JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

息子の置き土産  容疑者Xの献身

2008-09-25 22:36:39 | 


息子2の本を整理していたら、(全くかたづけないので)話題になった本の文庫がありました。
「容疑者Xの献身」で感想でも書こうかと本のタイトルを入力しエンターキーを押すと「容疑者Xの検診」と変換されました。話の余韻が残っている身には大笑いでしたというところからこのblogが始まります。(小説調になってしまった。)
本の方は天才的な数学の教師が思いを寄せる隣人が働く、弁当やへ行くところから始まります。
東野圭吾が直木賞を射止めた大ベストセラーの文庫本です。

ミステリーの内容を書くわけにはいきませんが、早々と死体が出来たのにそれからの展開はゆったりしています。
犯人ははっきりしているので、いかにその事件を隠すかが読みどころと思うのに、その緊迫感はあまり伝わりません。
主人公の物理学者や登場人物の人物描写の方がおもしろく、ハラハラ感と言うよりかそちらに視点がいってしまいます。
そしてトリックにたどり着いた時には驚きました。全く解らなかった。
主人公の物理学者がそれを解っていく過程は、朦朧頭(私)には読み取れませんでした。
最後になって判明する教師の愛の深さには、それまでを見事にあざむかれた朦朧頭にとっては気持ちのよい爽快感が生まれました。
今度この小説の映画が公開されるけど、この欺きがメインの筋立てになるのだろうな。
でも残念ながら、本年度の日本映画の一位は既に決まっているのです。

本の整理も済んで、つくづくこの本をながめてます。

長い研修期間を終えて、息子2は西の方の中心地に赴任が決まりました。

コメント
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