
2018年のフランス映画。
実際にあった事件の裁判をもとにした法廷サスペンス。主演はマリナ・フォイスとオリヴィエ・グルメ。監督は本作が長編デビューとなるアントワーヌ・ランボー。
ランスで大きな注目を集めた実在の未解決事件をめぐる裁判を基にした法廷サスペンス。失踪した妻の殺害容疑で大学教授が裁判にかけられる中、一審で陪審員をつとめたシングルマザーのヒロインが、彼の無罪を信じて無実の人間が罪に問われて和ならないと事件を突き詰めていく。敏腕弁護士の助けをも求め真実に迫ろうと奔走する二人の掛け合いは事実だけに真摯だ。
主演はマリナ・フォイスとオリヴィエ・グルメ。監督は本作が長編デビューとなるアントワーヌ・ランボー。
まずこの監督のデヴュー作としての思い入れだろうか、最初から画面が凄い。映画をこうとると観客は引き込まれるよという画面が続く。
料理人のヒロインが真実を追い求める信念と、生活者としての仕事人の狭間で厳しい選択をしていくところも良く描いている。
ただ、裁判の展開で、真犯人とヒロインが信じる人間の電話記録が裁判の展開ネタのなっていくあたりは言葉が多くてちょっとつらい。しかしそこら辺も裁判ものがすきならばかなりおもしろい。
映画の方は最後の最後まで判決の行方はわからなく、映画としてはうまい展開なのだろうが、最後まで落ち着かない。
実際の話で結果はでているので映画を観ない人は調べてもいいが、ぜひ映画で見ると良い。
無実の人に罪を書けない、推定無罪を守ろうとする弁護士とヒロインが何とも力強い。
ツタヤ 採点 3.41 採点3.85
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