akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

『伊豆の踊子』in茅ヶ崎館

2007-09-10 | 活弁
6回目になりました茅ヶ崎館での活弁公演茅ヶ崎館で楽しむ活弁と和食ブッフェの宴。9/9今回は五所平之助監督の『伊豆の踊子』(昭和8年)をご覧いただきました。盛況でとても楽しい会となりましたことを感謝いたします。

茅ヶ崎館公演では、ご覧いただいた後に、みなさんとお食事をしながら交流ができるのが私自身も楽しみで、今回も様々な御感想をいただき、映画のお話、活弁のお話、着物のお話といい時間を過ごさせていただきました。

何度も映画化されている『伊豆の踊子』の第一回映画化作品ですが、踊子薫を演ずる田中絹代さんのはつらつとした表情、はじけるような演技がとても印象的です。
私自身はこの作品を語るのが3度目になりますが、今回、もっとも楽しく語ることができました。もちろん台本が練り直されて変わってきていることもありますし、それぞれのキャラクターに愛着がわき、演じ分けを楽しめているということもあります。
原作の川端康成の短篇小説にはないエピソードがいろいろ入っていて、それが以前は違和感にも思えていたのですが、逆に映画としての面白さを出しているのは伏見晁の脚本と五所監督ならではのエンターテインメント感覚なのだと思います。
今回も多くのお客さまから「淡々とした原作なので、こんなに面白い『伊豆の踊子』だとは思ってませんでした」「鉱山発掘や人身売買など原作以上に当時の社会的文化的な背景が見えますね」などとお声をかけていただきました。
茅ヶ崎館という昔ながらの落ち着いた雰囲気の旅館でご覧いただけたのもよかったと思います。

着付けの本多先生始め何人もの方が着物でいらして下さいました。私もここでの公演は着物にさせていただいています。

「小津安二郎作品にみる着物」の特集を組んだ和の情報マガジンSAKURA10月号がまもなく発行になります。茅ヶ崎館の森浩章さんへのインタビュー、また茅ヶ崎館で撮影した私がモデルになっている着物写真も掲載されています。よかったらお取り寄せ下さいね。

これからもどうぞ宜しくお願いいたします。ありがとうございました。

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