miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

ユネスコの記憶遺産

2015-10-21 | Weblog
中国が申請した「南京大虐殺」資料の登録で、日本政府は中国に政治利用だとクレームを付け、自民党外交部会や、民間人の間でもユネスコに対する分担金停止や、ユネスコ加盟脱退など騒いでいる。一方では「日本人捕虜のシベリヤ抑留強制労働」の記憶遺産登録に対し、ロシアが政治利用だとクレームを付けている。

そもそも、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の組織が不完全で、独自の調査機関もなく、公開検討機関もない状態の上、事務局長の偏見と独断で記憶遺産として残すのはどうかと思う。支那人は昔から「白髪三千丈」のたぐいで、物事を百倍、千倍に表現する人種です。南京虐殺もその例に漏れず表現されているのを、そのまま登録され、それが真実として世界の記録遺産になってはたまらない。

シベリヤの強制労働に関しては、ロシヤ側にも日本にも正確な数字が残されている。終戦間際、不可侵条約を一方的に破棄したソ連が、満州に攻め入り、日本人捕虜をシべりや開発に投入し、飢えと寒さで、多くの日本人犠牲者が出た、その数字は両国間で確認されている。これは歴史の事実であり政治利用ではない。

しかし、いづれにしても一挙に、ユネスコ分担金の停止に踏み込めば、その比率が大きいだけに、ユネスコの機能が麻痺し、世界から反感を買うことになる、ましてやユネスコ加盟脱退してなんの利得がある、世界から孤立するだけだ。ユネスコの組織改革を進めることにこそ力を注ぐべきだ。

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