美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

音楽が引き寄せた出会いは

2024年04月30日 07時32分49秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

連休の谷間か、長い連休中か、最も休めない時期か、島岡美延です。あなたはどのタイプ? 円の乱高下に振り回される海外旅行とは無縁の私、曜日通りにいつもの日々。

いつもの習慣は「他人のいいね」を追いかけること――。映画『バジーノイズ(5月3日公開)』をご紹介します。人気ドラマ『silent』の風間太樹監督が気鋭の音楽プロデューサーYaffleと描く青春音楽ストーリー。

頭の中に流れる音を形にできればそれでいいという清澄(川西拓実)。好きなこともやりたいこともなく、他人の「いいね」だけを追いかけてきた潮(桜田ひより)。清澄の音楽に初めて心を震わせた潮は、多くの人に届けたいと、SNSで彼の演奏動画をアップしてバズらせる。潮に導かれバンドを組んだ清澄が、仲間との音作りの喜びに目覚めた時、突然、潮が姿を消す。戸惑う清澄を音楽はさらに新たな道へと導いて――。

恋愛とは違う若者たちの関係性。本作で流れる「清澄の音楽」が心地よくて、いつまでも聞いていたいほど。

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おかしい、と気づくのが大事

2024年04月29日 07時38分10秒 | 日記、その他

昭和の日の新聞の見出しは「自民が全敗」、島岡美延です。昭和から続く「保守王国」は人口減少、消滅可能性自治体と指摘されているかも。

自分の意志で投票できないことに違和感を抱くことが第一歩。堤未果著『国民の違和感は9割正しい』(PHP新書)を読みました。執筆テーマを変更しても今、これを書かなきゃと3月末に出版。能登半島地震の政府対応がこれまでとどう違ったのか、も鋭く指摘。

『堤未果のショック・ドクトリン』では、災害やコロナ禍など未曽有の事態の裏で、国が個人の権利を狭めるような法案を次々通すことが書かれていました。本書では「芸能、政治家のスキャンダルでニュースが一色になった時こそあれ?と違和感を持って」と。「マイナ保険証、コロナワクチン、新NISA、政府が新しいことを国民に勧めてくる時は、いつもメリットしか教えてくれない」って、まさに。

先日、コロナワクチン遺族が国を提訴し、偽広告で投資詐欺被害が急増――。大丈夫か?と疑う意識、大事にしないと。

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大学博物館で朝ドラの展示

2024年04月28日 08時03分31秒 | 日記、その他

熱中症にも注意が必要なGW、島岡美延です。京都などで4月に真夏日予想。

朝ドラ『虎に翼』の時代、四季はもっと穏やかだったはず。先日、久しぶりに明治大学博物館へ。『女性法曹養成機関のパイオニア 明治大学法学部と女子部』を開催中(~10/28)、同時開催『連続テレビ小説「虎に翼」展』では、猪爪寅子役の伊藤沙莉の声も流れています。

1938年、明治大学女子部と法学部で学んだ三淵嘉子さん、中田正子さん、久米愛さんが初めて日本初の女性弁護士となりました。その中の三淵さんが朝ドラ主人公のモデル。

展示されていた女子部受験票や様々な資料を見て、学生時代に思いをはせました。私が3年生から所属したのは民法の鍛冶良堅ゼミ。おしどり夫婦の教授が「大学同級生だった彼女が先に合格」と話していた千鶴子先生は、三淵さんの司法試験合格の新聞記事を見てこの道に進み、在学中(1948年)に合格。

私の卒業は三淵さんから半世紀後。女性の地位、法律上は変わったけれど。

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これぞ優雅、豪華、白鳥の湖

2024年04月27日 07時22分24秒 | バレエ

雨がパラパラと落ちるGW初日、島岡美延です。

上野では既に『上野の森 バレエホリディ2024』スタート。昨夜、東京バレエ団『白鳥の湖』の初日を鑑賞。創立60周年記念シリーズ、このブルメイステル版は特に3幕の豪華さ、王子や観客をも幻惑するようなアンサンブルに目を見張ります。芸術監督・斎藤友佳理氏の想いが結実した圧倒的な3時間!

オデット/オディールは、沖香菜子。柔らかさと強さが無理なく融合しているので、2役どちらを踊っていても美しくしなやか。王子の宮川新大は、優雅さと青年の未熟さを体現、愛の表現はどこまでもまっすぐ。

3幕は各国の踊り手が皆、ロットバルトの手下! 演じる柄本弾はまさに自由自在。29日には初主演の榊優美枝を支えて王子になりきるはず。

私が習っている先生も優雅に三羽の白鳥や花嫁候補。それにしても東京バレエ団の群舞、ブラボー! 足、腕、首の角度の揃い方、海外のバレエ団ではムリ。バレエを観たことない人にもぜひ、体験してほしい。

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ベラルーシ政府は人間を兵器にした

2024年04月26日 07時28分03秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

何のために政治家になったか、島岡美延です。セクハラ、パワハラ、女性問題で辞める首長、国会議員。お金や権力を間違って使う人、他にも?

これはより深刻な政治の過ち。映画『人間の境界(5月3日公開)』をご紹介します。『ソハの地下水道』のポーランドの巨匠アグニエシュカ・ホランド監督の最新作は第80回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。公開時、ポーランド政府が上映妨害、政府PR動画を流せという命令を多くの独立系映画館が拒否。

2021年、ベラルーシ政府がEUに混乱を引き起こす狙いで大勢の難民をポーランド国境へ移送。ポーランド政府は受け入れ拒否。〈人間兵器〉と呼ばれる策略に翻弄された人々の過酷な運命を難民家族、人道活動家、国境警備隊の青年らの視点から描く、ほぼモノクロ152分。難民経験を持つ人も出演。

「映画は無力ではありません。世界と人間の運命についての真実を異なる視点から多面的に描き出すことができるのです」とホランド監督。

 

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ゲノム解析が進む古代の列島

2024年04月25日 07時26分58秒 | 日記、その他

昨日から10度以上も気温が上昇、島岡美延です。

東高根森林公園では芝生の下に弥生や古墳時代の遺跡が保存されていて、人々の暮らしを想像しながら歩いた私。今、読んでいたのが斎藤成也監修・著『ゲノムでたどる古代の日本列島』(東京書籍)。

〈日本〉の呼び名はなかった4万年前の旧石器時代。本では列島にいた人々を〈日本列島人〉と呼び、ゲノム解析について各分野の専門家が執筆。この20年、いや10年で技術が進化し、かなりわかってきた〈日本列島人〉のルーツ。

以前、講演会を聞いた山田康弘氏の「縄文時代の墓をテーマにすることになった」経緯など、興味深い話。もっともゲノム解析の専門用語は難しすぎるけど。今の日本人のゲノムがどの地域と共通性があるかが判明してきて、縄文人もかなり正確に分析可能になってきたそう。

一方でルーツの違いがあれど皆、ホモ・サピエンス。もう少し平和にならないか、そうも思ったり。

 

 

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ツツジの名所と県立森林公園

2024年04月24日 07時32分00秒 | 日記、その他

今日は傘が手放せず、島岡美延です。昨日がチャンスと曇り空のもと、川崎市内でハイキング気分を味わってきました。

月曜のラジオにツツジ寺として有名な等覚院の副住職・中島光信さんが登場。見頃というツツジを観に出かけました。神木(シボク)山というこの場所、下から見上げるように花たちを愛でつつ本堂に辿り着きます。実は等覚院、珍しい〈不動尊ご巡業〉という江戸時代から続く信仰があるそう。不動明王が寺から地域に出て行き、近所の人がお参りに来る習わし。コロナ禍でその貴重さを再認識し、今、映画『旅する不動明王』(副住職が自ら監督)の完成を目指してCF受付中。

等覚院から歩いて、神奈川県立東高根森林公園にも。弥生~古墳時代の竪穴住居跡が発見された場所で、今は古代芝生広場として保存され、周囲はシラカシ林、湿地帯には貴重な植物たち。思った以上に高低差がかなりある公園でかなり歩き回りました。桜が終わっても、足元の小さな花たちを単眼鏡でのぞいたり、楽しい発見に満ちた1日でした。

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居場所のない9歳の少女、吠える

2024年04月23日 07時15分34秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

グーグルに初の行政処分、島岡美延です。その検索、見張られている自覚ある?

新入社員が4月に転職を考える時代、「子ども」はどう育てられるべき? 映画『システム・クラッシャー(27日公開)』をご紹介します。本作で長編デビューのドイツの新鋭ノラ・フィングシャイト監督は、ホームレスを追うドキュメンタリー撮影中に物語を思いつき、自ら、児童養護施設やケアセンターで何年か働いて脚本を書いたそう。

嵐のような9歳の女の子ベニーは、幼少期の父親からの虐待で手のつけられない制御不能=システム・クラッシャー状態。里親、グループホーム、特別支援学校、どこでも追い出されてしまう。ベニーの願いはただ一つ、ママの元に帰りたい! 非暴力トレーナー・ミヒャの提案で、森の中の小屋で3週間の隔離療法を受け、心を開いたかに見えたが――。

福祉制度が整っている国でも、溢れ落ちてしまう子どもはいて、世界中にベニーのような子がいる。実の親までもが「ムリ」と投げ出す子の声、届いていますか?

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飯塚事件を疑い、追い続ける人々

2024年04月22日 07時35分11秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

ひんやりとした雨の朝、島岡美延です。会社を辞めたい新入社員の相談も増えそうな月曜日、もう少し考えてみてもいいのでは。

自分の仕事、人生をかけて、ある事件に向き合っている人々。映画『正義の行方(27日公開)』をご紹介します。

1992年に福岡県飯塚市で2人の小1女児が殺害された〈飯塚事件〉。DNA鑑定などで犯人とされた久間三千年は2008年に死刑執行。その後、冤罪を訴える再審請求が提起され今も事件の余波は続いている――。元はNHKのドキュメンタリー、弁護士、警察官、新聞記者という立場の異なる者たちが当時を振り返って語り、真実と正義を突き合わせていく構成。

事件発生当初から、自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進める西日本新聞社のジャーナリストたちの姿勢が圧巻。「司法に任せておけば大丈夫、ではないことを社会に知らせるべきで、それが我々の使命」と。

ワイドショーの報道、ネットの見出しで正義を作り出していないか、この社会。

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教会が誘拐したのは7歳の少年

2024年04月21日 08時01分55秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

報復の連鎖、国際社会は自制を促すことしかできず、島岡美延です。戦争の中にいる子どもたちはどれほどの恐怖か。

この7歳の少年は、教会の権力争いに巻き込まれた――。映画『エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(26日公開)』をご紹介します。1つの誘拐事件を巡り世界中で論争が起こり、スピルバーグ監督が映画化を構想するも断念したという史実。イタリアの巨匠マルコ・ベロッキオ監督がついに映画化。

1858年、ボローニャのユダヤ人街、モルターラ家に兵士たちが押し入る。枢機卿からの命令は、7歳のエドガルドが何者かに洗礼を受けたという理由で連れ去ること。両親はあらゆる手をつくして息子を取り戻そうとする。国際的なユダヤ人社会に支えられ、モルターラ家の戦いは政治的な局面を迎える。教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するため、エドガルドの返還を頑なに拒む――。

ママに会いたいと泣いた7歳の少年は、教会の中で「教育されて」青年になっていく、その恐ろしさ。

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