akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

茅ヶ崎市民文化会館公演

2006-06-23 | 活弁
21日の「佐々木亜希子の活弁シネマライブ」、誠にありがとうございました。
たくさんのお客さまに御来場賜り、感謝申し上げます。

小津安二郎監督の昭和4年の作品『大学は出たけれど』(短縮版)と、小津監督が傾倒していたエルンスト・ルビッチの『結婚哲学』を、FEBOの生演奏と佐々木の語りで。もう一つ、映画草創期のリュミエール実写集をFEBOの演奏に乗せて御覧いただきました。
FEBOの演奏、いつもながら映像にマッチしていてとても素敵でした。私も語りやすいんですよね。また、語っている最中に聞こえてくる会場の皆さんの笑い声。これによって、「語り、演じている私」も含めみんなで観るその映画がどんどん面白くなっていきます。やっぱり大きなスクリーンで、みんなで名作を鑑賞するというのはいいですよね。
何度も同じ作品に足を運んで下さる方、大勢で駆け付けて下さった方、初めて観て感激して下さった方、本当にありがたく思います。
(開演時間が遅れました事を深くお詫び申し上げます)

今回の公演開催にあたりましては、(社)神奈川県映画教育協会、(財)茅ヶ崎市文化振興財団、茅ヶ崎館を初め、茅ヶ崎の文化を担う多くの方々に御協力、御尽力いただきました。パンフレットの御協賛にも心より御礼申し上げます。
湘南ちがさき屋
(株)洋建築企画
(有)プリムローズ 湘南企画工芸
湘南唯一の蔵元 熊澤酒造株式会社
クラフトショップ ギャラリースペース俊
絵画修復・美術表装 辰巳堂
お弁当・お届け料理「ちがさき濱田屋」旬菜・酒「花はん」
旬の会席・宿 茅ヶ崎館
(株)テクノコア

小津映画は「シナリオが出来上がれば、映画は八割方出来たのと同じ」だったといいます。『晩春』『麦秋』『東京物語』といった名作のシナリオが生まれたのは、この土地があり、共に創造する人々がいたからこそです。海が近く、潮風が心地よく、温暖で、居心地のいい宿があり、いい仲間がいる。「脚本を書いている時が一番楽しい」と言っていた監督が、長年にわたってここを大切にしたのがわかります。
小津安二郎監督を初めとする多くの映画人が愛した茅ヶ崎の地で、こうして活弁公演をさせていただけることを、有り難く、光栄に思います。
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2 コメント

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御成功おめでとうございます (石コロ)
2006-06-24 23:04:19
茅ヶ崎の御公演、本当に大成功で良かったですネ!15日のイベントに行った人より「初めてでしたが、佐々木さんのファンになりそう~」と報告がありました。でもコレは嘘ですネ!だって佐々木さんのイベントを全然見に行っていない私でも大ファンですからね。あの雨の夜に一人で見に行った、もうそれだけで立派なファンの証拠です!実はその人、私の小学校時代の恩師なのです。
ありがとうございます (akiko)
2006-06-26 17:44:48
いつもありがとうございます。15日の『ジークフリート』にも恩師の先生がご友人といらして下さり、たいへん嬉しかったです。

感謝申し上げます。

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