2007年にEUに加盟して以来「西ヨーロッパ諸国で普通に手に入る」と思われる物がどんどんと大きなスーパーなどに並ぶようになり、結構売れているようです。多くのブルガリア人たちが出稼ぎでこれら西側諸国に行くからかもしれませんね。たとえば、ラスクのような乾いた固いパン!! イタリアやギリシャに遊びに行ったとき朝においしいコーヒーにつけたりしていただきました。最近ではスーパー「ビラ」のプロモツィア(売出)コーナーに山積みにされて、若い人を中心にカートにポコポコ放り込むお客さんがたくさん・・・ 日持ちするし、軽いし、ということらしいです。もちろん年配のお客さんたちは見向きもしません!! 「ビラ」はコーンフレーク、インスタントコーヒーのお徳用も売り出していて結構人気のようです。日本でもおなじみのものがようやく身近になりました。
さらに日本人の私にうれしいことが!! 肉の値段が上昇気味なのに魚類は据え置きかむしろ肉よりも安い!! 豚肉も鶏肉も骨抜きの脂身の少ない部位を買うと8レバから先なのに、魚は安いものが結構あります。鯉(ブルガリア語でシャラン)、鱒(パストゥルバ)は近所でとれるので新鮮な物が6レバ台から!! どちらも基本的にこちらの人はパルジェニ(フライ)で食べることが多いかなァ。ああ・・・ ごぼうがあったら鯉こくにするのに・・・ 輸入の海の魚も結構新しいニシン(ブルガリア語でヘリンガ)、鯵(サフリッド)や鰯(サルディナ)もよく見かけます。ピカデリー(高級スーパー。ソフィアではモールオブソフィアの地下に。)にいくと「Sushi」と大きく書かれてソムガ(鮭)やリバ・トン(鮪?カジキ?)が。そこそこ新鮮なようですが、それでも刺身で食べるにはどうかな?と心配になっちゃうんですが・・・
そこまで行かなくても近所にありました!! 魚屋さん!! リューリンの市場のなかに。いけすの中にはシャランが泳いでいて結構いろいろな魚が並んでいます。(もちろん刺身はムリでしょうけど・・・) 鰯や鯵、鯖はもちろん時には秋刀魚、それからモルスキ・エジック(海の舌?! つまりシタビラメ、クツゾコです!)も売ってたり。メルルーサも頭と尻尾、内蔵を取った状態で売られていました。メルルーサってフライになったのしか見たことないなあ・・・
結構新鮮な海の魚が食べられるようになってウレシイ~!! 鰯は手びらきにしてニシェステ(スターチ)をつけてフライパンで揚げ、甘辛いタレで蒲焼風にしたり、パン粉をつけてフライにしてマヨネーズソースと・・・ 鯵は豆鯵だったので内臓を取ってきれいにした後じっくり素揚げにして玉ねぎと一緒にマリネに。私の好みはちょっととうがらしを入れてピリ辛南蛮漬け!! カルシウムも採れるし、ビールに合う!! 久々に海の幸、おいしかった。
さらに昨日は大きな生のイカが足も内臓もついたまま1kg5レバくらいで売られていました。ウレシ~!! ほかの物を買おうと思っていたけど見た瞬間、即決。 たぶんスルメイカの一種と思うのですが身もワタもふっくら、たっぶり、ゲソもムチムチ!! イカのワタがある時いつもつくるのは大根とゲソとワタを煮る「ワタ煮」!! ちょっと甘めの味付けにしたら美味しかった!! 身のほうはガーリックオイル焼きにしてレモンを絞っていただきました。大きいからすごいボリューム!!
これらの魚類の入荷は日によってまちまちなのでいつもあるわけではないのですが、なんだか魚屋に行くのが以前よりも楽しみになっちゃったな~。そういえばもうすぐブルガリアでは「ニクール・デン」(聖ニコライの日)。みんながお魚を食べる日なので魚屋さんも張り切って仕入れるでしょう!!