しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

茂平の暮らし・城見の博労ほか

2020年07月16日 | 父の話
父の話 談・2002.5.3 



警鐘台
(役割は)昔とかわらん。
サイレンによって召集をかける。


脚絆
上と下で二か所くくる。
田植え用
ひいるがおるので、(ひいる対策)履く。 
 

ゲートル
巻く。
兵隊も学生もはきょうた。
山へ行く時にもはきょうた。


人糞
新涯に大きな野壷をこしらえとった。



父・米や麦を干しょうた。今は米を作りょうた人は乾燥機があるんで庭はいらん。

母・何べん干しょうたもんなら。一斗ず運んで、筵(むしろ)をしいて。
雨が降りそうなら夜中でも、起きよぅた。


茂平のイナ取り
ワシが子供の時からしょうたのう。
やり方は変わった。
土地ををもっとる人が責任をもってやりょうた。

消防がするようになった。
儲けた分は消防が使ようた。
おじいちゃんがあるときにした。


PTA会費
少ないけえ、払えんゆう人はいなかった。


アメリカの脱脂粉乳
国がしょうた。
国が飲ましょた。
腹薬として飲ましょうた。


エントツ掃除
火を焚きょうたけぇ。
上から下へ(煤を)落としょうた。
エントツ掃除は消防からもせぇようた。


牛を買う
西ノ谷へ博労のますらおさんがおった。
城見ではますらおさんだけじゃった。

「ええ(牛が)のがおるけぇ買え」
それが子を産んで大きくなったら
「売れ」ようた。

ますらおさんは若いのをもって売りょうた。
商売にしょうた。
自分で何匹か(牛を)持っとった。
城見じゃあ一人だけじゃった。


兵隊が野戦で寝る
行軍しょうるときは、寝るのはそのまま。(歩いているふくそうのまま寝る)
取るのは帽子。背嚢。
背嚢は枕にして。

(足を休めることは?)軍靴をはいたまま(寝る)。
顔は?
昼にぶんぶん(蠅)が多い、それで網をもっとる。それを被って寝る。


背嚢の中身は?
自分の貴重品や、食べもん・・乾パンみたいなもん。着替えやこ。
食料品と日用品。

コメント
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