JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

「いってらしゃい、また会おう。」   映画「 おくりびと」

2008-09-23 18:20:17 | 映画


スタッフ
監督:滝田洋二郎
脚本:小山薫堂
撮影:浜田毅
音楽:久石譲
プロデューサー:中沢敏明、渡井敏久
製作国:2008年日本映画

キャスト

小林大悟:本木雅弘 - チェロ奏者の夢を諦め、納棺師を目指す。
小林美香:広末涼子 - 大悟の妻。
山下ツヤ子:吉行和子 - 山下の母親。亡き夫が遺した銭湯を一人で切り盛りする。
佐々木生栄:山崎努 - NKエージェント社長。
上村百合子:余貴美子 - NKエージェント事務員。
平田正吉:笹野高史 - 銭湯の常連客。
山下:杉本哲太 - 大悟の同級生。役所勤め。
大悟の実父:峰岸徹 - 大悟が幼い頃に家を出た。

本日はお休みなので映画でもということになり、映像が面白そうな「ウオンテッド」か面白そうな話だと想像していた「おくりびと」を天秤にかけて「おくりびと」を見てきました。
これが大正解というか、こっちを選んだ事に感謝したい気持ちです。
話は遺体を棺に納める納棺師という職業を軸にした話です。
もうそろそろ送られる側にいる人たちや、送る側の人たちで劇場は一杯、そしてそのすべての人たちが涙したのではないでしょうか。
私も鼻と涙でこまりました。

感動に感謝と尊敬をこめて、スタッフ、キャストを記しました。
愛する人を、そして他の人を、ご苦労様と心をこめてお送りすること、お棺に入る時に、その人の人生をやさしく思いやってあげることで納得がやがて人々を包み込んでいくことが、ストーリーだけでなく映画を見ている人にも思い当たるのです。

人を弔うことを軸にした日本映画には伊丹十三の「お葬式」があり、最近では津川雅彦の「寝ずの番」などというはじけた映画もあいました。
ふぐの白子やクリスマスの鳥の足の食べる場面を見ると、伊丹監督の「お葬式」へのオマージュが有るとおもいました。

内容についてはあまりかけませんが、笑いの場面も随所にある、心にしみていく映画でした。
又主人公は失業したオケのチェリストで、多くの場面で演奏がながれ、チェロ好きには魅力がもう1つ加わる映画です。

この記事のタイトルにしたものは、笹野高史のせりふで、これもなかなか効いています。




コメント (4)
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