JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

♪~タンゴは続くよ 失礼 Asfalto / PABLO ZIEGLER

2009-08-07 22:10:17 | 聞いてますCDいいと思う



バンドネオンの音を聴いたら少し収まるかと思った熱が冷めずにあさってしまいました。
そのひとつはJAZZ好きな人が一番安心できるPABLO ZIEGLERのアルバムに出会いました。
ピアソラのピアニストを務めたこの人が、その後とてもJAZZの雰囲気を取り入れて演奏しているのを楽しんできました。
2002年には「NEW TANG DUO」
2005年には「TANG MEETS JAZZ」というアルバムをつくり、私の好きなJAZZにTANGO を上手く持ち込んでくれる人になりました。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070903

さてこのアルバムはこれらのの少し前1996年から1997年に向けてのアルバムです。
JAZZらしいフレーズと音を感じさせながら、タンゴを演奏しているシーグレルの世界が始まる感じです。
ピアソラの後にどのような活動をしたかは、新しい2枚で賞賛できますが、その前段階、そう考えるとTANGOとJAZZが融合し始めています。
シーグレルはこの少し前に、アルゼンチン・タンゴの主要楽器のバンドネオンを抜いたグループで活動をしていましたが、結果またバンドネオンが戻ってきました。jazz的な音とTANGOの兼ね合いを突き詰めているこのピアニストがとても面白のです。
そしてバンドネオンが戻った演奏はバンドネオンの色とピアノの色が対比して面白い演奏になっています。

ピアソラの楽団のピアニストを10年も務めたシーグレルの演奏、やはりピアソラの曲を演奏するとまずその雰囲気が伝わります。2曲目これはピアソラの曲を演奏しているという感じです。
3曲目はテンポ的には落としたゆったりとした哀愁曲。
4曲目、シーグレルのピアノの音は澄んでいて、清く軽い、それがバンドネオンと対比になって素敵な世界です。
この後シーグレルの曲調は似たようになってちょっとなかだるです。
後半11曲目からピアソラの曲になると、知った曲でそれなりに締まってしまいますが、この後シーグレルはその部分で独自の世界を作っていったわけです。

Asfalto / PABLO ZIEGLER

Pablo Ziegler (piano)
Quiqui Sinesi (guitar)
Hector Del Curto (bandoneon)
Oscar Guinta (upright bass)
Horacio Lopez (drums)
Antonio Agri (violin)

1. Asfalto
2. Muerte del Angel
3. Milonga en el Viento
4. Empedrado
5. Cumparsola
6. Soledad
7. Decarisimo
8. Radio Tango II
9. Elegante Canyenguito
10. Maria Cuidad
11. Michelangelo '70
12. Dos Cadencias Sobre "Adis Nonino"
13. Elegia Sobre "Adis Nonino"





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする