6月最後も大雨に用心、島岡美延です。今朝は代役でラジオ、いってきます。
沖縄県で突出して増えているコロナ感染者。一人当たりの県民所得全国最下位、子ども相対的貧困率や非正規労働者の割合、ひとり親世帯の比率、19歳以下の出産率が全国1位――、そんな沖縄が舞台の物語。映画『遠いところ(7月7日公開)』をご紹介します。先日のラジオに工藤将亮監督が登場。けして、沖縄だけではない現実、と。
沖縄県コザ。17歳のアオイは夫マサヤと幼い息子と3人暮らし。おばあに息子を預けキャバクラで働くのは、マサヤが仕事を探さないため。次第に暴力をふるうマサヤ。そんな中、店にガサ入れ、アオイは働けなくなる。さらに失踪したマサヤが事件を起こし、多額の示談金が必要となって切羽詰まったアオイは、ある誘いにのることに――。
アオイは映画初主演となった花瀬琴音。撮影の1ヵ月以上前から沖縄で生活し、沖縄の10代を体現。彼女が『すずめの戸締り』で注目されたのは、この作品の撮影のあと。