行雲流水

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本草学者 平田眠翁

2022年06月07日 | 日記など
高校までに習う”理科”は大きく分けて「物理学」と「博物学」に分けられます。「物理学」は物理と化学、生理学、地球物理学などのように数学が必要で計算問題が出てくる部分です。それに対して「博物学」は動物、植物、鉱物などひたすらものの名前を暗記していく部分です。平田眠翁(1807ー1882)は幕末から明治にかけての本草学者です。本草学はもともと中国の動植物、鉱物などをもとにした薬学(道教の影響を受けたもの)でしたが、日本では薬学と博物学としての意味をもった分野として扱われてきました。有名な本草学者に儒学者の貝原益軒がいます。また、平賀源内は医学、本草学の大家でした。
平田眠翁は平賀源内のように医者であり本草学の大家であったはずですが、資料がなくなってしまっているため、その生涯の詳しいことがわかりません。墓は、立川のキリシタン受難の地の近くにあります。


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