目指せ、ジャンプの頂点

9月も今日で終わり、島岡美延です。
秋が本格化する季節に、スポーツ以外のアツいバトルはいかが？　
映画『バクマン。（10月3日公開）』をご紹介します。
原作・大場つぐみ、漫画・小畑健の「DEATH NOTE」コンビによる大ヒット漫画の映画化。
漫画家、編集者の現場や脳内（！）まで再現したこだわりの世界観をぜひ。
偶然のきっかけから、漫画家を目指す高校2年の二人。
コンビを組むことになったのは、高い絵の才能を持つ真城最高＝サイコー（佐藤健）と巧みな物語を書く高木秋人＝シュージン（神木隆之介）。
声優になりたいクラスメイトの亜豆美保（小松菜奈）と、ある約束を交わした二人は“初めての漫画”をジャンプ編集部に持ち込む。
編集者・服部（山田孝之）に見いだされるも、天才高校生漫画家エイジ（染谷将太）をはじめ、新進気鋭のライバルたち、そして編集部という壁が彼らを待ち受ける…！
リリー・フランキーの編集長、宮藤官九郎が演じるサイコーの叔父で漫画家…、いずれも説得力ある存在感はさすが。

“電撃”、悲喜こもごも？

まぶしいほどの満月でした、島岡美延です。
欧米などはスーパームーンの皆既月食で、さらに神秘的な光景に。
そんな天文の珍しい巡り合わせの日に“ニュース”として報じられたのは、福山雅治さんと吹石一恵さんの結婚。
“女性悲鳴”という見出しで語られる芸能人の結婚って、もうこの人ぐらいでしょうか。
46歳と33歳になったばかりの二人。
交際報道はこれまでなく、より衝撃的だったのですね。
友人関係を経て、数年前からお付き合い、とのこと。
二人とも本当に仕事が充実した数年間だったはず。
40代男性とアラサー女性…、どちらが“待たせた”のかわかりませんが、一般の人の交際だと、この数年はけっこう長いのでは！？
同じく昨日、発表されたのが、東京五輪の追加競技候補。
野球・ソフトボールは、実績を考えても納得でしょう。
急浮上した感のあるサーフィンって、どこの海で？
取材が増えて注目されていたスカッシュやボーリングの関係者の落胆はいかばかりか。
この決定、またもや不透明な印象…。
　

空気を“作ってしまう”人

各地でスーパームーンが観測できそう、島岡美延です。
同じ満月でも、大きくてありがたい気分になる？
複数の人がいれば、太陽のように自ら強い光を放つ人もいます。
“空気を読む”という言葉が生まれる前から、人の目を気にする、周りに合わせようとする…、という行動は、人間の「防衛本能」の一つでしょう。
東京五輪の新国立競技場は、巨額の契約を反故にしてまで、コンペのやりなおし。
エンブレム騒動は、デザインの問題に加え、決定の経緯が不透明さも表面化。
いずれも白紙撤回は決まったものの、責任の所在が誰にあったのかをはっきりさせないまま。
“とにかく仕切り直し”の段階に入っていますが、果たして大丈夫？
危機感を覚えながらも“あの人のいうことは聞いておいたほうが…”“言ってもムダ”と感じていた人が多かったのでしょうか。
その場の空気を好ましくない方向性に変えてしまう人って、本人はそれに気付いていないことが多いです。
おそらく、ママ友や趣味の仲間のお付き合いでもエライ人たちの会議でも。

1年の間に起きたこと

今夜は中秋の名月、島岡美延です。
明日は満月が大きく見えるスーパームーン。晴れるといいですね。
今日は妹の誕生日。
誰もが誕生日には、1年を振り返ったり、未来を考えたりするでしょう。
妹は忙しい仕事の合間に引っ越しがあったり、公私ともに充実の日々だったはず。
ただ、この9月27日は去年、御嶽山が噴火したことにより、今後もその記憶をたどる日となりました。
あれから1年、箱根では大涌谷に近づけなくなったり、もともと火山活動が活発な九州各地でも噴火のニュースが相次いだり…。
人間の1年なんて、地球の活動からすると、まばたきにも満たない一瞬でしょう。
今年もあと100日をきって、頭の中は、じょじょに2016年への準備を始める頃。
今日と同じ明日が来ると信じて、私たちは日々を過ごします。
でも、ある時間、ある場所に居合わせたというだけで、人生が大きく変わってしまうことも。
やはり、この1年を無事に過ごせたことに感謝したいです。
あらためて妹へ。
誕生日おめでとう！

小説に込められた、父の愛

昨日の肌寒さは解消、島岡美延です。
親子で口ずさんだ思い出の曲、ありますか？
映画『パパが遺した物語（10月3日公開）』をご紹介します。
トラウマから愛を見失っていた女性の再生の物語。
ケイティ（アマンダ・セイフライド）は大学院で心理学を専攻しながら、人と深い関係を築くことを避けて生きていた。
ある日、作家だった亡き父ジェイク・デイヴィス（ラッセル・クロウ）の大ファンという青年キャメロンと出会う。
過去と向き合い、新しい人生に踏み出そうとするケイティ。
次第に明かされていく過去の事件と、あまりにも純粋な父と娘の愛。
ケイティに遺された、父の最後の小説とは…。
映画は、現代と過去を行き来します。
子ども時代のケイティを演じたカイリー・ロジャーズ、名優に負けていません。
映画『幸せのちから』でウィル・スミス親子の名演技を引き出したガブリエレ・ムッチーノ監督。
カーペンターズの名曲「CLOSE TO YOU」にのせて、また一つ、心に残る作品を生み出しました。　

これが、現在の戦争

冷たい雨の一日に、島岡美延です。
安保関連法案の成立阻止を叫んだ人も、漠然と不安を覚える人も、“日本が戦争に巻き込まれたら”と懸念しています。
でも、こんな兵士の苦悩は想像できますか？
映画『ドローン・オブ・ウォー（10月1日公開）』をご紹介します。
アメリカ空軍トミー・イーガン少佐の赴任地は、ラスベガスの基地に設置されたコンテナ。
無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行する毎日。
クリック一つでミサイルを発射する攻撃は、まるでゲームのように現実感が欠落している。
ラスベガスの歓楽街を車で通り抜け、マイホームへ帰り、美しい妻と幼い子どもたちとの生活に戻る。
また空を飛びたいと願いながら、次第に心を病んでいくトミーは…。
イラクやアフガニスタンなどに次々と投入された無人戦闘機は、民間人を巻き添えにするなど、深刻な事態を引き起こしています。
映画『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督が、再びイーサン・ホークと組んで挑んだ問題作。

経営者が直面する危機を

連休あけて、傘の出番もありそう、島岡美延です。
フォルクスワーゲンはCEOの辞任へ。
世界的企業で、一体、何が起きていたのでしょう。
ビジネスの現場で経営者が強いられる壮絶な危機が、これほどスリリングに描かれたことがあったかという渾身の作。
映画『アメリカンドリーマー　理想の代償（10月1日公開）』をご紹介します。
1981年、NY。
犯罪と暴力が氾濫するこの年、オイル業界でクリーンなビジネスを信条に、カンパニーを築き上げた移民のアベル（オスカー・アイザック）と妻アナ（ジェシカ・チャステイン）。
事業拡大のため、全財産を投じて土地購入の頭金を作った直後、何者かによって積み荷のオイルが強奪され、脱税の嫌疑までかけられる。
さらに家族にも危険が及ぶ。
悪い噂は一気に広まり、銀行から融資を断られ、妻との間にも亀裂が。
トラブル解決のため奔走するアベル、破産の危機まであと30日…。
「正しいこと」を選ぶことが成功への道なのか、苦渋の選択を見つめる社会派ヒューマンドラマです。

スポーツは強くなきゃ…

秋分の日でシルバーウィークも最終日、島岡美延です。
休日を楽しんだ人がいる一方、ずっと仕事の人は長い連休はないほうがいいと思っているかも。
私は、仕事とバレエの発表会のリハーサルなどで、あっという間でした。
ラグビーが一気に注目されています。
最大の番狂わせと報じられたW杯の初戦。
優勝候補といわれる南アフリカを最後に逆転しての勝利は最高でした！
学生時代に国立競技場で応援した記憶はあれど、ラグビー日本代表って、正直よく知らなかった…。
今夜は第2戦が行われるのを前に、ワイドショーなども取り上げているよう。
やはりスポーツは、強くないと（人気はまた別、ということもありますが）。
去年の秋は、錦織圭選手の活躍で、テニスの試合をテレビで見る人が増えました。
競技人口が多いとはいえないフェンシングが注目を集めたのも太田雄貴選手の五輪での活躍などあったから。
新国立競技場が、4年後に間に合わないのは残念ですが、日本でのW杯が盛り上がるよう、まずは今大会での活躍、期待しましょう。

究極の夫婦愛の物語！

国民の休日、島岡美延です。
穏やかな天候が続いていて何より。
穏やかな別れ、というのがどういうものかわかりませんが、こんな奇跡を望む人は多いかも。
映画『岸辺の旅（10月1日公開）』をご紹介します。
現在、『ポプラの秋』も公開中の湯本香樹実の小説が原作。
今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門にて、日本人初となる監督賞を受賞した黒沢清監督。
亡くなった夫と旅をする妻、という究極のラブストーリーに挑んだのは、世界の映画祭でも評価の高い浅野忠信と深津絵里。
3年間失踪していた優介が、突然帰ってきた。
「俺、死んだよ」と瑞希に告げる。
色々と見せたい場所があるというのだ。
そして、優介がこれまでお世話になった人を訪ね歩く旅に出る二人。
そんな日々の中、瑞希は、まったく知らない夫の一面を知ることになる。
お互いへの深い愛を感じ、“もっと一緒にいたい”と心から願いながら、二人の旅は終わりに近づいていく…。
謎だったことの答えを探っていくかのような時間が、切なく愛おしいです。

アレルギーに効くのは

敬老の日、島岡美延です。
“敬老”をお祝いされて素直に（？）喜べる年齢って何歳かしら。
80歳以上の方は、今年初めて1000万人を超えて、なんと女性の10人に１人はこの世代！
長生きの秘訣の一つは“夫婦仲良く”でしょうか。
パートナーの存在が生きる気力につながっている、という実感のある人は多いはず。
今年のイグ・ノーベル賞の発表が先日、ありました。
世の中を笑わせ、考えさせる業績に贈られるこの賞、9年連続で日本人が受賞です。
大阪府の開業医・木俣肇院長がスロバキアの研究者らと共同受賞したテーマは「情熱的なキスの生物医学的な利益あるいは影響を研究するための実験」。
アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の患者と健常者30人ずつ、それぞれ恋人やパートナーと静かな個室で30分間、自由にキスをしてもらったところ、健常者以外の血中成分などに改善傾向がみられたとか。
同じカップルでキスなしで抱き合うだけ、という実験では変化なし。
副作用もなさそうだし、キスの力、驚きです。