やった側は気づかず、覚えておらず、それがパワハラ、島岡美延です。百条委員会での兵庫県知事、「そう感じた人がいるならば」の前提で反省と。権力を持つ者は配慮する義務あり。
この主人公は嵐のごとく周囲を振り回す・・・、映画『ナミビアの砂漠(9月6日公開)』をご紹介します。『あんのこと』、NHK『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』など主演が続く河合優実。女優になる前、山中瑤子監督の『あみこ』を見て衝撃を受け、「いつか出演したい」と直談判。それを覚えていた監督がこの脚本を書き、今年のカンヌ国際映画祭で国際映画評論家連盟賞受賞。
世の中も人生も全部つまらない、やり場のない怒りを抱えて生きる21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダ(寛一郎)から自信家で刺激的なハヤシ(金子大地)に乗り換えて新しい生活を始めるも、次第に自分自身に追い詰められていく。もがいて見つけた居場所とは――。
演じている、いや、その人物を生きている。河合優実、恐るべし。