雨が降っている2023年大晦日、島岡美延です。この雨が涙ならば、どんな涙なのか。
自民党パーティー券収入不記載問題は、キックバックの裏金事件となり、この年末にかけて安倍派5人衆らが次々任意聴取される事態に。議員の事務所や自宅への家宅捜索も。「いつかこんな日がくる」と思っていたか、それとも「仮にバレても調べられない」と思っていたか。「モチ代」を配るのやめたそうですが、泣いている場合ではなく自ら説明を。
ウクライナの涙だけでも辛かったのに、ガザ地区では、ものすごい数の命が奪われ続けて3カ月近く。どうして世界はこの暴挙を止められない？ 止めようとするリーダー不在のまま年越しへ。
今年も許せないこと、あってはならないことがたくさん。「それを知ってほしい」と勇気を振り絞った人たちのおかげで、社会の気づきが1年前より進んだことは大事な成果。嬉し涙もあったろうけど、悔し涙を意味のあるものにしていけるかどうか。今年もお世話になりました。皆さま、良いお年を。
すでに帰省や旅行先ですか、島岡美延です。コロナ禍の前は年末に温泉、が恒例だったけど遠出しない年末年始が定着。
親戚一同集まった皆さん、親族の歴史を感じているところかもしれませんね。昨夜、NHK『ファミリーヒストリー』で草刈正雄さんが、番組の捜索で見つかったアメリカの叔母、従兄を訪ねる特番を見ました。
8月の番組にも衝撃を受けたけど、70歳で初めて父親の顔、その人生を知るってどんな感じだったのか。DNA鑑定で証明された親族関係・・・。
仮に、両親を知らないという人でも「両親から生まれていない人」はいません。自分が両方の親から何を受け継いだのか、年末年始ってそれを実感するタイミングかも。
遺伝的な体質だけでなく、家業や家名など受け継ぐことも。世襲の政治家や親の七光りとか言われてしまう有名人の子ども、今どきそれも大変かしら。
この国の少子化対策、「結婚して何人産む」の発想から抜け出せるかどうか。
沖縄の人々の声は何をやっても届かないのか、島岡美延です。「謝らない公権力」「裏金が文化の議員」が国の枠組みを作り、今度は憲法に保障された地方自治をないがしろの「代執行」。これを変えるには、総選挙で民意を示すしかありません。
公権力やカネを持つ者に何度に跳ね返されても諦めなかった人の物語、いかが？ 映画『ただ空高く舞え（1月6日公開）』をご紹介します。150分のインド映画、もちろん歌って踊ります。驚きの実話を元に映画化。
疎遠だった父が危篤で上流階級の乗り物である飛行機に搭乗したかった空軍士官マーラ、しかしエコノミーが満席で死に目に会えなかった。それを機に空軍時代の同期生3人でインド初の格安航空会社を創るため奔走。嘲られ、貶められ、省庁に妨害されても諦めずついに希望の翼が空を飛ぶ・・・！
マーラの妻は先にパン屋の経営者として成功。その支え、励ましもすごい。階級格差、性差別が日本より根強いインドにあってこの強さ、たくましさ。見習ってみませんか？
大川原化工機の訴えを認め、警察・検察の捜査を違法と断じた東京地裁、島岡美延です。それにしても、謝らない公権力。この国の政治、警察、検察、司法は誰のため？ 保釈を認めなかったのは裁判所、この判決を出したのも裁判所。東京地検には年末年始返上で頑張ってもらわないと。
昨夜は2028年五輪競技にもなったSASUKEを見ながら、己の肉体のみを信じて目の前の障害物に立ち向かう人間の強さに感動。そんな中、ちょっと妄想。政治家の皆さん、鉄棒にぶら下がり、落ちたらリアルな水の中、を経験してみては。
そもそもパーティー券という名前で、2万円払う価値がある食事や舞台が用意されているわけでもなく、出席しないのを前提に会場の人数以上に販売していた・・・。これほど実体のないものを売りつけて裏金作り。こんなパーティー、禁止でしょ？
政権与党の皆さん、信頼回復とか疑念解消とか四文字熟語で語ってる場合ではなく、すでに水どころか這い上がれない沼の中に墜ちた実感、ないのですか？
年末の慌ただしさの中、仲間と久々のランチ、島岡美延です。
カルチャースクールでバレエを始めた3人、今は各々のスタジオで続けていて、5月にコロナ禍以来の再会。今回は私ともう一人が年明けに発表会、互いにチケットを渡そうと集まりました。
昨年、見守りが必要だった一人暮らしの父を看取り、7年ぶりで発表会に挑戦した友人。もう一人は一昨年から3年連続で義父母、自分の母を見送った、と。
私より少し年上の二人。まだ「大人バレエ」なんて言い方もなかった頃から、自分の病気や親の介護や諸々ありながらもレッスンを継続してきました。バレエをしている時間は他のこと忘れられるし、仲間とおしゃべりする時間があれば、なんとか自分を保てた、そんな感覚を持っている私たち。
定年延長の夫がリモートワークで毎日3食作るストレス、なんて話も。バレエに行くことに全面的に賛成でもないらしく、みんな色々大変。でも、私たちにはバレエがある！ 年末年始のリハーサル、頑張るのみです。
今日は父の誕生日、島岡美延です。最初に脳出血を起こして約14年、今は施設で車椅子生活、先日久々に会った時、活舌が悪くなっていたのが心配ですが、食欲と握力はまだしっかり。穏やかに長生きしてほしいです。
家族で犬を飼った事はないけど、もしも離れなきゃいけないとなったら、一大事ですね。映画『マイ・ハート・パピー（1月2日公開）』をご紹介します。日本の捨て犬問題も色々あれど、こちら韓国映画。
愛犬ルーニーのために定時で帰るミンス（ユ・ヨンソク）だが一緒に暮らせない事情ができる。一方、従兄のジングク（チャ・テヒョン）は野心的にオープンしたカフェがつぶれ、金欠。それでもミンスのSOSを受け、一緒にルーニーの里親探しを手伝うことに。その旅の途中、様々な「行き場のない子犬たち」と出会ってしまう二人。果たして彼らと犬たちの未来は――。
美容整形が多い韓国、犬の人気も偏っていて、雑種は・・・。日本ではどう？
クリスマスにもやまぬ攻撃、島岡美延です。2024年、今よりもよくなるの？
昨日は中江兆民『三酔人経綸問答』、今日はこの国で吠えている三人の鼎談。養老孟司×茂木健一郎×東浩紀『日本の歪み』（講談社現代新書）を読みました。共通点は「東京大学」「居心地の悪さ」。養老先生曰く、ご自身は〈奇人枠〉。誰が司会、でもなく面白い言葉が次々。
「日本は夫婦別姓より先に同性婚が実現するかも。外国からの圧力で」「憲法が外圧なら服から食べ物まで嫌というほど外圧で変えてきた」
「日本語は言文一致がうまくいっていない、だから国会答弁が原稿読み上げで対話になっていない」
「目立っている人を潰す圧力が強いのは、日本の人口密度が高すぎて逃げ場がないから」
最後に養老先生の言葉を。―― 僕は「平和」ではなく「日常」と言っていますが、いちばん重要なのは「日常」だということが、この国では昔から通じていない。
ベツレヘムに今年はツリーなし、島岡美延です。2か月半で2万人以上が亡くなったガザ地区。女性や子ども、またジャーナリストや国連職員の犠牲が多く、とにかく止めて、戦争。
今月のEテレ『100分de名著』は中江兆民著『三酔人経綸問答』。難しそうと思ったけど、平田オリザさんによる読み解きが面白い！ 明治20年、選挙も日清戦争もまだの日本。136年前の著作が今の世界を言い当てている？
理想主義者〈紳士君〉と覇権主義者〈豪傑君〉が現実主義者の「南海先生」を訪ね、酒を酌み交わしながら、あるべき国家の方向性について対話をする形式。
大事なのは「対話」。気の合う人との「会話」ではなく、違う意見をすり合わせて結論に進むのが「対話」。国と国とがうらみ合う原因は、たいてい事実に基づくのではなく風聞による――。「南海先生」は二人の主張を整理し、こう指摘。
まさに今、世界中がネットの真偽入り乱れる情報に右往左往。大きな戦争が起きないよう祈るクリスマスイヴ。
上皇さま、90歳の誕生日、島岡美延です。12月23日が天皇誕生日だった平成、イブイブなんていって、ケーキやチキンは23日からの感覚に。今も上皇后さまと穏やかに散策、いいですね。
「天皇退位」が行われて、本当によかったと感じます。令和の始まりは2019年初夏、あの時は2020年からのコロナ禍を知る由もなく。ようやく今年、マスクのない天皇皇后両陛下のご様子など見られるようになりました。
コロナ禍があり、首相が次々変わり、元首相銃撃事件も起きた令和。昭和、平成と長い間、見て見ぬふりしてきたことが一気に噴き出し、崩れていった令和5年。その師走も残りわずか、長く政権を支えてきた人物たちが検察に聴取を要請され、自衛隊はハラスメントによる懲戒処分が245人と発表。この特別監査は元自衛官の五ノ井里奈さんがきっかけ。
それにしても、内閣支持率20%前後で政府が防衛装備移転三原則を改定し大幅に規則緩和って。首相の火の玉の覚悟、何に？
冬至のゆず湯、どころじゃない人があちこちに、島岡美延です。今年の流行語大賞（1日）や今年の漢字（12日）が発表された頃には、「任意聴取」なんて思いもよらなかったかも。人生、何が起きるかわかりません。
何かを期待して買う年末ジャンボ宝くじ、発売は今日まで。当たりくじが、もしも飛んでいったら！？ 映画『宝くじの不時着 1等宝くじが飛んでいきました（29日公開）』をご紹介します。韓国映画のコメディだけど、もしもこんなことが起きたら、平和は近いかも。
韓国軍の兵士が偶然、手にしたのは、なんと1等賞金6億円の当たりくじ。ただ、それが風にのって軍事境界線を越えて北朝鮮兵士の元に。このままでは、せっかくの宝くじ、誰も換金できない！？ いつしか3対3の話し合いになり、南北の兵士1人ずつが互いに人質となって、無事に換金できたら山分けすることに。果たしてミッションの行方は――。
北朝鮮の人がどこまで韓国の今を知っているのか、気になります。
