JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

なんだかアレッと思う / PIANO JAZZ TRIO

2008-09-05 21:27:59 | 聞いたけどCDどちらでも


ポーランドのJAZZアルバムを見つけると、まず拾っておいてなどと書きますが、これにはちょっと躊躇しました。

ジャケット写真が凄い、きらびやかな幕の前にストリングカルテット、その前にピアニスト、これ音がわかるようです。
Live at the Sabath Theatre in Warsaw,23.03.2005とあり、裏返すとピアノに向かった一寸年のいったオジサンの写真が3枚、と曲名です。
ビートルズの1曲と超有名曲5曲、普通はこれを見てお別れするところですが、拾いました。
いくらオジサンでもショパンの国、ポーランドのピアニスト、どのような演奏なのか、逆に興味がわきます。

アルバムは2人のピアニストが3曲づつをもう一人のピアニストと演奏しているもので、4曲はリズムが付きます
ググルとHMVとUnにヒットしますが、変なのはピアニスト3人を1人がピアノで、あとのピアニストはベーシストとドラマーとして記述していることです。
ジャケにしっかり書いてあるのにどうしてなんでしょうか。レビューも信じられなくなります。(もともとあまり信じてないけど。)
「スタンダードを勢い良くストレートに」とか、「けれんみなく」とか書いてありますが、本当にきいているのでしょうか。

1曲目はストリングスが美しくハーモニーをとるなか、2台のピアノが華麗に、華やかに演奏されるという、想像の通りのかんじです。
想像よりか華やか、普段は聴かないピアノですが、このようなJAZZも当然あります。
流れるように2台のピアノが掛け合っていくきらびやかな世界です。
2曲目はゆったりとしたジョージア、掛け合いがテンポを落とすし、美しく作られる演奏でかなりいいジョージアだと感じます。
3曲目はピアノデュオでストライドピアノ風、4曲目はテンポをアップして同じ調子ですが、奏者が変わります。ここらへんはコンサートらしい感じです。
ただ演奏はうまい、下手なピアニストがこのようなコトをするとガックリする事がありますが、これは凄くうまいのでしょう、派手なのに嫌みなく耳に結構心地よい。
5曲目はちょっと派手めなA-トレイン、テクをみせると、6曲目は趣をかえてJAZZロック風のビートルズの曲。
ちょっと雰囲気変わって、私としてはジョージアの感じに戻ってくれるのもいいかと思うのですが、このハード・デイズもさすがのポーランドピアノ、ぐいぐいと曲をピアノがおしきっていきます。

ドラムスは普通のタイプですが、ここでベースを弾いているのはナミスウォフスキのアルバムとかウロデク・パウリクと“スタンダード・ライブ”を演っているズビニエフ・ウアジェハウパフで太いしっかりしたベースです。

もうひとつ、驚くのがアレッもう終わってしまったという感じで、2005年の録音なのに収録時間28分というのも驚異的なアルバムでした。これって減点ですよね。

PIANO JAZZ TRIO

Krzysztof Sadowski piano 4,5,6
Krzysztof Karpinski piano 1,2,3,4,5,6,
Mieczyslaw Mazur piano 1,2,3
Zbigniew Wegehaupt bass 1,2,5,6
Sebasian Frankiewick drums 1,2,5,6
Wojciech Chrzanowwski percusion 1,2,5,6
Mikolaj L.Lipowski percution 1,2,5,6
violin Quartet 1,2

1 Stompin' At The Savoy
2 Georgia On My Mind
3 Lady Be Good
4 Sweet Georgia Brown
5 Take The A-Train
6 A Hard Days Night
コメント (2)
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