう虫(これもブルガリアのラッキーチャーム)が付いています。が、このてんとう虫、白い・・・(笑) 本当の伝統的なマルテニッツァはおばあちゃんたちが編んで作ってそれを道端で売っていたんだって。今でも道端でマルテニッツァを売っているのはおばあさんたちが確かに多い!! でも手編みのものは数えるほどしかなく、みんなイリヤンツィで仕入れた「メイドイン・チャイナ」(!!)・・・ あんまり伝統的じゃなくなってきたねぇ

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