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美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

縄文時代の「定住」を想像する

2025年05月19日 07時30分49秒 | 日記、その他

梅雨入りが全体的に早まるのかしら、島岡美延です。

縄文時代の人々も雨の多い時期や暑さ、寒さの循環を知っていたはず。図書館の阿部芳郎編著『縄文時代を解き明かす 考古学の新たな挑戦』(岩波ジュニア文庫)は色々読んできた縄文関連本の中でも興味深いもの。

縄文土器の豆、穀物の「圧痕」、煮炊きした跡の「おこげ」から多くの情報が取り出せるようになってきた昨今。動物考古学や植物考古学など細分化された学問がより深く連携して多くの事実が判明。

私たちが「定住」できているのは、食料を容易に手に入れられるから。同じ場所に暮らすことがいかに困難だったか。貝や木の実など専門的に処理する集団が登場し、何百年も続く集落が現れてきたって本当にすごい! 土偶が多く出土する場所は集落が多く継続期間が長い遺跡。人々に必要だから作られたのが道具。

縄文時代を自由に想像するのは楽しい。だからこそ現在の発想、価値観ではなく、「縄文時代に生きていた人」をリアルに思い描きたい。

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ウソとホント、見分けられる?

2025年05月17日 06時22分41秒 | 日記、その他

朝からの雨が続きそうな土曜日、島岡美延です。

天気予報は必ず知りたい情報、ただ「知らなくてもいい情報」の海で漂い続けていませんか? 図書館の山脇岳志著『SNS時代のメディアリテラシー ウソとホントは見分けられる?』(ちくまQブックス)、著者は元朝日新聞記者、海外勤務、社説など担当。

「虚偽のニュースのほうが真実より速く拡散していく」ことはだいぶ知られるようになりました。そんな時代に、「拡散しない」ことも一つの意志ある行動。

私がドキッとしたのは「ChatGPTによる架空の記事に見出しをつける」課題。幼少の頃から苦労して、今は建設会社社長という人物の紹介記事。その記事に「素直な」「センセーショナルな」「ネガティブな」見出しをそれぞれ考える、というもの。同じ記事に対して「出会いで人は変わる」「親ガチャからの逆転劇!」「成功者の隠された裏の顔」など。

「見出し」で選び、切り取られたネット記事を読む。〈情報の偏食〉に気を付けてほどほどに。

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歌舞伎座、年男の親子の襲名

2025年05月16日 07時40分20秒 | 日記、その他

昨日買ったお米はほぼ前回と同じ値段、島岡美延です。5㌔4000円を切る日はもうこない?

10年前の値段は覚えてなくても、この年月を確実に感じたことが。2013年に生まれ変わった歌舞伎座、久々に『團菊祭五月大歌舞伎』(夜の部)へ。八代目尾上菊五郎と六代目尾上菊之助の襲名披露公演は27日まで。六月も襲名公演。

史上初、七代目菊五郎と八代目菊五郎が並んで襲名の口上。歌舞伎を追いかけていた時、「三之助」ブームだった20代の彼ら。辰之助は松緑、新之助は海老蔵から團十郎になれど菊之助は実に29年間、その名で。團十郎と八代目菊五郎は今年48歳になる年男。團十郎が口上で披露したように、二人の息子は共に2013年生まれ。『弁天娘女男白波』の稲瀬川勢揃いでは10歳~12歳の5人の見事な歌舞伎役者ぶり。みんなお父さんにそっくりで感激――、ってこれを言うほど私も長く生きてきた?

今はバレエ鑑賞が多いけど、時々確認したい歌舞伎の「現在」。

 

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今の状況から逃げるために犯罪?

2025年05月14日 07時28分47秒 | 日記、その他

各地で夏日予想の五月半ば、島岡美延です。「五月病」という言葉は昔からあったけど、その要因はより複雑化。

「誰でもいいから」と84歳の女性を殺害して逮捕された15歳は、「複雑な家庭から逃げるため、少年院に行きたかった」と。家出を繰り返し、「継続補導」という警察との定期的な面談もしていたのに防げなかった事件。

理不尽な事件で聞かれる「刑務所に入りたかった」「死刑になりたかった」。刑事罰が抑止力になりえない、それも珍しくない昨今。

繰り返し罪を犯す者も少なくなく、刑罰より治療、教育とも。先日、メトロ東大前駅で傷害事件を犯した43歳は「親の教育虐待は犯罪者を生む」ことを世に知らせたい、というのが動機だったとか。犯罪じゃない形の逃げ道、はけ口を見つけることは出来なかったか・・・。

ネットで簡単につながってしまう社会の息苦しさ。犯罪までいかなくても多くの人が抱えるこの季節の不安。少し深呼吸ができる自分だけの場所、時間を見つけてほしいけど。

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酪農のこと、もっと知ってみると

2025年05月13日 07時37分48秒 | 日記、その他

不満の矛先が無関係の人や複数の家族に向けられる事件がまたも、島岡美延です。川崎のストーカー被害からの事件を含め、最悪の結果になる前になぜ防げなかったのか。

今、手を打たないと、ということは山積み。先日読んだ『猫と考える動物のいのち』と同じ、図書館のティーンズ棚の小林国之著『牛乳から世界がかわる――酪農家になりたい君へ』(農文協)を読みました。牛乳、チーズ、ヨーグルト、牛肉と食べているのに、酪農をあまりに知らない!

搾られた生乳が乳製品になるまで。輸入穀物・肥料に頼る日本の酪農。「食べる」という行為には国の風土や文化、宗教が影響している、という指摘も。

「牛のゲップ(メタンガス)で地球温暖化?」については、化石燃料由来で新たに発生する量と比べるべきではないけど、減らす工夫も世界で行われているよう。本来、牛のふん尿も役立っていたはずなのに、「バランスが崩れた」ことで化学肥料で牧草を育てる必要がある現状。猛暑から乳牛を守る酪農家の皆さんに感謝。

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カエルの声で「いのち」を考えた

2025年05月07日 07時26分53秒 | 日記、その他

連休明けはまた気温上昇、島岡美延です。学校や職場に行きずらい人が増える時期になります。

先日出かけた生田緑地の岡本太郎美術館、途中で久しぶりに多くのカエルの声を聞きました。ちょうど読んでいたのが図書館で借りた、木村友祐著『猫と考える動物のいのち』(ちくまQブックス)。猫を飼った事ないけど、緑地のウグイスやカエルに「力強い命の営み」を感じたのです。

著者の二匹の飼い猫を「猫先生」として描写。例えば「猫先生は、自分は自分、他人と比べない」と書きつつ、「人間に都合よく動物の気持ちを解釈」する擬人化には異議を唱える著者。動物と人間の区別、人間と人間の区別が「差別」の意識を生む――。命は価値が上か下か、じゃないはずなのに。

家畜=殺される命、についての章は、知らないことだらけ。狭い場所で育てられるイメージはあったけど、想像以上に過酷。

人間も「生きもの」です。

 

 

 

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太陽の塔、もっと知るには

2025年05月05日 07時03分53秒 | 日記、その他

立夏でもある『こどもの日』、島岡美延です。大阪・関西万博は昨日で関係者含め200万人が来場、一方で万博記念公園に「間違って来る」人も多いとか。

1970年大阪万博の大屋根から突き出た太陽の塔。あれがなかったら、55年前の万博はこれほど語られなかったのでは――。川崎市岡本太郎美術館の『岡本太郎と太陽の塔 万国博に賭けたもの』(~7月6日)を見てきました。

「人類の調和と進歩」というテーマに異議を唱えていた太郎。塔の地下空間は「過去・根源の世界」を表現。先日、NHKスペシャルで捜索していた〈第四の太陽〉もそこに。民族学を源泉に「縄文を発見」した太郎が国内のフィールドワークで撮影した多くの写真も展示。万博準備の会議の様子、塔の構想スケッチなど動画じゃなくても太郎の声が聞こえてきそう。

万博を構想する時点で「機械に支配される人間」を語っていた太郎なら、AIがフェイクを作り出すこの時代をどう見るのか、そんなことを妄想します。

 

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「底が抜けた国」で生きる

2025年05月04日 07時19分07秒 | 日記、その他

50年後の『みどりの日』はどんなかしら、島岡美延です。

「50年後」の人が読んだら、とのあとがきは、山崎雅弘著『底が抜けた国 自浄能力を失った日本は再生できるのか?』(朝日新書)。特に2012年の第二次安倍政権以降、この国の「歴史」は何を変えてきたのか。以前、著者の『この国の同調圧力』にも大いに頷きつつ不安になりました。

「権力を持つ者が私益を追求してそれを使うのが野蛮国」「有識者会議に利害関係者が入る公益性の無視」「裏金を作って納税義務を怠っても自民党国会議員なら処罰されない」「汚職と言わず〈政治とカネ〉という言葉の意味不明さ」「お答えを差し控えるという〈上位者の詭弁〉を追求しないメディア」「詭弁とはスポーツならファウル=汚い行為」「記憶にありません、はやったと答えているのと同じ」

日本は「個人」ではなく「臣民のような従順な人」が増えている、と。50年後の人に「あの時代に日本人が怠ったこと」を怒られるのかも。2025年、社会の自浄能力は?

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食べるものが人類を変えた

2025年04月28日 07時17分53秒 | 日記、その他

月曜日だけど気分はどこか休日モード、島岡美延です。

先日の国立科学博物館の特別展『古代DNA』のあと、図書館で借りたのが新谷隆史著『「食」が動かした人類250万年史』(PHP新書)。ホモ・サピエンス誕生前からフードテックまで、人類と食べ物の関係に迫ります。

「人類の脳は肉食で大きくなった」、たんぱく質の塊を食べ、さらに火を使うことで脳の拡大も加速。ヒトと他の動物の違いは「食べ物を生み出す能力」。米、小麦、トウモロコシなど雑草だったものを「栽培化」してきた人類。

古代文明ではカマドの発達で料理人が生まれ、酢や酒も醸造。中世の十字軍は砂糖と出会う。近世の大航海時代、さらに新しい食べ物は世界へ。アメリカの感謝祭は、移住者がお世話になった原住民を招いて11月に収穫祭を開いたのが始まり。17世紀のヨーロッパで広まったコーヒーハウスは情報交換の場となり政治・経済・文化などが発展。21世紀は遺伝子組み換え、培養肉、昆虫食――、果たしてこれは明るい未来?

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花の長谷寺で牡丹、シャクナゲ

2025年04月25日 08時57分21秒 | 日記、その他

充実の奈良旅を振り返る朝、島岡美延です。goo blogの新規投稿は10月1日に終了予定ということは18周年を迎える前。

2泊3日という旅自体、コロナ禍以来初めて。奈良はお寺も大きく「行きやすくない」場所が多いので、3日目は法隆寺か長谷寺か迷って、花の季節だからとJR桜井線と近鉄を乗り継いで長谷寺駅へ。駅から徒歩20分以上、人は少なくツバメはたくさん。記憶していた活気ある参道は寺のごく近くだけ。名物の焼き草餅、帰りには三輪そうめんと胡麻豆腐の昼食。

春は牡丹が美しい長谷寺、国宝の登廊(のぼりろう=399段の階段)を左右に花々を見ながら本堂へ。枝垂桜は桜吹雪、シャクナゲ、ツバキ、オオデマリも。ツツジなどは咲き始め。本坊大講堂特別拝観で10㍍余りの十一面観音菩薩立像の足に触れて参拝。初夏の風を感じながらの本堂からの眺め、最高です。

近鉄西ノ京駅徒歩1分、かつて写経をした薬師寺へも立ち寄り、京都から新幹線。奈良、また行かなきゃ。飛鳥も、法隆寺も。

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