JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

敬老の日セッション LIVE AT STARS / ALEX RIEL

2008-09-16 21:18:03 | 聞いてますCDいいと思う


年をとると面倒なことはしたくありません。
若い頃は一つ一つ決着をつけないといけないように思ったし、結論をつけて次に進もうとしていました。
何も大層な話ではなく、JAZZのアルバムの話です。
ところがこのごろ、拾ってみたものの、いまひとつきっちりとした印象がなく、なんだかな~と思うアルバムについて結論ずけをしないで次に行ってしまう事が増えてきました。
このアルバムもそれですが、blog仲間のozaさんが書いているので、こちらも心を入れ替えて挑戦です。
Alex Rielというドラマーはかなりのところで会っている、とても安定感ある人だけど、特出して凄いというわけではなくて、でもベースのJesper Lundgaardと一緒であれば、平均点以上の状態だと想像が付きます。
問題はチャーリー・マリアーノでどっちに転ぶかですが、Liveでスタンダードやっているのですから、期待をこめて購入しました。
で第一印象のマリアーノさんですが、やはりちょっとお年ですか、音の張りが落ちているような、もしくはマリアーノはマリアーノぐらいと言うのでしょうか。でもお歳ですからしょうがない。
2曲目“My Foolish Heart”のマリアーノのソロが終わるとお客さん数人だけ拍手という状態が録音されているので寂しさを感じてしまいます。
マリアーノ決して悪いとは言いません、が音と張りとフレーズがちょっと。(それじゃ全部じゃないか)
ピアノを弾いているJacob Karlzonという人は結構中古屋さんでお目にかかるアルバムを出している人ですが、はじめてです。3曲目ピアノ・トリオで始まりますが一番勢いがあります。フレージングも斬新なところあり、Lundgaardのベースソロもなかなかです。
4曲目ながーいアルトのソロの後のピアノのフレーズとても美しい、だけどせきをしているのは誰でしょう、しっかり録音されてます。
そしてお年を召したマリアーノの昔話が挟まれて、ちょっと敬老の日らしさが出てきます。笑い声も人数が多くなくとてもこじんまりした感じを受けます。
次の“Night And Day”マリアーノがかなり激しく吹いているので、もうワンテンポ速かったらとても凄くなるのに惜しい演奏です。
チャーリー・マリアーノ、84歳それだけで凄いことかも知れません。
そのように考えだしたらこのセッションもなかなか素晴らしい、7曲目のピアノソロも面白いことしているし、拍手の数とか、掛け声とか、せきの音にまどわされましたが、8曲目だって頑張っています。
アレックス・リールさんは敬老の意識が強いのです。老人を招いて元気にセッションしてあげているのです。老人もちゃんと主張するのです。
こんなアルバムを記事にした事もありました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20061007
敬老の日でちょっとおまけしましたがこのセッション。



LIVE AT STARS / ALEX RIEL

         Charlie Mariano(As)
Jacob Karlzon(P)
Jesper Lundgaard(Ds)
Alex Riel(Ds)

1 Black Orpheus
2 My Foolish Heart
3 All The Things You Are
4 Prelude To A Kiss
5 Speak By Charlie Mariano
6 Night And Day
7 Like Someone In Love
8 Sweet Georgia Brown

コメント (4)
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