クリスマス、ブルガリア語でコレダ・・・ この時期はユウウツです。なぜかというとスーパー「ビラ」や「Tマーケット」がお客でい~っぱいになってしまうから!! チョッと1つ2つ商品を手につかんでレジに行っても、コリチカ(カート)いっぱいに買い物をして並んでいる家族がズラズラズラ~ッ!!! 20分近くレジに並ばなければなりません。
「ビラ」にはペルニックでもお金持ちが来ます。見ていると1回の買い物に100レバ札を何枚も出しています。オオ~ッ、日本人の私も100レバ札なんて最近お目にかかっていないですね~。その人たちの買っているものといえばボンボニ(キャンディーやチョコレートの総称)を何箱も。そしてウィスキー、ジン、ウォッカ、ラキアなどの強いお酒、そしてお肉!!
そうそう、お肉売り場も今頃はチョッとコワい!! 丸鶏(これはいつも売っている。)だけでなく丸七面鳥、丸子ブタの遺体が・・・ こちらに住んでから生きた七面鳥や子ブタ(「シャーロットのおくりもの」や「ベイブ」に出てくるあのサイズの・・・)が遊びまわっているのをよく見かけるので、それが毛抜き処理をされただけでそのままの形で陳列棚に置かれていると、けっこう・・・ヨヨヨョ(涙) でも、切り身になってると平気というのも矛盾しているなあ~と自分でも思います。
「Tマーケット」のほうは客層も庶民的ですが、客だけでなく、商品も通路にあふれていて(売り出し商品を廊下に山積み・・・)中を通り抜けるだけでも大変です。カートはもうムリ! かごを持って「中央突破!」の覚悟がいります。
にしても、いつも「ニャーマ パリ!、ニャーマ パリ!!」(お金が無い!、お金が無い!!)と言っている年金生活者たちもボンボニなどを手にしてレジに並んでいます。擦り切れた靴、擦り切れたヤケ(ジャケット)・・・ 寒そう。若い人たちの「モデルノ」(=最新)な服装やケータイとは対照的です。友人のバーバ・マリアは「この時期、孫たちにプレゼントやお金を上げないといけないけど、そうすると電気代が払えない・・・」と嘆いていました。20代でも30代でも親や祖父母にプレゼントを要求する、くれないと責める、というのは私の周りでは本当によく聞きます。日本だと、もう10代後半くらいからは友人同士や、カレシ、カノジョと・・・ という方が重要で、親や、ましてや祖父母からのプレゼントをそこまで期待したりしてたかなあ~?してないよね~。
それにもともと共産体制下ではクリスマスは一応無かったはず(クリスマスよりも新年のほうに重点が置かれていたらしい)なのに、こんなときに金儲けと、お金やプレゼントをもらうことだけはしっかり取り入れるんだもんなあ・・・ さすがプラズニッツィ(祝日)大好き国民、ブルガリア人!!
チョッとソフィアに出かけてみました。クリスマス時期、街はイルミネーションできれいなはず!! (ペルニックのイルミネーションは暗すぎて・・・)でも、来年から原子力発電所が使えなくなるから電力不足の問題がどうなるかな・・・ う~ん、やっぱり日本各地のイルミネーションを見ちゃうとずいぶんさみしく感じるかも。でも、これ、イッパイイッパイですよ。だって去年よりもきれいな気がするもんね。新しい年はどうなるのかなァ・・・