民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol.1204 あかとんぼ

2010-08-24 21:31:43 | 民謡夜話
あかとんぼ

夕焼け小焼けのあかとんぼ  負われて見たのはいつの日か
      山の畑の桑の実を  小かごに摘んだはまぼろしか

子供のころ負われた事も、桑の実を食べたのも仙人の時代で終わり・・・だろう。
ことば(詞)と風物に・・・懐かしさがこみ上げる。
懐かしいが、戻る事の出来ないのが「時間」である。

定点写真の桜の枝先遥かにあかとんぼが群れて飛んでいた。
まだ色は浅い・・・これからふもとへ降りて行くのだろう。



残暑見舞いが届いた。
はがきは何通か来る・・・仙人は出さない・・・お礼は何らかの方法で申し上げる。
そのはがき・・・

全国版の「メジャー民謡歌手小沢○月」さんからのもの。
師は誠に律儀と言うか丁寧な方で、お知り合いになって以来毎年カレンダーが届く。
全く恐縮してしまう・・・が・・・有難くいただく。

行事のご案内と隠岐の島へ大勢で行かれる事、テレビ放送なども丁寧に紹介してある。
その冒頭ごあいさつの中・・・

この頃、地球がおかしくなっているとだれも感じていますが、
それは俺の所為じゃないと誰も思っている。
民謡が下火になっているのも、時代の所為だと云うように。
ガツーーーン!と頭を殴られた気分・・・そうや・・・自分がなまけてるんや・・・.

高貴光令者?まだまだ元気です・・・と結んであった。・・・(後期高齢) 
○月さんらしいユーモラスで暖かな紙片を何度も読み返す。




時間は誰にもひとしく、しかも容赦なく過ぎてゆく。
高潔な師もそうでない人もやがては老い、消滅の約束を破る事は出来ない。
愛すべき人・・・への思いはつのる。

そのもっとも愛すべき人は「自分」であったりする仙人・・・
やはりモノ思う秋か・・・散歩から帰って暫くして又夕立が・・・「もうチョット降ってくれ!」 






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4 コメント

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Unknown (隠岐)
2010-08-24 22:28:30
我が家にも同じ葉書が届きました。
今週の土曜日(28日)朝のフェリー便にて海士町に行ってきます。
第15回「キンニャモニャ祭り」最近は毎年お邪魔しています。

赤トンボと聞いただけで何となく郷愁を感じますね。
ふもとに下りてくる頃には、そのからだは見事な赤に染まっていることでしょう。
返信する
名人・・・ (朝雲)
2010-08-24 23:39:39
海士町でよろしくお伝えください。
返信する
御苦労さま (朝慶)
2010-08-25 16:01:32
そんなに苦労して、撮ってるとは、つい知らず軽く見ていた自分に反省。これからは、こちらも天眼鏡でみます。
返信する
朝慶さん・・・ (朝雲)
2010-08-25 20:24:08
苦労とは言いながら・・・それが楽しみでやっています。

どうぞお気楽に・・・

コメントありがとう。
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