美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

これぞ優雅、豪華、白鳥の湖

2024年04月27日 07時22分24秒 | バレエ

雨がパラパラと落ちるGW初日、島岡美延です。

上野では既に『上野の森 バレエホリディ2024』スタート。昨夜、東京バレエ団『白鳥の湖』の初日を鑑賞。創立60周年記念シリーズ、このブルメイステル版は特に3幕の豪華さ、王子や観客をも幻惑するようなアンサンブルに目を見張ります。芸術監督・斎藤友佳理氏の想いが結実した圧倒的な3時間!

オデット/オディールは、沖香菜子。柔らかさと強さが無理なく融合しているので、2役どちらを踊っていても美しくしなやか。王子の宮川新大は、優雅さと青年の未熟さを体現、愛の表現はどこまでもまっすぐ。

3幕は各国の踊り手が皆、ロットバルトの手下! 演じる柄本弾はまさに自由自在。29日には初主演の榊優美枝を支えて王子になりきるはず。

私が習っている先生も優雅に三羽の白鳥や花嫁候補。それにしても東京バレエ団の群舞、ブラボー! 足、腕、首の角度の揃い方、海外のバレエ団ではムリ。バレエを観たことない人にもぜひ、体験してほしい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベラルーシ政府は人間を兵器にした

2024年04月26日 07時28分03秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

何のために政治家になったか、島岡美延です。セクハラ、パワハラ、女性問題で辞める首長、国会議員。お金や権力を間違って使う人、他にも?

これはより深刻な政治の過ち。映画『人間の境界(5月3日公開)』をご紹介します。『ソハの地下水道』のポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド監督の最新作は第80回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。公開時、ポーランド政府が上映妨害、政府PR動画を流せという命令を多くの独立系映画館が拒否。

2021年、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで大勢の難民をポーランド国境へ移送。ポーランド政府は受け入れ拒否。〈人間兵器〉と呼ばれる策略に翻弄された人々の過酷な運命を難民家族、人道活動家、国境警備隊の青年らの視点から描く、ほぼモノクロ152分。難民経験を持つ人も出演。

「映画は無力ではありません。世界と人間の運命についての真実を異なる視点から多面的に描き出すことができるのです」とホランド監督。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲノム解析が進む古代の列島

2024年04月25日 07時26分58秒 | 日記、その他

昨日から10度以上も気温が上昇、島岡美延です。

東高根森林公園では芝生の下に弥生や古墳時代の遺跡が保存されていて、人々の暮らしを想像しながら歩いた私。今、読んでいたのが斎藤成也監修・著『ゲノムでたどる古代の日本列島』(東京書籍)。

〈日本〉の呼び名はなかった4万年前の旧石器時代。本では列島にいた人々を〈日本列島人〉と呼び、ゲノム解析について各分野の専門家が執筆。この20年、いや10年で技術が進化し、かなりわかってきた〈日本列島人〉のルーツ。

以前、講演会を聞いた山田康弘氏の「縄文時代の墓をテーマにすることになった」経緯など、興味深い話。もっともゲノム解析の専門用語は難しすぎるけど。今の日本人のゲノムがどの地域と共通性があるかが判明してきて、縄文人もかなり正確に分析可能になってきたそう。

一方でルーツの違いがあれど皆、ホモ・サピエンス。もう少し平和にならないか、そうも思ったり。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツツジの名所と県立森林公園

2024年04月24日 07時32分00秒 | 日記、その他

今日は傘が手放せず、島岡美延です。昨日がチャンスと曇り空のもと、川崎市内でハイキング気分を味わってきました。

月曜のラジオにツツジ寺として有名な等覚院の副住職・中島光信さんが登場。見頃というツツジを観に出かけました。神木(シボク)山というこの場所、下から見上げるように花たちを愛でつつ本堂に辿り着きます。実は等覚院、珍しい〈不動尊ご巡業〉という江戸時代から続く信仰があるそう。不動明王が寺から地域に出て行き、近所の人がお参りに来る習わし。コロナ禍でその貴重さを再認識し、今、映画『旅する不動明王』(副住職が自ら監督)の完成を目指してCF受付中。

等覚院から歩いて、神奈川県立東高根森林公園にも。弥生~古墳時代の竪穴住居跡が発見された場所で、今は古代芝生広場として保存され、周囲はシラカシ林、湿地帯には貴重な植物たち。思った以上に高低差がかなりある公園でかなり歩き回りました。桜が終わっても、足元の小さな花たちを単眼鏡でのぞいたり、楽しい発見に満ちた1日でした。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

居場所のない9歳の少女、吠える

2024年04月23日 07時15分34秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

グーグルに初の行政処分、島岡美延です。その検索、見張られている自覚ある?

新入社員が4月に転職を考える時代、「子ども」はどう育てられるべき? 映画『システム・クラッシャー(27日公開)』をご紹介します。本作で長編デビューのドイツの新鋭ノラ・フィングシャイト監督は、ホームレスを追うドキュメンタリー撮影中に物語を思いつき、自ら、児童養護施設やケアセンターで何年か働いて脚本を書いたそう。

嵐のような9歳の女の子ベニーは、幼少期の父親からの虐待で手のつけられない制御不能=システム・クラッシャー状態。里親、グループホーム、特別支援学校、どこでも追い出されてしまう。ベニーの願いはただ一つ、ママの元に帰りたい! 非暴力トレーナー・ミヒャの提案で、森の中の小屋で3週間の隔離療法を受け、心を開いたかに見えたが――。

福祉制度が整っている国でも、溢れ落ちてしまう子どもはいて、世界中にベニーのような子がいる。実の親までもが「ムリ」と投げ出す子の声、届いていますか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飯塚事件を疑い、追い続ける人々

2024年04月22日 07時35分11秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ひんやりとした雨の朝、島岡美延です。会社を辞めたい新入社員の相談も増えそうな月曜日、もう少し考えてみてもいいのでは。

自分の仕事、人生をかけて、ある事件に向き合っている人々。映画『正義の行方(27日公開)』をご紹介します。

1992年に福岡県飯塚市で2人の小1女児が殺害された〈飯塚事件〉。DNA鑑定などで犯人とされた久間三千年は2008年に死刑執行。その後、冤罪を訴える再審請求が提起され今も事件の余波は続いている――。元はNHKのドキュメンタリー、弁護士、警察官、新聞記者という立場の異なる者たちが当時を振り返って語り、真実と正義を突き合わせていく構成。

事件発生当初から、自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進める西日本新聞社のジャーナリストたちの姿勢が圧巻。「司法に任せておけば大丈夫、ではないことを社会に知らせるべきで、それが我々の使命」と。

ワイドショーの報道、ネットの見出しで正義を作り出していないか、この社会。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教会が誘拐したのは7歳の少年

2024年04月21日 08時01分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

報復の連鎖、国際社会は自制を促すことしかできず、島岡美延です。戦争の中にいる子どもたちはどれほどの恐怖か。

この7歳の少年は、教会の権力争いに巻き込まれた――。映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(26日公開)』をご紹介します。1つの誘拐事件を巡り世界中で論争が起こり、スピルバーグ監督が映画化を構想するも断念したという史実。イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督がついに映画化。

1858年、ボローニャのユダヤ人街、モルターラ家に兵士たちが押し入る。枢機卿からの命令は、7歳のエドガルドが何者かに洗礼を受けたという理由で連れ去ること。両親はあらゆる手をつくして息子を取り戻そうとする。国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ家の戦いは政治的な局面を迎える。教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するため、エドガルドの返還を頑なに拒む――。

ママに会いたいと泣いた7歳の少年は、教会の中で「教育されて」青年になっていく、その恐ろしさ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

とどろきアリーナで大相撲川崎場所

2024年04月20日 07時28分13秒 | 姿勢&見た目

昨日の川崎市とどろきアリーナには土俵、島岡美延です。今日と明日はBリーグ川崎ブレイブサンダースの試合。Vリーグ優勝のNECレッドロケッツやWリーグ優勝の富士通レッドウェーブの本拠地で大相撲川崎場所。

初めての大相撲体験! 地方巡業ならではの力士質問コーナーなどあり、12時から序二段の取り組み開始。三段目、幕下とどんどん進みます。相撲甚句で自慢の声を聞かせ、初切で笑わせ、「綱締実演」で第七十三代横綱照ノ富士登場(土俵入りもあれど怪我で取り組みなし)。

川崎市出身の友風には特別な大声援。「是より三役」で阿炎-若元春、大栄翔-琴ノ若、霧島-豊昇龍まで全49番。顔と名前が一致する力士は少ないけど、力士の筋肉、柔軟性に興味津々。向かい合った力士が互いに足を高々と上げた四股のまま、何十秒(?)も静止したり。こんなの本場所では絶対なし。

「絶対に負けられない戦い」ではない取り組みを楽しんで次は本場所、と思うけど、5月の両国国技館、夏場所は既に完売だそう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誰が悪で、何が正義?

2024年04月19日 07時54分05秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

今朝も『虎に翼』に涙、島岡美延です。母方の祖母は1917年生まれ(寅ちゃんは1914年)、級長をして優秀だったけど、結婚式で初めて夫の顔を見た――、そんな時代。

時代の空気とは振り返ってわかるもの。映画『悪は存在しない(26日公開)』をご紹介します。『ドライブ・マイ・カー』から3年、濱口竜介監督の新作は企画・音楽の石橋英子氏のライブ用映像を作る中で生まれたとか。最初から最後まで、言いようのない緊張感。第80回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(審査員グランプリ)受賞作。

長野県の自然豊かな町は移住者も増加傾向。代々そこで暮らす巧とその娘・花の暮らしは、水を汲み、薪を割る日々。ある日、近くにグランピング場計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府の補助金を得て計画したもので、町民への説明会は紛糾して――。

圧倒的な自然の光景と音楽のコラボ。人間の生き方に答えなんか出せない。映画が終わっても椅子から立てず。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

法律用語、声に出してみた

2024年04月18日 07時40分18秒 | 日記、その他

昨夜、愛媛・高知で震度6弱、島岡美延です。日本列島、やはり季節、時間を問わず、突如日常が壊れる可能性がいっぱい。

地震は防げないけど、トラブルに巻き込まれて日常が壊されたら? それを解決するのが法律。朝ドラ『虎に翼』に毎日釘付けの私、図書館で昨年夏出版のこんな本を借りました。木山泰嗣著『もしも高校生のわたしに「法律用語」が使えたら?』(日本実業出版社)、法学部への受験を目指す高3のジュリが、家族や友人のトラブルを大学教授に相談する形で進む12の物語。

バイト先の出来事などを「法律用語」で解説する部分もいいけど、さらに法律の条文がそのまま掲載されていて、思わず「声に出して」読んでみました。たぶん大学の授業以来? 例えば刑法第三十六条「急迫不正の侵害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は、罰しない」――、これは正当防衛についての条文。

六法全書をめくった日々を思い出しつつ、法律用語に触れる春。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする