JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

失われたものは Dear Prof .Leary  / Barney Wilen

2008-09-22 20:48:36 | 聞いてますCDいいと思う




ハクエイ・キムの師匠であるマイク・ノックがピアノを弾いているアルバム「The Count Rock Band」はとても懐かしいアルバムでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20071011

スティーブ・マーカスが1967年に作ったバンドで、ギターがラリー・コリエルでJAZZがロックの勢いを取り入れたバンドでした。
マイク・ノックが1968年に作った「The Forth Way」はエレベがフォークロックのような響きのかっこよいバンドでこれらはこの時代のジャズの一つのムーブメントでした。
音楽を聴いてトリップ出きる見たいな自由な気分と言う物がまだ身近に感じられた時代でした。
カウント・ロック・バンドもフォース・ウェーも当時聴いて大好きでしたが、最近これも好きなバルネ・ウィランがアメージング・フリー・ロック・バンドというのを作って演奏していた事をしりました。再販されたみたいで探していたらありました。
ドラムスはAldo Romano、ピアノがJoachim Kohm,強烈なラインナップです。
写真を見ればなかなか若いつわものたちです。



1、曲目“The Fool On The Hill”では始まるアルバムは最初聞くとちょっと棒みたいなエレベラインやファズを効かしたギターなど、このアルバムはアメリカの真似物かと感じましたが、間違えてているような気がします。
このアルバムをつくったのは1968年、アメリカで作っている若者たちと同じ年なのです。そしてこのころ、世界的に同じ音楽的なムーブメントがおこっていたのです。
じっくり聴いてみれば、このアルバム真似ではなく、フランスにいる若者たちからのムーブメントへの発信だったのでしょうね。
同じ時代、世界の多くの地域で若者が同じ思考をしたのが本当ではないでしょうか。
その、世界共通みたいな若者の気持ちは今も残っているのでしょうか。
1曲目の“The Fool On The Hill”から2曲目バンド名にFree Rockとあるようにfreeの色あいが強く、Joachim Kohmなんかはfreeの方が本質にみたいです。
シュープリームスが最初で、馴染みはバニラ・ファッジだった“キー・ミー・ハンギング”は元の題“You Keep me hangin' on” が“Why do you Keep Me Hanging on”になっているのはなぜでしょうか。
歌詞では「You Just Keep me Hanging' on 」となっていますが解りません。
この後ボビー・ジェントリーの「Ode to Billie Joe」やオーティス・レディングの「Respect」など当時のヒットを素材にしてジャズが枠を広げようとする展開です。
フリーの色を少し多くしながらバルネもこんなことしていたのかと思うアルバムです。
そして同じ時代に世界中の若者が感じていたと思う自由な表現、自由にやってみてドーダという世界、企画がすべてでない世界があったと思うのです。今売らんが種も企画しかアルバムに出着ない寂しい状態ですね。
現代に至って、失ったものは多く、当時持っていたものわすれてしまいましたね。
元気の良いアルバム出て欲しいと思います。


Dear Prof. Leary / Barney Wilen

          Barney Wilen: soprano and tenor saxophone
          Mimi Lorenzini: guitar
          Joachim Kuhn: piano organ
Gunter Lenz: bass, electric bass
Aldo Romano: drums
Wolfgang Paap: drums

1. Fool on the Hill
2. Dear Prof. Leary
3. Ode to Billie Joe
4. Dur Dur Dur
5. Why Do You Keep Me Hanging On
6. Lonely Woman
7. Respect



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする