JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

グルツ城奇譚 CARROUSEL / SERGIO GRUZ

2008-09-12 23:17:16 | 聞いたけどCDどちらでも


このアルバムの前作はblog仲間に勧められたかたちで購入し結構驚きました。一体どこで見つけるのって感じでした。ですから今回は待って購入したような感じです。ジャケのデザインも同じ人です。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070318

前作は映像的で楽しめた思いがあります、今回もグルツの個性が全面にしっかりでていますが、重たさが増した感じです。
アドリブも、これでもかとフレーズを積み重ねます。4ビートなんて関係なし、JAZZと表現する必要がないグルツワールドです。凄い自分世界はとても驚くものです。こうゆうのって、有る部分作られた世界にころに乗るか乗らないかです。
私は不思議な世界は結構すきです。
古くは江戸川乱歩の「パノラマ島奇譚」最近では村上春樹の「東京奇譚集」伝奇ものでは、国枝史郎「神州纐纈城」角田喜久雄「妖棋伝」「髑髏銭」ドロドロした世界でありました。
この世界とても楽しくて、好奇心が次から次ぎえ発展しながら一気に読ませる世界でした。
ドロドロ感ではそれを思い出しましたが、このアルバム、そこへいっきに引き込む構成がありません。
昔読んだ小説と同じようなスカッと感がありません。
すべてグルツの作品になりますが、メロディの切れ間が乏しく、アドリブの独自性は感じますがあまり面白くありません。
有る意味この2作目で見えてしまったという感じです。とても個性的なので、好きと思った方は凄く良いと思うアルバムでしょう、私にとっては、選び抜かれた奇譚集に比較して1つ足りません。

CARROUSEL / SERGIO GRUZ

       Sergio Gruz(P)
Jan Sebastien Jimenez(B)
Antoine Banville(Ds)

1 Waitin
2 37
3 Luna
4 Funambule
5 Mon Imaginaire Est Tres Riche Ces Temps Ci
6 Lunes 28
7 Carrouse
8 Si Pudiera O Pudiese
9 Funambule (Alternative Take)
10 Carrousel (Alternative Take)

コメント (4)
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