美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

村の女性たちが下した決断とは

2023年05月31日 07時26分53秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

社会も司法も変化、島岡美延です。名古屋地裁は「同性婚を認めぬのは違憲」。「法律から同性カップルを排除することは合理性を欠く」と。与党の一部の反対派への配慮が社会の分断を生んでいる現実。

こちらは女性たち自らが断した物語。映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択(6月2日公開)』をご紹介します。実話が基のベストセラー小説の映画化、女優でもあるサラ・ポーリー監督の脚本、演出の緊迫感が見事。

2010年、自給自足で生活するキリスト教一派の村で起きた連続レイプ事件。今まで「悪魔の仕業」「作り話」と男たちは否定してきたが、ある日、実際に犯罪だったと明らかになり、彼らは取り調べで村を離れ、2日間戻ってこない。女性たち(ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーら)は急遽、投票を行う。選択肢は、何もしない、ここで戦う、出ていく。尊厳を奪われた彼女たちが話し合った、未来のための結論は?

映画権を獲ったフランシス・マクドーマンドの存在感、さすが。

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介護施設で再会した恩師は

2023年05月30日 07時23分01秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

首相は「けじめ」として秘書官の長男を更迭、島岡美延です。中野市はふるさと納税返礼品として「マサノリ園」の品物の受付を停止。父親が政治家3代目の32歳と、13代続く農家で育った31歳。

どんなに過酷な出来事があっても、人生は続きます。公開中の映画『こわれること いきること』の北沢幸雄監督とエンディングテーマを歌ったToshieさんが昨日のラジオに登場。福島県いわき市出身の彼女は方言指導と出演も。

東京の介護専門学校に通う遥(吉田伶夏)は、地元のいとこの結婚式を欠席。それは2011年3月11日、遥の家族4人の車は津波にのまれ、一人生き残った遥は深い贖罪の意識と喪失感に苛まれる。やがて地元の介護施設で気難しい入居者(寺田農)らに振り回されていたある日、高校の吹奏楽部顧問だった小田先生(藤田朋子)が夫(宮川一朗太)とともに施設に入居し・・・。

施設長に福島県出身の斉藤暁。介護現場の日常がリアル。フルートの音色に表情が蘇る姿を髪を白くした藤田が熱演。

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カンヌ脚本賞、クィア・パルム賞受賞

2023年05月29日 07時31分22秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

カンヌ国際映画祭、役所広司『パーフェクト・デイズ』主演で男優賞受賞、島岡美延です。北野監督作品なども注目された今回、アジアの作品とカンヌは相性がいい印象。

クィア・パルム賞受賞の報せが先に入ってきたこの作品、坂元裕二氏が見事、脚本賞受賞。映画『怪物(6月2日公開)』をご紹介します。是枝裕和監督の最新作、音楽は坂本龍一。いったい「怪物」とは何か。登場人物のそれぞれの視線を通した「怪物」探し、しっかり見つめて。

大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)が、息子が怪我をしたことで学校にやってくる。担任の教師(永山瑛太)、校長(田中裕子)の説明に納得ができない。よくある子ども同士のケンカに見えた出来事をきっかけに、食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大ごとになっていく。そしてある嵐の朝、子どもたちは忽然と姿を消した――。

カンヌでドレス姿の安藤サクラが、田中裕子と対峙する場面の迫力。少年役の二人も負けていません。 

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「停水執行」をする水道局員は

2023年05月28日 07時17分27秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

貴重な晴れになる日曜日、島岡美延です。明日からずらっと並ぶ雨マーク、台風など大きな被害が出ませんように。

今年もまた、暑すぎる夏がやってきます。もし、水道が使えなかったら? 映画『渇水(6月2日公開)』をご紹介します。芥川賞候補になった河林満の小説、30年の時を経て初の映画化。失われた30年に重なるこの国のひずみ。料金滞納が続く利用者に水道事業者が行う「停水執行」を巡る物語。

日照り続きの夏、市の水道局員、岩切(生田斗真)は同僚の木田(磯村隼斗)と水道料金滞納の家庭を訪ね、水道を停めて回っている。妻(尾野真千子)や子との関係もうまくいかず、渇いた日々の中、幼い姉妹と出会う。父は蒸発、一人で姉妹を育てていた母(門脇麦)も帰ってこない。すでに電気は止まっている困窮家庭にとって最後のライフライン、水。規則通り、停水を執行する岩切だったが・・・。

見たことのない生田斗真、姉を演じた山﨑七海に注目。

 

 

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美しい青年と映画監督、どちらが

2023年05月27日 07時19分04秒 | 姿勢&見た目

性被害者が児童虐待防止法改正へと声を上げ、国会はどうする?島岡美延です。橋田康さん(37)が被害を受けたのは13歳の頃から。もう、見て見ぬふりをしない、そんな社会に変わっていけるでしょうか。

その愛は、純粋か、それとも支配か。映画『苦い涙(6月2日公開)』をご紹介します。前作で、父親の尊厳死の願いに苦しむ姉妹の物語を撮ったフランス映画界を代表するフランソワ・オゾン監督、鬼才ファスビンダーの名作『ペトラ・フォン・カントの苦い涙(1972)』の再創造に挑戦。

著名な映画監督ピーター・フォン・カント(ドゥニ・メノーシェ)は助手のカールをしもべのように扱いながら、事務所兼用のアパルトマンで暮らしている。3年ぶりに親友で大女優のシドニー(イザベル・アジャーニ)が美しい青年アミールを連れてやってくる。一目で恋に落ちたピーターは、家にアミールを住まわせ、映画界で活躍できるように手助けをする――。

1970年代の設定。エゴイスティックな愛、勝者はどっち?

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全盲の音楽家、希望が見える

2023年05月26日 07時32分44秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

長野で起きた衝撃の事件、男の身柄を今朝確保、島岡美延です。中野市議会議長の息子のよう。総理の息子は公邸で組閣ごっこ、両親を亡くした歌舞伎の御曹司は何を語っているのか。

この人は父の失踪(!)がきっかけで本格的に音楽で生きていくと決意。映画『光をみつける ヴァイオリニスト穴澤雄介からのメッセージ』(30日公開)』をご紹介します。どんなにつらい出来事があろうと「過去は変えることができる」と底抜けの明るさを持つ彼。子どもの頃に3度の心臓手術を受けたことで、次第に中途失明に。カウボーイハットのヴァイオリニストは東京・北京五輪のNHKユニバーサル放送のコメンテーターも。

ファンだった元大相撲力士・舞の海秀平さんとの対談が実現。小さい力士ゆえの工夫、目の見えない音楽家の想い、二人の言葉は多くの人の背中を押しそう。もちろん、演奏シーンも随所にあるドキュメンタリー。

それにしても波乱万丈すぎる人生。両親に守られた家庭環境だったら、今の自分はなかった、とも。

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熊野で復興された修験

2023年05月25日 07時29分48秒 | 姿勢&見た目

マイナンバーカードの「人為的ミス」は今後もたぶん、島岡美延です。手で入力し、目視でチェック、そもそも作業が追いつかず、保険証変更が入力されていなかった事例も。

人間はパソコンに向かうより、自然の中に入って。映画『修験ルネッサンス(27日公開)』をご紹介します。先日のラジオに、映画評論家としてキネマ旬報への執筆も多い田中千世子監督が登場。自ら那智山青岸渡寺・高木亮英導師が率いる熊野修験に参加。女人禁制の奥駈けは男性カメラマンが体験、記録したドキュメンタリー。

修験のメッカとして老若男女が修行に訪れる熊野。実は明治の初め、神仏分離、修験道禁止により、熊野と吉野を結ぶ大峯奥駈けの道が荒廃。戦後復活するも消えた道の復興は困難。現在は吉野~熊野が貫通し、修験を支える人々の活動も。

ダンテ「神曲」が落語で出てきます。仏教に神道、道教、陰陽道など様々な宗教を習合する修験の精神。田中監督の「修験をして、何かが変わったことはない」との言葉こそ、修験の成果?

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スタントマンなし、韓国の肉体派

2023年05月24日 07時28分13秒 | 姿勢&見た目

気温、湿度が低めの快晴、島岡美延です。最高気温24度予想、大きな洗濯物もすぐ乾きそう。

昨日は、コロナ禍で集まることがなかった以前のバレエ仲間とランチ。今は別々のスタジオでレッスン、3年の月日の様々な出来事を報告。時間がいくらあっても足りないくらいでした。

長く続けていたことは、とっさの時に出る? 映画『THE KILLER/暗殺者(26日公開)』をご紹介します。韓国が誇る肉体派俳優チャン・ヒョクが自ら企画。銃撃戦から斧を使う戦闘シーンまで、スタントマンなしのスタイリッシュ・エンタテインメント。

引退して、豪邸で穏やかな生活を送っていた伝説の暗殺者。最愛の妻は友人と旅行へ。その友人の17歳の娘を預かって守っていてほしいと頼まれる。しかし少女を人身売買組織に連れ去られ、彼女を取り戻すため「殺しの本能」が再び覚醒・・・!

ウェブ小説が原作、チェ・ジェフン監督がどんでん返し満載のアクション作品にして韓国と北米で同時公開を果たした話題作。

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1975年、女性初の金熊賞監督

2023年05月23日 07時32分13秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

3月の肌寒さの雨降り、島岡美延です。昨日の蒸し暑さから気温が急下降。人間の身体は「昼に向かって気温が上がる」と想定しているため、「一日中、気温上がらず」は、朝より昼間の寒さが心身に影響するそう。

1970年代と今、違うことが多い一方、相変わらず、ということも。1931年生まれのメーサーロシュ・マールタ監督特集(26日公開)をご紹介します。彼女は「古い映画を見つけてくれてありがとう。自由の問題も女性の状況も私が映画を撮った頃からあまり良くなっていないので、これらの作品は今の時代にも有効でしょう」とコメント。上映予定の5作品、すべて日本初公開。

1975年、ベルリン国際映画祭で女性初の金熊賞受賞作が『アダプション/ある母と娘の記録』。43歳の未亡人は工場勤務の日々。なんとか自分の子を産みたいと病院で健康状態を確認する。不倫相手に妊娠することを拒否された時、実の親の愛に恵まれない10代のアンナと出会い、奇妙な友情関係を築く・・・。

 

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ルーヴルが似合う、高橋一生

2023年05月22日 07時17分32秒 | 姿勢&見た目

本気で平和に向かう世界であってほしい、島岡美延です。昨日、コロナ禍以来初めて、初対面の人たちと会食し、「リアルな対面」の意義を実感。今年、同窓会も可能かしら。

海外旅行もそろそろ、と思う人が増えそう? 映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く(26日公開)』をご紹介します。日本人漫画家として初めて作品がルーヴル美術館に展示された荒木飛呂彦の原作、ついに映画化。ドラマ版のキャスト・製作陣が再集結。高橋一生、ルーヴルの空間が似合う!

特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴(高橋一生)は青年時代に淡い恋心を抱いた女性(木村文乃)から、この世で「最も黒い絵」の噂を聞く。最も黒く、最も邪悪な絵、だと。時は流れ、新作準備中に、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていると知った露伴は、担当編集者(飯豊まりえ)と共にフランスへ。しかし、ルーヴルの職員すら絵の存在を知らず、データベースにある保管場所は今は使われていないはずの地下倉庫。「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事と対峙する露伴は・・・。

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