JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

もっと評価を PIRATE / FORMAT A ' TROIS

2008-09-10 21:53:25 | 聞いてますCDいいと思う


e.s.t.のスベイソンがなくなって、最後のアルバム「LEUCOCYTE」を拾った同じ店の中古棚に、探していたFORMQT A TROISの一番新しいアルバムがありました。
e.s.t.のサウンドがこれで途切れてしまった今、とてもその方向を受け継いでいる重要なグループとして評価して欲しいと考えています。
3作目を見つけたて、次も欲しいと思っていたらスベィソンと一緒に見つかりました。縁を感じます。(UN御茶ノ水には新盤であります。)
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080816

1曲目から電気的な処理をしている始まりで、これまでのサウンドと少し異なった出始めのアルバムです。
2006年スイスのグループのアルバムです。
2曲目もフェンダーを使った曲で、巡回するリズムとキーボードが繰り返しパターン、インプロを変化させていく感じはe.s.tに似ています。アルコのベースの使い方も近い。エフェクト音も本作品では近いものになりますが、e.s.t.よりソフトです。
4強目はオルガンを弾いているのは初めてです、アルコはちょっと不安定。(わざとでしょうか。)
5曲目、リズムにエフェクトしたピアノが乗っていくあたりはe.s.t.とかなり近い。このアルバムだけを聴くと、e.s.t.のコピーとかたずける人がかなりいると思います。
ただデビューからこのグループのアルバムをたどると、それが同じ道であろうと、独自で作っていることが理解できるのです。とてもアコーステックでスタートしながら本作では電気処理を多くしてきているのは彼等の意思だと感じます。
6曲目の生ピアノのメロディとタッチにスベイソンの真似でない個性をきちんと感じます。
実はe.s.t.が電気処理も入った尖鋭的な存在になって、少しひいてしまっていたのですが、そこをいいサウンドにしてくれたと、感じていたのがこのグループで、7曲目などもソフトな感じです。
8曲目聞いていただけるとわかりますが、e.s.t.の決してコピーでないオリジナリティーがあるサウンドでいながら、とても近いところを行くグループだと思います。e.s.t.の今後がないと決まったいま、もう一度すべてを聴きなおして評価して欲しいグループです。
ベースに重きを置いているところはe.s.t.と同じですが、こちらのベースはエフェクトはあまり使わない、私はどちらかというとこっちが好きです。
10曲目はベースラインもロック調、ドラムスも古いロックの中、フェンダーでのメロディはこれはノスタルジーを入れたフォークロックです。エレピのフレーズは舞台でブルースを歌うシンガーのようにかっこよく、この演奏はロックです。
fORMAT A ' TYOISのアルバムを中古で発見して、段々と拾いながら一番新しいアルバムまでたどり着きました。
いいと思うグループの流れをわかってきて、本当にスヴェイソン亡き後の重要なグループと思います。
応援をしてあげたくなるグループです。
そして12曲目アルコバックに落ち着いた美しいピアノ、e.s.tが次に何をするか最後のアルバムでとても気になりました。同じようにこのグループが次に何をしていくか気にな存在です。実はe.s.tの喪失の寂しさを、このグループに期待しています。

PIRATE / FORMAT A'3

ALEXIS GFELLER(p,el-p,org,synth)
FABIEN SEVILLA(b)
PATRICK DUFRESNE(drusm,drum machine,synth)

1 OUVERTRE No5
2 TAKE
3 JUILLET AOUT
4 LES ECLIPES
5 NOUVEAU JOUR
6 GOCCIA Ⅱ
7 H
8 DSG
9 GOCCIA
10 Z
11 FORMATIQUE
12 TERRE
コメント
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