4時間超の記者会見で感じた覚悟、島岡美延です。官房長官や大臣の会見ももう少し記者の質問に答えてみては？ 風通しの悪さを変え、対話をしたいという東山新社長。自分の会社、組織の「言えない雰囲気」、思い当たる人も多いのでは。
こちらは、国に禁じられても表現を続ける人。映画『熊は、いない（15日公開）』をご紹介します。社会にある障壁や理不尽な規制などに対する、人権の尊重をテーマに撮り続けるイランの名匠ジャファル・パナヒ監督。2010年に、国家の安全を脅かしたとして、20年間の映画製作禁止を言い渡されるも、様々な方法で映画を撮影。本作完成後、逮捕、収監され、もちろんイランでは上映禁止。去年のヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞作。
パナヒ監督自身が演じる〈架空の映画監督〉を軸に、2組の愛し合うカップルに起きる想像を絶する運命。女性蔑視、宗教的な原理主義など、イランにある問題を浮かび上がらせ、フィクションとノンフィクションが混じったよう。
