美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

都会の森の中を歩く

2009年05月31日 07時34分46秒 | 日記、その他
海に出かけた友人の話にうらやましくなりました、島岡美延です。今月は、いつもの電車の路線からはみ出すような行動はほとんどなかったなあ、と。私の場合、定期券を持つほど、固定された経路ではないものの、某私鉄と地下鉄と山手線でたいていこと足ります。
そんな中、いつもは電車の中から見ているだけの明治神宮へ、打ち合わせをしに出かけました。原宿駅の周りには、奇抜なファッションの若者たち、彼らを観察しながら、ほどなく鳥居をくぐって、静けさの中へ。朝からの雨は上がっていたものの、地面も木々の葉っぱも、たっぷり水を抱え込んでいる、独特な森の香りです。6月には菖蒲園を目当てに出かける方も増えるでしょう。
参道を通っただけの私でも、この都会の森の空気は、なんだか勇気をくれました。大昔からあるように思えるこの空間は、造園してからまだ百年足らずの森なんですよね。遠くへ行けない時は、都会の森で深呼吸するのも悪くないです。
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マスクで会見したとしたら

2009年05月30日 07時17分05秒 | 姿勢&見た目
5月の週末は、最後まで雨が多かったですね、島岡美延です。これからは雨が似合う花たちの季節です。
一ヶ月余りの謹慎期間を経て仕事を再開させた、草剛さんの復帰会見をご覧になりましたか? 事件直後の弁護士を伴った会見とは違い、感謝と喜びを隠し切れない、彼らしい笑顔を好感を持って受け止めた人も多かったことでしょう。
そんな折、新型インフルエンザの影響で、就職活動で「異様な」光景が増えているという新聞記事を読みました。マスクをつけて説明会に参加するだけでなく、企業側、学生の両者がマスクをつけたまま面接をしているというのです。いつもより積極的になれた、と感じた人がいる一方、面接官の反応がよくわからなかったので不安、と感じた学生もいたようです。
草さんがマスクで会見したら、想いはどこまで伝わったでしょう。「目は口ほどにものをいう」と言っても「目だけ」で面接とは! 結果に納得できるかしら?
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コラムニストの距離感

2009年05月29日 07時15分51秒 | オススメ
結構手ごわい雨と風、早く晴れて欲しいですね、島岡美延です。
今日は映画「路上のソリスト(30日公開)」をご紹介しましょう。先週、「消されたヘッドライン」という巨大な陰謀を追及する新聞記者を主人公にした映画をお勧めしましたが、今回は、新聞のコラムが人々の心を動かした、という実話を基にした映画です。
かつて、ジュリアード音楽院で学んでいたナサニエル(ジェイミー・フォックス)、今は路上生活をし、弦が2本しかない壊れかけのバイオリンを奏でる日々。統合失調症で他人を寄せ付けない彼に興味を持ったコラムニストのロペス(ロバート・ダウニーJr)は、その連載に感動した読者から届いたチェロをナサニエルに渡し、さらには、「治療すること」を促すのだが・・・。
探り合うような関係性、思いがけないぶつかり合いなど、二人の俳優の演技が、じわじわと心に迫ってきます。ベートーヴェンの調べにも静かに耳を傾けて下さい。
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中身を全部入れ替えたら

2009年05月28日 07時24分29秒 | 日記、その他
本格的な雨の一日になりそうですね、島岡美延です。しばらく、日傘より雨傘が続くのかしら、そして今年も梅雨がやってきます。
先日、携帯電話の折りたたみ部分に、小さな亀裂を発見。新機種を欲していないので、修理することにしました。代替機を借りる際、私の携帯データをほぼ丸ごと移す作業をするわけです。こうして、見慣れない携帯が「私の携帯そっくりさん」になり、私の使い慣れた携帯は、初期化され「記憶のない赤の他人」になって修理に出されるのを見て、なんだか不思議なことを考えてしまいました。
外見は自分のまま、この記憶が全部抜かれて、誰かの記憶を丸々インストールしたら、その人間はいったい誰!? SFのような話ですが、あなたなら誰の記憶を入れてみたいですか。身体能力も合わせてインストールできるとしたら何をしてみますか? 期間限定体験で再び自分に戻ったとき、「やっぱり私が好き」と思えたらいいのですが、果たして!?
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玉三郎の果てしない挑戦

2009年05月27日 00時09分33秒 | オススメ
マスクの人が減ってきた気もしますね、島岡美延です。そのうち店頭には、マスクが山積みに? 今日は30日公開の「シネマ歌舞伎」番外編、「牡丹亭」をご紹介します。坂東玉三郎が、中国の昆劇に主演した舞台です。
彼がすぐれた女形で、かつて昆劇に感銘を受けたからといって、600年の歴史ある舞台への挑戦。例えるなら、能舞台で外国人が主役を務める難しさ。その日々を追った映像とともに、中国・蘇州で成功を収めた「牡丹亭」をご堪能ください。
日本では、のんびり街を歩くことなど叶わない玉三郎が、中国の街角でふと見せる表情にも惹かれます。しかし、どこまで、自分に高いハードルを設ける人なのでしょう! 中国、それも蘇州の言葉の微妙な発音・発声で、セリフを言い、歌い、そして踊ります。最近の昆劇では、女優が当たり前になり「女形」が女性を演じること自体が、大事件だったようです。
玉三郎は7月歌舞伎座で泉鏡花の「天守物語」などに登場。こちらもぜひ!
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どんな美容室がお好き?

2009年05月26日 07時36分00秒 | 姿勢&見た目
五月晴れの気持ちいい朝ですね、島岡美延です。まもなく梅雨の対策を考える6月がやってきます。雨が降ると、クセ毛がおさまらない私、久しぶりに髪を切りました(バレエ発表会のため伸ばし続けていました)。
いつもの美容室は、以前より男性店員が増えていてびっくり。私がお願いしているのは、20代後半の女性で、指名が相次ぐ頼りになる技術者。カットの1時間足らずで、今どきの美容師事情など、色々聞いてしまいました。
どんな業界でもそうですが「格安」競争になっていけば、技術の未熟な「人手」も投入せざるを得ません。技術やサービス内容を「この程度でいい」とお客が納得するかどうか、でしょうか。「適正な技術料」って難しい!?
さて、私の髪型、「切ったね!」と誰でもわかる変身とはいい難いものの、自分の中では満足。生放送前に時間を上手くやりくりして行ったことも、一つの達成感? 夏に向かって、髪型アレンジも楽しみたいものです。
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エチケットのガイドライン

2009年05月25日 07時19分43秒 | 日記、その他
昨夜の雷雨で、空気もきれいになった月曜日の朝、島岡美延です。先日の新国立劇場では、消毒液が置かれたり、トイレに「うがいに使った紙コップはこちらへ」と大きなビニール袋が用意されていたり・・・。早く終息に向かって欲しい、新型インフルエンザです。
さて、その劇場で「シアターエチケット」という紙が配られていました。その細かさに驚いたので、ちょっとご紹介しましょう。
「身を乗り出すと後ろのお客様が見づらくなります」、「拍手は鑑賞の妨げにならないよう、演奏が完全に終わってから」、「いびきをかいて寝てしまわないよう、前日はよくお休みください」、「ご来場の際は、香水は控えめに」、「扇子等のご使用は、控えめに」、「小さな音(鈴の音、ビニール袋の音など)にもご注意を」・・・。飲食や携帯電話、録音録画に関する「定番」に加え、これらがユーモアあるイラスト入りでずらり。確かに困った人も多いですが、ここまでやるとは!
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白鳥が舞い降りた劇場

2009年05月24日 08時18分26秒 | バレエ
久しぶりに手が痛くなるほど拍手をし、舞台に涙した、島岡美延です。新国立劇場の「白鳥の湖」を観てきました。2年半ぶりに見たザハロワのオデット・オディールは、より深く切なく、圧倒的な存在感。相手役はボリショイ劇場のウヴァーロフ。階段から登場してきただけで、期待感が膨らむオーラ、まさに王子そのものという感じです。
バレエ団やダンサーが変われば、印象も本当に変わります。「白鳥の湖」は、物語の解釈も様々で、ハッピーエンドもあれば、悲劇として幕を閉じるものもある・・・これって、日本の古典、歌舞伎ではありえない!? 
面白かったのは、自分が発表会で「ジゼル」全幕の群舞を経験したからこそ気付くことが、次々出てきたこと! マイム表現、群舞のライン、より全体のバランスに目が行きました。鳥そのもののようなザハロワの美しさ、テクニック、表現力、ウヴァーロフの包容力あふれる踊り、あの空間を体験できて、本当に幸せでした!
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お客の存在が見えている?

2009年05月23日 07時26分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
アジサイが咲き始める季節になりましたね、島岡美延です。ちょっと立て続けに「困った接客」を目撃したので書いてみます。
銀座の某デパート。お客が通りかかれば「いらっしゃいませ」と声をかけるのは、100パーセントのマニュアルでしょう。でも、若い店員さん、最大級の大きなあくびをしたのです。「いらっしゃいま・・・、ふあああ!」手を口元に持っていくようにしていても、隠しようのないNG接客!
とあるコンビニ。「いらっしゃいませ」と言ったあと、レジの間は、同じ国の出身らしき店員と外国語でおしゃべり。品物を渡すときもほとんどお客を見ることなく「ありがとうございました」と、締めくくっていました・・・。
「言葉・表情・態度」は、ふさわしい組み合わせで、初めて相手に正しくメッセージが伝わるもの。つまらなそうに「ありがとう」と言って、感謝の気持ちを表したことになるでしょうか。言葉より、むしろ表情・態度の印象が強く残るのです。
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感染者を追い詰めるのは

2009年05月22日 07時12分05秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
雨も降りそうな予報ですが、晴れた朝、島岡美延です。電車内で、立って咳き込んでいる男性がいました(雑誌で顔を覆ってはいたけど)。前に座っていた人が立って移動したり、隣に立つ人が少しずつ距離を取る様にしたり・・・。今や、マスクなく咳をする人へのプレッシャーはかなりなものです。
川崎市にある高校生二人が、アメリカからの帰国後に、新型インフルエンザに感染していました。私が違和感を覚えたのは、校長先生の記者会見。記者たちは「謝罪と責任」を語らせたかったのでしょうか。不祥事の会見と同様の映像を見た学校や企業が、過剰反応の方向にいきそうで気がかりです。女子高生が快方に向かっていて何よりですが、迷惑をかけて申し訳ない、と病床で語っているとのこと、どうか、自分を責めないで欲しいです。
「次々と」「とどまるところを知らない」「拡大の一途」「マスク売り切れ続出」といった表現を使いたがるマスコミ。冷静な声のトーンが求められる段階です。
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