結婚5周年の夫婦に何が

スケートの神様は絶妙、島岡美延です。
村上大介選手、NHK杯初優勝おめでとう。
無良選手、羽生選手はファイナルへ。女子はしばし試練の時。
今年もあと1ヶ月を残すのみ。
映画『ゴーン・ガール（12月12日公開）』をご紹介します。
『セブン』のデヴィッド・フィンチャー監督最新作。
幸せの絶頂にいるはずの夫婦の話をここまで衝撃的なものにするとは！
誰もがうらやむ幸せな結婚生活を送っていたニック（ベン・アフレック）とエイミー（ロザムンド・パイク）。
結婚5周年の朝、突然姿を消したエイミー。
リビングには争ったあと、拭い去られた大量の血痕。
警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然なニックに疑いの目を向けていく。
連日、暴走するメディアによって、二人の隠された素性がさらされる・・・。
完璧な妻エイミーに何が起こったのか！？
一瞬たりとも目が離せません。
本当に、事件は「思いもよらない展開」に。
失って初めてわかる大切なもの。手遅れになる前にぜひ劇場へ！

大事なことは「一瞬の中」に

傘が必要な土曜日、島岡美延です。
昨日は早めに帰宅して生中継でNHK杯SPを観戦。
女子は村上選手が笑顔全開の好発進（3位）で、ゲスト席の織田信成さんが感涙。
宮原選手も力を発揮して4位。
そして男子。
「（衝突するタイミングの）1秒前後の時間差で、自分はいなくなっていたかもしれない」と語っていた羽生選手。
中国杯の強行出場は「GPファイナルにどうしても出たい」との思いから。
練習不足や痛みがあっても、NHK杯欠場は考えていなかったのでは？
いつもの試合以上にジャンプの転倒が体力を奪っていったSPは5位。
無良選手は「リラックス、と自分に言い聞かせて」見事に首位。
一度も映像は流れなかったけど、3位に入った村上大介選手も頑張れ。
ジャンプの成否は「タイミング」が大きな鍵を握ります。
その「何分の一秒の感覚」を自分のものにするため、膨大な時間の練習をする選手たち。
ジャンプも怪我も「一瞬」の中にすべてがあります。
日々の中の「大事な一瞬」、私たちの日常にもあるはず。

音楽療法、驚異的な効果

今度は阿蘇山の噴火、島岡美延です。
音楽の力、と聞いて何を思い浮かべますか？
「脳の深いところに作用する音楽」の衝撃的ともいえる、決定的効果！
ドキュメンタリー映画『パーソナル・ソング（12月6日公開）』をご紹介します。
かつてIT企業で働いていたソーシャルワーカー、ダン・コーエン。
彼は、認知症の人々が、iPodを使って好きな音楽を聞いたら、音楽の記憶とともに何か思い出すのでは、と考えます。
実験を始めて、すぐに効果が現れました。
長年認知症を患い、娘の名前も思い出せず施設で暮らす黒人男性ヘンリー、94歳。
昔好きだったゴスペル音楽をヘッドフォンで聴いたとたん、スイッチが入ったように、陽気に歌いだした！
音楽を止めても、音楽の素晴らしさ、仕事や家族のこと、思い出を饒舌に語るヘンリーは、ぼんやりしていたそれまでとは別人のよう。
映画には、奇跡の瞬間が次々に登場します。
足でリズムを取るうち、車椅子から立ち上がる人まで！
人々の目に力が甦る瞬間、ぜひ見届けて下さい。

インドのアクション映画がスゴイ

晴れて小春日和の暖かさに、島岡美延です。
変貌するインド映画から、目が離せません。
日本でも大ヒットした映画『きっと、うまくいく』で、40代にして大学生を見事に演じ、“ミスター・パーフェクト”とも称されるアーミル・カーン。
彼がアクションに挑戦。
映画『チェイス！（12月5日公開）』をご紹介します。
米、英、中国他各国でインド映画史上歴代NO.1興行収入を記録。
シカゴの人々を熱狂の渦に巻き込むサーカス団を率いる天才トリックスター、サーヒル（アーミル・カーン）。
その裏の顔は、幼い時に父を破滅に追い込んだ銀行への復讐を誓う、腕利きの金庫破り。
変幻自在のハイテクバイクで鮮やかに逃走する彼は、現場に「インド系」であるメッセージを残していく。
本国インドから、検挙率No.1の刑事ジャイとアリが捜査にやってくる。
ジャイの前に現れたサーヒルは、人生最大のトリックを隠していた・・・。
ダンスシーンには、世界的タップダンス集団も登場。
破格のスケール、これぞ最新のインド映画！

映画に憧れ、映画で知る

今日も冷たい雨の一日、島岡美延です。
高倉健さんの出演作が連日、放送されています。
「男の生き方、年の重ね方の見本」と言われたその姿は、いつも主演で「いいお年寄り」ではなく「いい男のまま」であり続けました。
81歳の最後の作品『あなたへ』も妻を愛し続けた男の物語。
あの寡黙さ、たたずまい・・・、普通の人が真似しても「ただのしゃべらない人」かも！？
米ミズーリ州の18歳の黒人少年が白人警官に射殺された事件で、地元大陪審が警官の不起訴を決めて、全米で抗議デモがエスカレートしています。
今年の春公開になった映画『フルートベール駅で』を思い出しました（DVD発売中）。
2008年の大晦日、母の誕生日を祝い、帰宅する電車の中で新年を迎えた22歳の黒人青年オスカーが、フルートベール駅のホームで白人の鉄道警官に射殺された事件をもとにした映画。
彼には大好きな母、恋人、娘がいて、仲間がいた。
そんな青年が迎えてしまった「最期の日」。
普遍的な人生の喜びと全米の闇を教えてくれる秀逸な作品です。

スウェーデンの歌姫の人生

明日まで冷たい雨に、島岡美延です。
ラジオのスタジオがある武蔵小杉には、連休中に巨大な商業施設がオープンして、どこへ行ってもすごい人でした。
小さな街で暮らしながら、夢をあきらめず、世界的名声を得たジャズシンガーがいました。
映画『ストックホルムでワルツを（29日公開）』をご紹介します。
スウェーデンの首都ストックホルムから遠く離れた田舎町で、両親と5歳の娘と暮らしているシングルマザー、モニカ。
電話交換手をしながら、時折、バスで首都に出向いてジャズクラブのステージに立っていた。
ある日、評判を聞きつけた評論家の誘いで、NYで歌うチャンスが。
一世一代の舞台へ乗り込んだモニカだったが、客席は冷たい反応。
帰国後、落ち込む中、バンドのメンバーの助言で、スウェーデン語でジャズを歌うことを思いつく。
その歌声は広く人々に届くようになり・・・。
1961年、巨匠ビル・エヴァンスとも共演し名声を得た、モニカ・ゼタールンド。
演じたジャズシンガー、エッダ・マグナソンにも拍手！

「一人」で舞台に立つ決意

振り替え休日の月曜日、島岡美延です。
とはいえ、今日もラジオの生放送。
昨日は、夜遅くまで、バレエのスタジオにいました。
先月、約1年半ぶりの発表会を無事に終えたばかりですが、来月、また舞台に立つことを決意。
バレエを習い始めると、多くのスタジオで「初めて発表会に出る」という機会が訪れます。
私の場合、トウシューズをはけるようになって3年目くらいでした。
バレエのメイク、衣装、照明・・・、何もかも初めてで、仲間3人で踊った舞台は、終わった瞬間に「また次も出たい」と思うほどの充実感！
その後、全幕ものの群舞や様々な踊りを経験して、ついに「一人で踊る」ことに。
リハーサルは、先生が「自分だけ」に細かく指導してくれる、という形式で、成長するための絶好の機会です。
ただ、その音楽がかかっている間、お客様の視線は舞台上の一人だけに注がれる・・・！
昨日は出演者全員によるリハーサルで、多くの先生、仲間の前で緊張の「初披露」。
あと1ヶ月、さらなる上達を目指して、がんばります。

やはり動く、日本列島

勤労感謝の日、島岡美延です。
もともと、収穫物に感謝する新嘗祭。
今年は日曜日のため、明日は振り替え休日の三連休。
そんな連休初日、衆議院解散の翌日の夜、テレビから緊急地震速報。
長野県北部を震源とする地震は、長野市などで震度6弱。
5強の白馬村で、民家が全壊する被害が出て、けが人も。
ふと、御嶽山のことを思い出しました。
紅葉が見ごろとなった9月末の土曜日昼間の噴火、行方不明の人の捜索再開は、来年の春以降です。
人間の営み、それこそ、政治日程や季節の行事に関係なく、日本列島では火山が常に活動しています。
先日は、蔵王で大きめの火山性微動があり、気象庁は注意を呼びかけています。
地震は、やはり、いつどこで、どんな時間帯に起こるかわかりません。
長野県北部は新潟にも近く、以前、大町市（今回震度5弱）を旅行した時、日本海の幸も多かったことを思い出します。
総選挙目前に起きた地震は、原発再稼動や震災復興のことを本気で考えなさい、という「日本列島からの声」のように感じます。

会話、していますか？

お出かけ日和の三連休スタート、島岡美延です。
万歳三唱がフライングになるほど、総選挙に向けて、各人一斉に走り出した感じ。
師走の選挙、自分の一票をしっかり投じましょうね。
今日は11月22日、「いい夫婦の日」。
今月の「いい○○の日」の中でも、認知度が高いかしら。
マーケティング会社ソフトブレーン・フィールドの会員の既婚女性へのネットアンケートによると、平日の夫婦の会話が30分未満と答えた人が50%超だったそう。
そのうち、10分未満は、26.7%。
回答者の平均年齢は44歳ということですから、働き盛り世代の家庭では、なかなか平日の会話は難しいのでしょう。
休日になるとそれなりに増えるとはいえ、「会話の量は今ぐらいでいい」と考えている人が、70%近くとか。
おそらく、会話の中身は「子どものこと」「休日の予定」など、「業務連絡（！）」に近いのでは。
友達や恋人と一緒にいながらも、スマホを見つめている世代が家族を作るようになるころ、夫婦の会話はどんな形になっていく！？

3D「くるみ割り人形」の世界へ

昨日の雨で空気は潤ったかしら、島岡美延です。
来月は、バレエ「くるみ割り人形」の季節。
映画『くるみ割り人形（29日公開）』をご紹介します。
1816年、ホフマンの小説「くるみ割り人形とねずみの王様」出版。
1892年12月、チャイコフスキーのバレエ「くるみ割り人形」初演。
2005年、熊川哲也によるバレエ「くるみ割り人形」初演。
小説に近い「くるみ」は、35年前に彼が観た、サンリオ製作の映画「くるみ割り人形」が原点かも。
人形たちを動かしながら撮影された当時のアナログ映像に、最先端のデジタル技術を融合させ、本当に見たこともない映像世界が誕生！
バレエではお菓子の国へ行くクララ。
この映画では、大切なくるみ割り人形を奪ったネズミを追いかけ、世にも鮮やかな「人形の国」に迷い込みます。
くるみ割り人形の悲しい秘密を知ったクララは・・・。
チャイコフスキーとボーカロイドのコラボ音楽にも驚き。
ハローキティ40周年のサンリオによる夢の世界は、大人にこそオススメの傑作！