民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Day.2391 耳なばな話

2013-08-15 16:50:00 | 男の手料理
お盆ですね。
今年4月にお墓参りをしたので幾らか気が楽である。
クマモンのお墓にはもう行けるかどうか分からない・・・そんな状況になって来た。
ずっとお参りに来て頂いていたお坊さんにお願いして、お経をMDに録音してあった。
そのお経を再生してご本を黙読した。
信心深い仙人ではないが、せめてお盆くらいは・・・と、殊勝である



さて「耳なばな話」・・・「耳寄りな話」ではアリマセン
な~~~んでか?・・・クマモンではキノコの事を「ナバ」と言うのデス。
笠を開いた柔らかいキノコ、シイタケなど・・・だと思う・・・マツタケをナバと呼んだかは知らない。
ンで・・・ミミナバ・・・キクラゲ
先日、県物産店「みまさか」で見つけた。
需要も考えての事だろう、少しだけ並んでいた。

一部は他へ使ったが、日持ちの事もあり野菜炒めにした。
一番理にかなった料理と思っている。
思った通り歯切れがよく、常連のご予約さんも初めての食感に
味付けは中華風ならず和風。


白いご飯も良いが・・・「塩焼き飯」・・・ニンニク風味のオリーブオイルと塩胡椒のみ。
世間にも有るだろうが・・・本庵では初公開である。
結果から言うとモッチリして箸で頂けた。
それはね、玉子を使ってないから・・・。

簡単にして珍なるお盆の昼食でアリマシタ・・・とさ

コメント (4)
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Day.2391 三味線の難儀

2013-08-15 01:33:00 | 民謡夜話
先ず・・・胴は胴で専門の職人が作る。
当然、糊だけで形を保っている・・・変な言い方やね・・・釘を使わないと言う意味。
この写真に見る限りでも、音緒や胴掛け、駒は夫々の専門職人が技術を保持しているのだろう。
需要がね・・・多くないと思うから大変・・・斜陽と言うより絶滅危惧の職業。
皆で守っていきたいね。
胴に限ってはどんな高級品でも花梨である・・・中の細工もいろいろ。
丸打ち・綾杉・子持ち綾杉・・・。


次は棹・・・棹師と言う職人が棹専門で作る。
機会があればお見せしたいが、3ッつに外せる継手にいろんな細工が施される。
段彫りとか金ホゾとかがそれである。
(因みに三つに分解できる棹をギョウカイでは三つ折りと言う)
棹は、樫・花梨・紫檀・紅木・・・珍しくは「スネークウッド」。
この写真では糸も当然専門職・・・滋賀県でほとんどの糸が生産されている。
糸も津軽用や民謡その他太さが色々だろう・・・
近年、民謡では三の糸にナイロン・テトロンの糸を良く使う・・・これは至って丈夫だ。
仙人の好みは・・・ヒミツ!


糸巻はだれが作るのか知~らない
金具も要るし・・・少ないとはいえいろんなパーツが要るもんだと改めて思った


ンで・・・最後に、胴と棹が出来たら胴に四角い穴を穿って「仕込む」
最後の職人が「仕込み師」・・・ここですべてが決まる。

ア、・・・忘れてた・・・肝心要の仕上げは「皮貼り」
38年の民謡暮らしで、ようやく今お気に入りの「貼り師」に出合った。
この皮も張り替えたいが・・・
この三味線、前出の短棹で「無銘の鈍刀」ながら良く切れる。

三味線はね・・・こうは言いながら一丁一丁仕上がりも音色も違う。
本当に「難儀な」楽器なのです。

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