やり直したら、何か始まる！

振り替え休日の月曜日、島岡美延です。今朝も生放送にいってきます。
通りの植え込みのツツジが、日に日に色を増していて、GWらしい景色ですね。
観たあと元気になれる映画、やはりそういうジャンルが好きです。GWとは、もともと映画業界の「黄金週間＝かきいれどき」から来た言葉。
アカデミー賞に輝いた2人による映画『幸せの教室（11日公開）』をご紹介します。
今日もスーパーでの仕事に精を出すラリー（トム・ハンクス）。呼び出しに「また表彰される」と思いきや、学歴を理由にリストラ！　50歳過ぎて、途方にくれるも再就職のためのスキルを身につけようと短大に入学する。
スピーチのクラスを教えるメルセデス（ジュリア・ロバーツ）は、まともに働かない夫と口論ばかり。アルコールに走り、授業もいい加減。
教室には、年齢も境遇も違う人々。初めてのキャンパスライフに充実感を覚えるラリー。そして、メルセデスも自分に向き合い始める・・・。
トム・ハンクスが脚本、監督も務めました。きっと、「明日が好き」になるはず！

映画が見せる奇跡

沖縄は梅雨入り、桜前線は青森あたり、島岡美延です。
今日は昭和の日。宮内庁は先日、天皇、皇后両陛下が「葬送全体を簡素に」とのご意向であることを公表しました。
「タブー視」しがちな話題ですが、「自分はこうしてほしい」と示しておくことは誰にとっても大切。「終活」という言葉も聞かれる昨今です。
老夫婦に起きた奇跡の物語、映画『ル・アーヴルの靴みがき（昨日公開）』をご紹介します。
北フランスの港町ル・アーヴル。パリでボヘミアンだったマルセルは、今は靴磨きをして、献身的な妻アルレッティと愛犬とのつつましい暮らし。
ある日、港にアフリカからの不法移民が乗ったコンテナが漂着し、逃げ出した少年イドリッサとの出会いが、彼の人生にさざ波を起こす。
近所のパン屋、雑貨店、バーの人々の助けを得て、少年を無事にロンドンへ行かせたいマルセル。何度となく聞き込みに来る警察官。
一方、入院した妻は、余命宣告を夫に黙っているよう医師に頼む・・・。
名匠アキ・カウリスマキ監督によるファンタジーの味わい深いこと！

もう少し想像力を

GWスタート、島岡美延です。9連休なんて人は、何パーセントいるかしら？
私もできれば、少し遠くへ行きたいけど、現時点では未定。ネットの予約では、キャンセルになった海外旅行など、思わぬ掘り出し物もあるそう。
世の中のにぎわいと裏腹に、GW目前で「時間が止まった家族」が、また増えてしまいました。
昨日は、千葉県館山市で小学生の列に車が突っ込み、小学1年の男の子が犠牲に。付き添っていたその子の母親が、名前を叫び続けていたそうです。
愛知県でも「ぼーっとしていた」運転手によって、小学生が骨折などの重傷を負う事故がありました。
なぜこんな悲劇が続いてしまうのか。
そして、亀岡市で起きた交通事故については、遺族や被害者家族の個人情報が、警察官や学校関係者によって、加害者側に伝えられていたことに非難が集まっています。
法律違反の疑いもありますが、あまりにも配慮、想像力を欠いた行動です。
事故の被害者になり、報道されることが、どれほど「耐え難い苦しみ」か。
被害者保護、もっと考えていきたいです。

こうして個人情報は

雨は午後に上がりそう、島岡美延です。
先日の取材、消費者行政センターで「サクラサイト被害」について聞きました。
今は「出会い系サイト」というより「メールで相談にのって欲しい」といってお金を使わせるものが増えていて、相手が「架空」なので「サクラサイト」。
私の携帯に数日前から、突然「迷惑メール」が届くようになり、それらのサイトに誘導する「無料占い」などが。
「心当たりのない方、配信停止はこちらへ」とアドレスがあって、真面目な人ほど、アクセスしそう。
私が携帯で見るのは、天気予報と乗り換え案内くらいなのに、このメール、何故？　
スマホでアプリを利用する際、電話帳データも含め、丸ごと個人情報がサイト側に流れることも問題になっています。
また、仕事関係者から、複数の知らないアドレスが公開されたメールが届き、翌日、私とは無関係の「待ち合わせ」一斉メールが送られてきたことも。
誰もが携帯を持つ時代。メールのルール、「うっかり」とか「知らなかった」が、様々な影響を及ぼす結果に。あなたは大丈夫？

ゴスペルの底力！

ハナミズキがきれいですね、島岡美延です。
GW中に、文化・芸術に触れるのもいいですし、自ら舞台に立つ、祭りのパレードなどに参加する、という方もいるでしょう。
自分が情熱を傾けるもので街を活気づける・・・、それならさらに素敵！
映画『ジョイフル・ノイズ（28日公開）』をご紹介します。
ジョージア州の小さな町は不況にあえぎ、人々の唯一の楽しみは、教会の聖歌隊が全米聖歌隊コンクール「ジョイフル・ノイズ」で優勝すること。実力ある聖歌隊だが、中心的女性シンガー2人が対立し、分裂の危機に。
新しい指導者に選ばれたヴァイ（クイーン・ラティファ）と教会の後援者G.G.（ドリー・パートン）。そこにG.G.の孫ランディが現れ、ヴァイの娘オリビアに接近し、さらなる火種が！
好意を抱く若者同士は、音楽も実力派とあって、聖歌隊の救世主とも思われたが、女の戦いは収まらない。そして大会が近づく・・・。
グラミー賞受賞者たちやブロードウェイ出演者の「ホンモノ」の歌の力は最高！　映画館が、まるでコンサート会場です。

何が「危険」なのか

昨夜、近くに雷が落ちたよう、島岡美延です。
川崎・横浜市の一部で停電になり、中には3時間以上というところも。私も一瞬、懐中電灯を見ました（大震災以来、台所に出してあります）。
京都府亀岡市で起きた胎児を含む命が奪われた交通事故。運転していた少年は、自動車運転過失致死傷罪の疑い（最高で懲役7年）で送検されました。
「危険運転致死傷罪＝懲役20年以下」があるはずでは？、というのが多くの人の実感でしょう。
「飲酒や薬物で運転できない状態ではない」、事故の原因は「居眠り」で、いわゆる「過失」・・・。
そもそも無免許は「運転してはいけない状態」なはず。これが放置されていては「危険運転致死傷罪」を作るために奔走した遺族たちは、さらにやりきれないでしょう。
亡くなった田中好子さんの主演映画『0（ゼロ）からの風』は、一人息子を免許停止中・泥酔の無謀運転に奪われた、鈴木共子さんをモデルにしたもの。
彼女たちが立ち上がり、「業務上過失致死＝懲役5年以下」の見直しが進みました。また今、見て欲しい映画です。

長年の奇跡、一瞬の悲劇

トキのひな、一つの巣に3羽確認！　島岡美延です。
昨日、親鳥に餌をねだる映像を見て喜んでいたら、夜にはさらに2羽の頭が映っているところも。
人間ができるのは、カメラを通じて見守るだけ。それにしてもここに至るまで、どれだけの人が時間と心を尽くして努力してきたことか。
一昨年の冬、佐渡に初めて行きました。今度はぜひ夏に、と思っていますが、願わくば、トキが空を飛んでいるところを見てみたい！
そんな嬉しいニュースから一転、また京都で、信じたくない交通事故が起きてしまいました。
「抜け道」にされていて、地元の人たちが危険を感じていた通学路。
夜通し遊んで居眠り運転をした無免許の無職の少年が、朝の登校時間に、子どもたちを次々にはねました。小学2年の女の子と、引率をしていた26歳の女性が犠牲に。
女性は3人目の子どもを妊娠中・・・。最期に言葉を交わせたという夫が取材に応えていましたが、見ていられませんでした。
無謀な人間が車という凶器を動かすこと。メーカーの皆さん、止める手立てはありませんか。

「お父さん」のポジションって

週末にはGWスタート、がんばりましょう、島岡美延です。
お店には「母の日ギフト」の案内が目立つ頃ですが、あなたの家では「お父さん」ってどんな立場！？
映画『HOME 愛しの座敷わらし（28日公開）』をご紹介します。TVドラマ『相棒』の杉下右京の冷静すぎる切れ味から、ちょっと迷えるお父さんキャラで存在感を出す、水谷豊が素敵です。
晃一（水谷）の転勤で、東京から高橋一家がやってきたのは岩手県の田舎町。「相談もせず、最善の選択」と彼が選んだのは、築200年を超える古民家。そこで不思議な出来事が起こり始める。
特に妻・史子（安田成美）は、広い家で、誰もいないのに物音を聞いたり、手鏡に知らない子どもが映ったりするのを見て、少し不安定に。子どもたちも都会の学校とは違う教室の雰囲気に戸惑う。
このままここで暮らしたら、家族はバラバラになってしまうかも。どうやらこの家には、民話で有名な座敷わらしが住んでいる・・・、それが見えるのは誰？
丁寧に描かれる岩手の美しい風景は、ニッポンのふるさとそのものです。

ロンドンでも見たい

嬉しい金メダル、島岡美延です。
君が代が流れ、中央に日の丸・・・、フィギュアスケート世界国別対抗戦の表彰式のシーン、これがロンドン五輪でも数多く再現されますように！
いつもは「個人」で競い合う立場の選手たちが、本当に「チーム」であることを誇りに演技していました。
圧巻だったのは、SPとフリー、ともに完璧に滑ってみせた高橋大輔選手。膝の十字靭帯を切った20代前半を経て、五輪、世界選手権でのメダルを獲得してきた26歳。ソチでもやっぱり見てみたい。
高橋・トラン組は、プレッシャーからなのか、フリーはジャンプのミスが続きました。同じく村上佳菜子選手も登場したときから不安げだったフリー。
からくも鈴木明子選手が「責任を果たすフリー」を滑りきり、日本に金メダルをもたらしました。
ソチ五輪で正式種目になる時、どんな顔ぶれかしら。未知の選手かも？
昨日は、シンクロナイズドスイミングのチームや卓球団体もロンドン五輪出場を決めました。
開幕まで100日を切って、まだ出場が決まっていない選手たちも頑張って！

リーダーと仲間を求める？

新しい環境に慣れてきましたか、島岡美延です。
新年度が始まって3週間、悩んでいる人にとっては、GWが一つのヤマ。大学、専門学校などでは、5月に登校しなくなる人も。
今年の新入社員を対象にした産業能率大学の調査によると「理想の上司1位」に選ばれたのは、橋下徹大阪市長で、466人中32票、去年の29位から初の首位。
本当にあの人のもとで働く自信あるの？と、やや違和感を覚えていたら、当の橋下市長が「市の職員に聞いたら、絶対そんな順位にならない。同じ組織にいないから無責任に言えるんじゃないですか」と語ったとか。確かに！　
理由は「リーダーシップがありそう」ですって。
もう一つ、こんな調査も。
日本能率協会が今年の新入社員1350人に聞いたところ、A「個人の裁量にまかせられる職場」と、B「チームワークを重視する職場」では、85%の人がBと回答。
先の調査とあわせると、「自分で考えるより、引っ張ってくれる誰かが欲しい」って感じ？
大臣すら「教えてくれる人が欲しい」国。うーん、大丈夫かしら。