美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

夫婦の青天の霹靂、辿り着いたのは

2024年03月31日 08時02分54秒 | 姿勢&見た目

3月最後の日は夏日予想も、島岡美延です。色々な「最後」「別れ」があるから、新しい「始まり」「出会い」が。

これは医者と患者として出会った夫婦。映画『ブルックリンでオペラを(4月5日公開)』をご紹介します。脚本・監督は『50歳の恋愛白書』のレベッカ・ミラー、作家アーサー・ミラーの娘は最高の才能を引き継ぎ、アン・ハサウェイはプロデューサー兼務。人生は想定外の連続!

NYブルックリンに暮らす夫婦、人気精神科医のパトリシア(アン)とオペラ作曲家のスティーブン(ピーター・ディンクレイジ)。掃除が大好きで潔癖症の妻は、大スランプ中の夫に愛犬との散歩を提案。彼はバーで風変わりなカトリーヌと出会い、船長だという彼女についていく。船の中での出来事がきっかけでスランプを脱出? そして夫婦の未来は劇的に変わっていく――。

パトリシアの連れ子である息子とその彼女という10代のカップルにも大問題発生。ピンチの時こそ人生に必要なことが見える!

 

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作ったら、使ってみたいのが人間

2024年03月30日 07時49分41秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

リニア中央新幹線の2027年開業は断念へ、島岡美延です。早くて34年以降、10年後の日本に最も必要なのはどんな技術?

新しい理論を見つけたい、技術が出来れば試したい――。今年の米アカデミー賞7部門受賞の映画『オッペンハイマー』、公開初日に映画館へ。180分の大作、クリストファー・ノーラン監督は原爆を生み出した天才科学者の脳内、苦悩、恐怖を映像にして、圧巻。

第二次大戦下、アメリカ極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。世界初の原子爆弾の開発に成功したオッペンハイマー(キリアン・マーフィー)だったが、「戦争を終わらせるため」に実際に広島、長崎に投下され、その惨状を聞いて深く苦悩する。冷戦、赤狩り、激動の時代の波にのまれていく彼は――。

戦後、水爆開発に異を唱えたのは、「作ったら使いたい」人間の欲望に歯止めをかける難しさを誰より知っていたから。なぜ1度だけでなく、2発目が落とされたのか。日本でこの映画がようやく公開された意味をかみしめたいです。

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つながりの糸をゆるめてみる

2024年03月29日 07時39分22秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

宝塚歌劇団がパワハラを認め、遺族にやっと謝罪、島岡美延です。夢の舞台の裏で行われていた時代錯誤ぶり。学校でも聞く「いじめとは認められない」という言葉、自分や家族が当事者でも、そんな報告できますか。

人間とは誰かと繋がって生きていくもの、でも今、あまりに「つながりすぎ」では――。田中真知(マチ)著『風をとおすレッスン』(創元社)を読みました。エジプトに8年滞在し、中東やアフリカを旅した彼の言葉を列挙してみます。

「私」は他者によって作られる。「むだ」こそが自分だけの人生の経験となり、固有のものの見方や感じ方を育てる。好みの中にいるのは快適だが快適さが檻になったらかえって生きづらくなりかねない。日本人は協調性があるというが立場が下の者が相手に合わせたり服従しているだけのことも。自分たちの欲望を死者の願いにすり替えて語るのは死者の利用。

間が持てない気まずさ、その間にとどまってみる――、人生はそういうもので出来ている。

 

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最強を追い求めた父親、息子たちは

2024年03月28日 07時41分37秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

小林製薬紅麹サプリに回収命令、島岡美延です。2人死亡、入院も増えているよう。ところで、コロナワクチンは接種開始から約2年間で2000人以上が死亡、因果関係の認定は数百人、これはほぼ報道されておらず。他のワクチンは、45年間で死亡認定例151人。

昨日は『監督が怒ってはいけない』バレーボール大会について、今日は父親の強要による悲劇という実話。映画『アイアンクロー(4月5日公開)』をご紹介します。プロレス界の伝説、フォン・エリック家が〈呪われた一家〉と呼ばれたわけは――。

1980年代、プロレス界に歴史を刻んだ〈アイアンクロー=鉄の爪〉フリッツ・フォン・エリックは元AWA世界ヘビー級王者。そんな父に育てられた四人の息子は父の教えに従いレスラーとしてデビュー、一家はプロレス界の頂点を目指す。しかし、三男デビッドが日本でのプロレスツアー中に急死。一家はここからさらに悲劇に見舞われ・・・。

次男ケビン(ザック・エフロン)の視点で語られる悲しい真実。

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監督が怒ると子どもたちは

2024年03月27日 07時21分04秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

結婚会見の通訳を「彼」と呼ぶ複雑さ、島岡美延です。今月1日に笑顔の囲み取材を行った大谷選手。シーズン前にこんなにも彼の言葉を聞くとは。

自分の言葉を持つアスリートは素晴らしいけど、指導者がその芽を摘んでいる――。元バレーボール日本代表の益子直美さんによるユニークな大会について今月出版された『監督が怒ってはいけない大会がやってきた』(方丈社)。益子氏、北川美陽子氏、北川新二氏の共著。

私も同時代にバレーボール部だったので、ほぼ「怒られる指導」の日々。強豪校じゃないから、彼女たちのように顔を殴られるまではなかったけど。引退後にバレーから離れたのは「ミス=殴られる」の辛い記憶のため。『監督が怒ってはいけない大会』で、子どもたちは自由に発言し、自分たちで考えることが増える。何十年も怒る指導だった監督たちも少しずつ変われると実感。

益子さんは「怒りは指導者の身勝手なエゴ。勝つために怒りは絶対に必要ない」と言い切ります。たぶん、スポーツ指導に限らず。

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辺境の地に赴いた若き牧師

2024年03月26日 08時16分08秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

関東の桜開花はまだ、島岡美延です。今日も冷たい雨の一日、強風にも要注意。昨日ラジオで話した気象予報士が「どこかに隠れたい」と言うほど今年の開花予想は何度も修正。

ここは花どころか、樹木も見えない厳しい自然。映画『ゴッドランド /GODLAND(30日公開)』をご紹介します。アイスランド南東海岸周辺の撮影で広大な荒野、氷河に閉ざされた湖などが圧倒的。

19世紀後半、若きデンマーク人の牧師ルーカスは、植民地であるアイスランドへ布教の旅に出る。任務は辺境の村に教会を建てること。アイスランドの浜辺から馬に乗り、陸路はるか遠い村への旅は想像を絶する厳しさ。年老いたアイスランド人のガイドはデンマーク嫌い。言葉もろくに通じず、二人はことごとくぶつかり――。

文明と自然の対立、異文化との衝突、支配と信仰など、いま起きている世界の争いにも通じる本作。言葉より身体のぶつかり合い、自然の前の人間の小ささ。すべてを見ていたのは、この大地。

 

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「推し」が犯罪者になった時

2024年03月25日 07時59分16秒 | 話す&聴く、コミュニケーション

新入幕尊富士の110年ぶりの快挙、島岡美延です。14日目に病院へ直行でも千秋楽に勝って優勝した24歳。一気に「推す」人が増えそう。

「推し活」という言葉も定着、「推し」の対象、いますか? 中には「このまま応援するか」を悩んだ経験がある人も。韓国から届いたスリリングな映像、監督は若い女性の当事者。映画『成功したオタク(30日公開)』をご紹介します。タイトルは、対象の推しからも認知されるファンのこと。ただ、オ・セヨン監督が推していたK-POPスターに性加害報道、「犯罪者のファン」になってしまった――。

こんな時、他の人はどうしているだろうとSNSで呼びかけると、カメラの前で語る人が次々と。応援していたから許せない、ファンならどこまでも見守る、つけあがらせたファンも悪い? 悩む「自分は被害者か、加害者か」、これまでのすべてを否定すべきか。

「推し活」が人生のすべてって日本にも彼女のような人、多いはず。韓国社会を鋭く観察する体当たりドキュメンタリー。

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これからの「相続」で起きること

2024年03月24日 07時36分37秒 | 日記、その他

野蛮なテロ行為と非難する露大統領が続けるウクライナ侵攻、島岡美延です。自分だけが正義という生き物は争いをやめない。

あらゆる生き物が避けられない「死」。財産、借金、遺品、「遺されたもの」が必ず発生――、相続はまだ他人事? 牧野知弘著『負動産地獄 その相続は重荷です』(文春新書)を読みました。4月1日から始まる相続登記の義務化(すでに起きた相続も)、放置すれば過料。

相続ってかつては資産家の「争族」問題、今や「普通の家族がいらない相続」に悩まされているとか。相続税を払わない相続でも、実家や山林など「自分は使わない」不(負・腐)動産を相続し、固定資産税や管理等が想像以上に大変で兄弟姉妹の争いに。

「老老相続」は夫婦間だけでなく、親が長寿で相続する子も高齢者。すでに資産を使ったり管理する体力がない。筆者は「財産移転の早期化が日本を活性化する」と。贈与、それも用途限定せず、親族以外にも行って税制優遇、と。空き家問題解決のためにも持ち家優先政策は限界。

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初代ゴーストバスターズも参戦

2024年03月23日 07時24分31秒 | 姿勢&見た目

小林製薬のサプリ、重大な健康被害で自主回収へ、島岡美延です。この際、サプリに頼りすぎていないか、見つめ直す機会に。薬とサプリの飲み合わせ、薬やワクチンの副作用は、各自違うものだから。

ドラマや株価で注目される1980年代、これは1984年、音楽とともに大ヒット。映画『ゴーストバスターズ フローズン・サマー(29日公開)』をご紹介します。今やゴースト全部がCGかと思いきや、40年前の「スライムのレシピ」は受けつがれ、視覚効果と特殊効果の彫刻など、コラボが見事。

真夏のNY、謎の男がオカルト鑑定店に先祖代々伝わる骨董品を持ち込む。ゴーストバスターズとして活動するスペングラー家は、ゴースト研究所のチームと協力し、それが全てを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト〈ガラッカ〉を封印したものと突き止める。しかし、ゴーストの手下が封印を解き放ち、NYは氷河期のような氷の世界に――。

初代ゴーストバスターズも参戦、集団でいたずらするミニマシュマロマン、かわいい?

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2021年の新書、いま読むと

2024年03月22日 08時01分33秒 | 日記、その他

通訳解雇の報道も世界を駆け巡り、島岡美延です。

先日、図書館の棚で見つけた中野信子・ヤマザキマリ著『生贄探し 暴走する脳』(講談社+α新書)。2021年4月出版、コロナで世界が「閉じ込もった」日々の言葉。特にマリさんはイタリアと日本の行き来が出来なくなって家族と会えない、移動できないストレスの日々。

著者二人のLINEのやりとりから生まれた本。日本人は「生贄探し」文化があり、村八分への恐怖は外国と比べ物にならないほど――、コロナになって迷惑をかけたと自殺者も。「出る杭は打たれる」ということわざ、外国にはないとか。

2022年のロシアの侵攻、2023年からのガザの困難を知らない時期に語られた「正義」「同調圧力」。自分が正しい、それが群れを生み、何が何でも相手に認めさせたいという強引な承認欲求こそ、紛争のもと。

マリさんは昆虫好き。同じ種で滅ぼしあうのは人間くらい、と。

 

 

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