「子ども経験」をもう一度

また蒸し暑さが復活、島岡美延です。
日本の夏がカラッとしていたら、どんなにいいか。
この暑さを解消できるもの、あのポケットから出てこないかしら。
映画『STAND BY ME ドラえもん(8月8日公開)』をご紹介します。
キャッチコピーは「すべての子ども経験者のみなさんへ。」
なんと今回のドラえもんは、史上初の3DCGアニメーション。
胸元の鈴の輝き、細部の質感まで、ご注目ください。
のび太の前に現れたのは、22世紀からやってきたドラえもんとのび太の孫の孫のセワシ。
聞かされたのは、のび太と子孫たちな悲惨な未来。
セワシはドラえもんに「成し遂げプログラム」をセットして、のび太を幸せにしない限り、22世紀に帰れなくしてしまう。
しずかちゃんとの結婚を目指す、のび太。
ドラえもんはのび太を幸せにして、22世紀に戻れるのか！？
ドラえもんって、こんなにも涙が止まらないお話でしたっけ。
夏休みの子どもたちだけでなく、夏休みの遠い記憶が懐かしい大人たちにこそ、見てほしい物語です。

さて、こちらは人類の味方？

うなぎは召し上がりましたか、島岡美延です。
駅の構内でも特設ワゴンが出ていましたが、年越しそば、恵方巻きなどに比べると・・・。
『ゴジラ』の前に立ちふさがる「敵」の存在、もうご覧になりました？
さて、こちらは果たして、人類の敵か味方か。
映画『トランスフォーマー ロストエイジ(8月8日公開)』をご紹介します。
シリーズの前3作から、ストーリー、キャスト一新。
正義の軍団オートボットVS悪の組織ディセプティコンの戦いは新たな局面へ。
最大のポイントは、人工トランスフォーマーの開発！
人類は何を生み出し、どこへ向かおうとしているのか。
中古トラックを手に入れたら、オプティマスプライム(正義感あるリーダー)だった、という発明家にマーク・ウォールバーグ。
高校生の娘を育てているシングルファーザーです。
車からオートボットに変身する様子の「進化」に驚きます。
恐竜絶滅の謎(！)から、父と娘の絆まで、今度のトランスフォーマー、さらに盛りだくさん。
最新の3D映像を体感して下さい。

現実が映画を追い越していく

湿度の低さはありがたいですね、島岡美延です。
世界各地で悲惨なニュースが続きます。
ウクライナで、台湾で、アフリカで、民間航空機が撃墜されたり、墜落したり。
イスラエルの紛争では、すでに千人を超える、多くは民間人の犠牲者。
日本では、四十代の男が、小学5年女児を「自分好みに育てたい」と監禁。
情報がうまく集まっていなかったらと思うと、ゾッとします。
そして、佐世保で起きてしまった事件。
高校1年の女子生徒が一人暮らしをしていた部屋で、クラスメイトを殺害し、遺体を切断、って・・・。
すぐに、小学校で女児がクラスメイトを、という事件を思い出しましたが、同じ佐世保で10年前に起きたものでした。
映画の中では、様々なシーンが描かれます。
残虐な事件や不可解な犯人が題材になることも多いですが、映画は現実ではなく、そこでは虐待も殺人も、もちろん起きていません。
現実がフィクションの世界を次々追い越してしまう不気味さ。
それでも「なぜ起きてしまったのか」を問い続けるしかないのです。

最初からクライマックス！

猛暑は一段落かしら、島岡美延です。
それでも真夏日は続くので、熱中症対策は、おこたりなく。
こんな季節は、いっそうのこと、燃えるほど熱い戦いをスクリーンでお楽しみ下さい。
映画『るろうに剣心 京都大火編(8月1日公開)』をご紹介します。
大人気コミックの実写化が話題を集めた2012年公開『るろうに剣心』の続編にして、完結編。
なお、完結編自体が2部作連続となっていて、9月に『伝説の最期編』公開です。
まさにコミックから抜け出してきたような剣心を演じた佐藤健、さらに剣の腕に磨きがかかりました。
彼に立ちふさがる最狂の敵は、藤原竜也(最近、こういう役が多い？)。
維新後、明治政府に裏切られ、京都の裏社会に潜伏して、日本制圧を目論む男を不気味な迫力で演じます。
とにかく、映画前半から、目を疑うほどの圧巻のシーンが！
穏やかな生活から、また戦いの日々へ戻るしかない剣心。
見守っていた薫（武井咲）も薙刀で参戦。
豪快さと切なさ、今しか作れない、大友啓史監督による時代劇の魂をぜひ。

スカートと靴、大丈夫？

日本中で熱中症が「猛威をふるっている」印象、島岡美延です。
今年の盛夏は始まったばかり・・・。
今夜は雷雨も気がかり、各地の花火大会が無事に行われますように。
浴衣の女性が街にあふれそうですね。
ただ、その姿勢、歩き方には少し気配りもほしいもの。
足元はきゃしゃなサンダル、歩幅はかなりの大股、という女性を見ました。
浴衣ではないけど、先日は、エスカレーターで私の前に立った女性の黒のパンプスが気になりました。
ヒールの外側(小指側)の減り方が相当なもので、脱いだら靴が外側に転がりそうなくらい。
さらに、左右のヒールの傾きに差が…。
歩いていて「辛い」と感じていないかしら。
その女性、タイトスカートでした。後ろのスリットが身体の中心(両足の間)ではなく、右足のふくらはぎあたりにきています。
「スカートが回る状態」は、痩せたのではなく、身体の歪みから生じているとも言われています。
靴もスカートも、身体の状態を教えてくれる大事なツール。
たまにはチェックをおすすめします。

大企業を、自分を、信じたい？

夜中もエアコンが欠かせません、島岡美延です。
妹のエアコンが梅雨明け後から調子が悪いとか。
去年の梅雨どき、我が家の冷蔵庫が故障したことを思い出しました。
「なぜ、この肝心な時に？」ということって、結構ありますね。
大企業の個人情報が持ち出され、売買された問題は、まだ広がりそう。
ファストフード、コンビニは、中国から輸入した鶏肉への不安から、商品の販売停止など、対応に追われています。
「大手だから安心」と思いたい心理が、私たちにあります。
全国どこで買っても同じ味＝安心・安全な品質管理、というイメージもあるはず。
「持っていてほしいモラル」をこの時代、期待してはいけないのかしら。
一方、様々な事件、事故のニュースを聞いても「自分については大丈夫」と思いたい私たち。
振り込め詐欺(母さん助けて詐欺)がなくならないのもそんな心理から？
熱中症も、歩きスマホでの衝突・転落、自動車・自転車の危険な運転、水の事故…。
どうしたら「自分の問題」と考えられるようになるでしょう。

結婚25年の夫婦に大事件

航空機事故が相次いでいて、心配になりますね、島岡美延です。
こんな時に、ハイジャックの映画を見ると、いっそう怖いですが、その作品の話は、秋にあらためて。
猛暑の時は涼しい映画館へ。
歌って踊る映画はインドだけではありません。
家族の物語をミュージカルにした人気舞台がスクリーンに。
映画『サンシャイン♪ 歌声が響く街(8月1日公開)』をご紹介します。
曇り空が続く町、スコットランドのリースで、結婚25周年を迎えるロブとジーン。
息子デイヴィーと、娘リズの恋人アリーが、アフガニスタンの兵役からそろって帰還し、一家のお祝いムードは一気に高まる。
ところが、盛大な銀婚式のパーティで、ロブに24歳になる隠し子がいることが発覚！
娘も息子も次々に人生の岐路を迎えようとしていた。
急にバラバラになってしまった家族。彼らを再び結びつけたものとは…？
全編を彩る人生を讃える歌は、スコットランドの80年代の名曲。
街中が歌い、踊ります。
たぶん、誰の人生もいつか必ず、太陽が輝くはず！

唄って踊る警官、参上

熱帯夜、猛暑が続きますね、島岡美延です。
春公開の『アナと雪の女王』の人気も続行中。先日発売のブルーレイ・DVDも記録的な売れ行きです。
映画館で「一緒に歌う」という新しい楽しみ方も話題になりましたが、さらに「一緒に踊る」というインド映画、客席で立ち上がるのは、もはや常識？
映画『ダバング　大胆不敵（26日公開）』をご紹介します。
インドの田舎町に暮らす少年チュルブル・パンデー。
母と義父、弟の4人家族だが、弟は甘やかされ、チュルブルは父からぞんざいな扱いを受けていた。
21年後、町には「強盗から金を奪って我が物にする」という汚職警官チュルブルが君臨している。実は、強きをくじき弱きを助ける、正義感に燃える男！
一方、彼の弟は、定職にもつかず・・・。
「子どもの頃の家族関係」が、人間の成長にどう影響するか、という物語！？
この映画は一緒に踊るより、ハチャメチャ警官の「唄って、踊りながら」強盗をねじ伏せる姿を楽しみましょう。
この夏、名作揃いのインド映画祭も開催されます。

コジョカルと握手！

これぞ夢のような一夜、島岡美延です。
ファンは何を観たいのか、ここまで徹底的に楽しませてくれるバレエのガラ公演は初めてだったかも。
『アリーナ・コジョカル ドリーム・プロジェクト2014』を観てきました。
オープニングで、5人の男性と踊り、第一部でノイマイヤー振付の新作、第二部で東京バレエ団の群舞とともに白鳥の湖、さらに第三部で海賊…、と彼女自身がまず、フル回転。
第一部では、吉田都とスティーヴン・マックレーという夢の顔合わせでラフマニノフ。音楽そのものになりきった二人。
都さんも近年で最高のコンディションだったのでは。
日替わり特別プログラムでは、マックレーのタップダンスに感涙。
第三部の海賊は、第一部のパートナーを入れ替えて、9人のダンサー各々が最高の技を繰り広げる華やかな「踊り合戦」の様相！
終演後、東日本大震災チャリティー募金のため出てきてくれた、コジョカル、マックレー、カスバートソンと握手してしまった！
そのプロ魂の素晴らしさ…、心をわしづかみにされるとは、このことです。

暑さ対策は男女ともに

関東も今日、梅雨明けかしら、島岡美延です。
この時期、熱中症には本当に注意が必要。
振り返ると、梅雨入りの頃など、気温は30度を超えていなくても、湿度の高さに気をつける必要があり、熱中症にならないように、と言われました。
1年のうち、暑さに対処しなくてはいけない期間が、どんどん長くなっている気がします。
夏の直射日光が、アスファルトを厳しく照らす季節の到来です。
この日射しを遮る工夫として、どうか男性も日傘を使って下さい。
わりと中高年の男性に、日傘を使う人が出現している印象がありますが、良いことだと思います。
外回りの男性で、いまだにスーツにネクタイを締めている方、本当に大変でしょうね。
高齢の女性だと、ペットボトルを“直に飲む”ことが、マナーの観点から抵抗があるという方もいるよう。
「喉が乾く前に、水を飲む」はもう常識ですから、「どう見られるか」より、命を守って下さい。
一方で、電車や商業施設の冷房は、一段ときつくなります。
今年の夏もしっかり乗り切りましょう！