「白鳥の湖」の豊かさ

力強くハッピーエンドを印象付ける「白鳥の湖」を見てきました、島岡美延です。新国立劇場の０７／０８シーズンは酒井はな主演の白鳥で幕を閉じました。

日本人としては華やかな強さを感じさせる個性、正確なテクニックのオデットだったはなさん。回転技を得意とする彼女は、黒鳥オディールの３２回転で最高の輝きを放ちました。今年はこれで三人の白鳥を見たことになりますが、一人一人、まったく違う白鳥・・・！　やはり「声の表現」のないバレエでも、それぞれの個性は強烈に出るものだなあ、と感心します。
また、舞台は主役だけで出来るものではなく、新国立劇場バレエ団は、群舞の美しさ、安定感も抜群です。衣装や美術もバレエ団によって印象が違いますが、さらに「白鳥の湖」は、幕切れの解釈も様々（悲劇的な場合も）！　バレエはダンサーのテクニックと演出によって同じ演目でも、たえず進化する総合芸術なのです。

警察官がバレエを習う！

一日中雨の日曜日になりそうですね、島岡美延です。新聞の世界のトピックス紹介欄に「警察官」と「バレエ」という、つながりそうもない単語が並んでいました。その国はルーマニア。
「交通渋滞でイライラする不満は警察官に向けられがち、優雅な動きで交通整理をして、少しでもドライバーのストレスを減らす」のが目的。そのために受けたレッスンは、一ヶ月間週二回、各３時間の特訓！　「正確で上品な動き」と評判は上々だとか。税金を使ってそこまでするのは、やはりお国柄の違い？

日本でも大型駐車場で「踊るようにオーバーアクション」する車の誘導員たちがいます。その会社は「駐車待ちのドライバーを楽しませる」目的で誘導員のパフォーマンスを指導しているそうです。
日常でも「不機嫌な顔を笑顔にさせる」ため、動きや表情を工夫してみましょう。

目の前のアスリート

やっぱり速い！　等々力陸上競技場へ行ってきました、島岡美延です。為末大選手が、目の前のハードルを超えていく・・・スピード落ちないぞ、と思って双眼鏡で追い続けたら、見事優勝で北京内定！　不調が伝えられていただけに、競技場に感動が広がりました。
第３コーナーあたりで観戦していたので、２００ｍ末続のスタートは、すぐそこから、という感じでしたが、加速が見られず残念。
フィールドでは、室伏広治。他の選手のハンマーが６０ｍ付近に落ちる中、第５、６投で８０ｍ超を連発した迫力は、やはり別格！　ハンマーがラジコンカー（？）で戻っていくのを初めて見ましたが、芝生を走る様子はちょっと癒し系？
圧巻は、女子１００００ｍ。３０分間以上、競技場が湧きました。ゴール目前で、もう一度抜き返した渋井陽子、先に仕掛けて３位だった福士が「面白かった」と振り返ったレースは、陸上の醍醐味たっぷり。ナマの競技全てを堪能しました！

女子選手のウェア

このところ特に女子スポーツから目が離せない、島岡美延です。全米女子オープンゴルフでは、藍・桃子・さくら選手が健闘中。綺麗なネイル、揺れるピアスなど、ゴルフ選手もオシャレは欠かせません。
テニス界のみならず、ファッションが一番気になる選手といえば、シャラポワ。ウィンブルドンでは、初のショートパンツ姿、上も白でシースルー部分もあるタキシードのようなデザイン。試合後の記者会見ではウェアに関する質問が集中して、本人も上機嫌だったとか！
バドミントンのオグシオが、オリンピック用ウェアのお披露目で、初のワンピース姿に、かなり照れながら会見していたのも印象的でした。
水着問題とは違った意味で、「試合に勝てる機能、さらに見た目の魅力」をも競い合うウェア。自分の強さと美しさをアピールすることは、選手にとって、もはや不可欠な要素。鍛えられたアスリートの美に、ますます注目したくなります。

０８上半期も「偽」？

そろそろ今年も半分終了、来週の放送でパーソナリティ生活も１３年目に突入の島岡美延です。牛肉、うなぎ・・・このところ去年のＶＴＲのように「偽装」のニュースが続きます。グッドウィル廃業、元社長逮捕の破綻したＮＯＶＡなど、広い意味で「看板に偽あり」の結果だったように思います。「居酒屋タクシー」は今年の言葉に残るのか、もっと大変なニュースがまだ待ち受けているのか・・・。

それにしても謝罪というより釈明会見を繰り返す人たちには、昨年来のニュースが他人事でしかなかったのでしょう。ずらりと並んで頭を下げている会見で「誠実な想い」が伝わってくることはまずありません。
「本当に悪いと思っていない・悪いのは自分だけじゃない」という心の中は、カメラを通して伝わってしまうもの。思っていることは、ちゃんと態度に表れます。「態度・表情はウソをつくのが苦手」、ホンネは身体の動きにあり、です。

体重か、体型か！？

昨日は健康診査を受けました、島岡美延です。かつては「その前に少しダイエットしなきゃ」などと考えたりしましたが、今年は自然体（？）で臨んだ結果、体重は去年より１キロちょっと減っていて、まあ、想定内の変化でした。

折込広告に「これを飲んで２週間で６キロ減」と有名人のコメントがありました。やはり「痩せる＝体重減」のイメージは強いもの。私も食事や運動で、半年で７キロくらいのダイエットに成功したこともありますが、当時は、姿勢や体型のことをあまり意識しておらず、それをキープするのは難しかったです。
バレエを習って５年以上、体重は２キロ減ったかどうか程度。ただ、スカートやジーンズは、特にこの１年で１サイズダウンした実感があります。
大事なのは、週に２時間ちょっとのバレエより、「日々の美しい姿勢こそ筋トレ」と考えて行動すること。歩く姿勢を意識しないなんて、もったいないですよ！

宝塚とあの人のＤＮＡ

昨夜、にわか雨の時間帯に東京芸術劇場にいた島岡美延です。「A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM（Ｇ２プロデュース　29日まで）」は、ちょっと変わった夏の夜の夢・・・。妖精が大阪弁でしゃべったりして、ポップで結構ハマりました。

目を引いたのは、宝塚男役スター出身の樹里咲穂。女王の２役で、ミニワンピースでも黒いコートのような衣装でもオーラがあり、美しい立ち姿はさすが！　ハーミア（二人の男にモテる役）は、神田沙也加（松田聖子の娘）でした。出演者の中でも小さな彼女ですが、ピンクのフリフリミニワンピースでパワー全開、気持ちいいくらいハジけていて、やはり母の血筋・・・。
花組芝居（男性だけの劇団）所属で女形を多く演じている植本潤のパックは、まさに両性具有？で、軽やかにこの舞台を廻していくのでした。
劇団ではなくプロデュース公演が多い昨今、集まった役者のＤＮＡに注目です。

長靴でどう歩く？

自己流ネイルを「サロン行ったの？」と聞かれて、ちょっと嬉しくなった島岡美延です。レイングッズがいつになくカラフルで豊富な雨のシーズンですね、私は持っていませんが、今年はそのバラエティ豊かな長靴に挑戦しようと思っている人も多いのでは？
ブーツに比べて、シルエットに「ゆるさ」のある長靴。ヒールのあるものより、底の平らなタイプを多く見かけます。膝を曲げて、ペタペタ歩く様子は、ちょっと子供っぽいかもしれません。
一方で、ヒールのないサンダルなどで足が濡れるままに歩く人もいます。長靴・サンダルとも足が固定されず、これで美しく身体にいい歩き方をするのは、けっこう難しそう！　
雨の日に、楽しい気分になって、かつ歩き方に自信が持てたら、もっとステキですね。泥はねをさせない歩き方、出来ていますか？

崩れてもインタビュー

これまで経験したことがないスポーツ、それはゴルフ・・・島岡美延です。「遠くへ飛ばしたり」「芝の目を読んだり」することがどれほど大変か、実感はないのですが、精神状態がプレーに直結していることを想像しつつ、ＴＶで見るのはけっこう好きです。
石川遼選手、久しぶりに「土日にプレーできる幸せ」と金曜日に語っていましたが、３日目は、あまり調子がよくなかったようです。それでもカメラは彼を追い、インタビューにも毎回答える石川選手。その受け答えを聞いていると、大人でも真似できない「自分を律する力」が優れていることを感じます。

①欠点を分析し、それを受け入れる表現　②反省はしてもあきらめることはしない
③プラスイメージの言葉でしめくくる　・・・「ネガティブ」な言葉が自分に与えるダメージを彼はよく知っています。スポーツをしない人も参考にしましょう！

夏至にエコを考える

日本列島は雨に要注意の夏至となりそうですね、島岡美延です。「キャンドルナイト」と呼ばれる夏至の夜に電気を消して環境問題を考えるイベントは、今年で６回目。サミットも控えており、２００８年は「エコ」の響きを聞かない日はないくらいですね。
無駄な灯りを消すことはやっていますが、ＰＣのネット環境など、切れない電気も多いです。エアコンは、まだ入れていません。真夏日になっていない６月ですし、冷房苦手な私としては、ある意味では当然？　なんとなくついているＴＶを消せないのは困ったもの。新聞を読んだり、ＰＣしながら、耳ではＴＶも聞いている状態がよくないことはわかっているのですが・・・！
大雨・洪水のニュースは、温暖化と関係があるように思います。オリンピックの頃には、また猛暑の記録を聞く事になるのでしょうか。エアコンをつけざるを得ない夏が、まもなくやってきます。そのときは「２８度」をお忘れなく。