しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

市民だより

2020年07月04日 | 「笠岡市政だより」から

笠岡市政だより


「笠岡市政だより」は、昭和28年7月20「笠岡市報」としてNO1が発行されている。

昭和29年4月10日、第6号ら「かさおか市政だより」に名称変更。
昭和33年11月、第62号から「市政だより」に名称変更。
昭和48年4月、第216号から「かさおか市政だより」に変更。
昭和51年12月、第260号から「市政だよりかさおか」に変更。
昭和52年12月、267号から「広報かさおか」に変更。

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笠岡市報NO1 昭和28年7月20日
せきり

最盛期はこれから 油断すればあなたもあぶない

患者50人を突破、
夏は赤痢といっしょにやってくる。

患者や保菌者から出た赤痢菌をすぐ始末してしまう。
患者を隔離し、消毒する。

ハエを退治したり食物を煮て食べる。食事の前に手を洗う。

平素から栄養、休養をよくとった強い身体にする。


手を洗う、ハエを退治する、生ものを食べぬ、早く診てもらう。


その他、家の内外の清掃、特に台所。
蒲団や畳を日に当てる。


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笠岡港で壮行式

対馬出魚者出発

岡山県では、本年度から県外出魚を奨励していますが、その一つの試みとして、津島の竹敷港に住宅を建設。
県下の希望者から 22名を選抜して送り込むことになりました。
笠岡市からは金浦の平田さん(487)と唐下さん(58)が船一隻をもって参加されました。

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笠岡港小唄のレコード着荷

好評で売り切れになっていた笠岡港小唄のレコードを、追加注文していましたが
この程、コロンビア本社から送ってきたので、市内各レコード店で発売中。

 

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笠岡市報NO.2 昭和28年8月25日

結核療養所をつくる

笠岡市他十ヶ町村組合で

戦前亡国病といわれた日本の結核は、戦後外科療法の発達と特効薬の普及により死亡者は激減したが、
これは患者の減少を意味するものでない。
治りがたい病気であります。もはや不治の病ではありません。
国立療養所の整備とともに、地方公共団体が結核療養所を設ける場合は一定の補助金が出る。
そこで笠岡市及び小田郡南部の町村で組合をつくって結核療養所を建てることになりました。

笠岡市および小田郡で結核届け出数は、笠岡市335人、小田郡887人、まだ未届けの患者がいると思われます。
ほとんどは自宅療養者で、療養施設に入っている人は6~7%に過ぎません。


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小鳥を飼う人に
愛らしい小鳥を見ると、誰でもちょっと獲ったり飼ってみたくなります。
しかし、それが無制限に許されると、日本の小鳥は少なくなってしまいます。
届け出を要する小鳥
ヒバリ、メジロ、ウグイス、ヤマガラ、ホホジロ、ウソ、マヒワ。


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中学校学年別生徒数

昭和29年度以降予想数

 

昭和31年度の在学生は「生めよ増やせよ地に満ちよ」時代の子であります。
昭和35年度以降は再び増加してくる。
ここ数年の経費の増加は避けられません。
まだまだ整備しなければならぬ多くのものをもっています。
今後市民各位の一層のご協力をお願いする次第です。(教育委員会)


       昭和26  30  31  32  33  34

笠岡東中   486  532  527  527  483 462

笠岡西中  1.294  1.463  1.560 1.483 1.356 1.308

金浦中   962  1.020  1.046 989 844 837 


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笠岡市報NO.3 昭和28年9月25日

六ヶ村との合併きまる

神島外町、里庄町、大島村を除く、
城見・陶山・大井・吉田・新山・神島内の六村は10月1日をもって笠岡市に編入合併されることになりました。


金浦小のトラ退治
どういうわけか金浦小の児童はトラホームに侵されている者が比較的多く1.1134名中317名。
そのうち手術を必要とする者が123名おりました。
治療は、来る10月中旬日赤病院眼科が学校を治療室に充て、進んだ近代医学による完全治療が実施される予定であります。

 

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笠岡市報NO.4 昭和29年1月20日

各地区特産品

笠岡 桐下駄 家具類 薄荷 花火
金浦 模造真珠 鶏卵 かき 麦稈労働帽子
今井 二十世紀梨 白桃 果物缶詰  乳製品
城見 吉備焼 びわ 干いちじく 鶏卵
陶山 麦稈真田 煙草 薄荷 除虫菊
大井 煙草 薄荷 除虫菊
吉田 素麺 煙草 
新山 大久保桃 富有柿 牛乳 晩三吉梨
神島内 藻貝 かき 除虫菊 オリーブ


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笠岡市報NO.30 昭和31年1月10日

 


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笠岡市報NO.43 昭和31年12月15日

 

 

 

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小平井の結核療養所

 

 

 


笠岡市報NO.2 昭和28年8月25日

結核療養所をつくる

笠岡市他十ヶ町村組合で

戦前亡国病といわれた日本の結核は、戦後外科療法の発達と特効薬の普及により死亡者は激減したが、
これは患者の減少を意味するものでない。
治りがたい病気であります。もはや不治の病ではありません。
国立療養所の整備とともに、地方公共団体が結核療養所を設ける場合は一定の補助金が出る。
そこで笠岡市及び小田郡南部の町村で組合をつくって結核療養所を建てることになりました。

笠岡市および小田郡で結核届け出数は、笠岡市335人、小田郡887人、まだ未届けの患者がいると思われます。
ほとんどは自宅療養者で、療養施設に入っている人は6~7%に過ぎません。


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笠岡市報NO.116 昭和38年9月30日

 

「鴨方町史」
満洲移民も国策として各府県に割り当てがなされ、岡山県では1937年(昭和12)から1941年の5年間に1.670戸の移住募集計画が作られていた。
全国的には75.310戸の移住を実現しようとする壮大な計画であるが、鴨方町では応募者は少なく、1937年までに10名余りが渡満したにすぎなかった。

 

 

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