大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

女子サッカーの人気定着の条件~女子には女子のサッカーがあるという理解が必要

2011-07-24 22:52:26 | サッカー全般
今日は、昔NBAファンのオフ会でお世話になった方と久しぶりに連絡を取り、一緒にホムスタへなでしこリーグ見に行きましたが、すんごい人やったね。メインスタンドの待機列がぐるっと半周してバクスタのところまで最高尾が行ってたもん。あらためてW杯優勝効果の凄さを思い知らされました。ただ、見に来た人たちの大半は、どれちょっと見てみるか、という人たちが大半には違いないわけで、こうした人たちに、自分を含めて固定客として定着してもらうには、勿論プレーする側が努力していい試合を見せるとか、運営の方が営業を頑張るということもさることながら、見る側の意識というのも変えないといけないかな、という気もした。男女の体格・体力差というのはどこの競技にもあるわけだからレベルを比較することは出来ないんだけども、女子サッカーの場合男子と比べるとやはり見た目スピード感が落ちるのは否めないわけで、それを昔どこかの地方議員がブログで指摘していたっけ?

ただ、今日の試合を見て解ったけども、男子との体力差があるゆえ、女子のサッカーならではの戦術というのも見受けられた。例えば千葉は前半1トップを前に残して4-2-3-1(後半は4-4-2で点を取りに来たが)で神戸の4-1-4-1の噛みあわせを抑える狙いが見て取れたんだけども、代表に7人送り込む神戸との個の能力差は真っ向勝負では埋めがたい。ただ、そんな相手に対してもボランチまで引いて、ボックスの中で自由にさせない引いた守備を徹底する。まあ、これが男子だったらバイタルがポッカリ相手ミドルをズドンなんだけども、女子ではそこまで馬力がない。また、サイドからのクロスにしても流れることが多く、アーリークロスだって入ってこない。まあ、それによって攻撃におけるボールの奪いどころが低くなって、それで後半から入った丸山が孤立するんだけども、前半は最悪でも1失点で抑えようという意図が見て取れた戦術だったように思える。

そう考えると、女子の場合力の差がはっきりしていても、守備戦術如何によっては格上の相手とそこそこ戦える術というのが見い出せるんじゃないかという風に思えた。まあ、惜しむらくは、千葉の左サイドバックのところからのバックパスを再三かっさらわれてピンチを招いたことでそのうち一失点が神戸の先制ゴールに結びついていたところかな。もう少し耐え切れたら勝負としては面白い展開だったとは思うけども、相手のミスを見逃さずに奪って決めた大野忍はやはり抜け目ないというか。

あ、沢姐さんは相変わらず視野が広くてアンカーらしくボールを散らしてましたね。後半は大野とポジションチェンジして攻め上がる場面が見られたんだけども、W杯から終わって戻ってきて、チーム練習もこなしながら日帰りで上京して取材を受けるとかいう強行軍の中で上手くペース配分考えて動いてましたし、相手の反撃の芽を摘むスライディングなんかもやっていたのは流石ですね。

まあ、バスケットなんかでは、女子の試合なんかで男子みたいな豪快なダンクなんて誰も期待しないわけで、女子らしくコンビネーションとパッシングで崩す戦術を見たいわけで、WNBAというのはそういうところで人気を博しているわけです。だったら、サッカーにおいても女子のサッカーの試合は男子とは見るポイントが違うことを意識した上で見れば女子サッカーの面白さというのが見えてくるかもしれない。それが一過性で終わらせない為に、見る側と見せる側が意識することじゃないかという気がする。

J聯賽第6輪 大阪鋼巴 2-2 磐田喜悦 ~ライブラリー始めました

2011-07-24 00:52:00 | ガンバ大阪
2失点というのはいつもの通り。まあ、交代カードをガンバが1枚、磐田が2枚と持て余していたのは、磐田の方は山崎亮平の離脱やパクチュホの移籍などの影響でコマ不足というのがあったかもしれないが、やはりウチのカントクにしてみ相手のヤンツーにしても、どこかで相手に勝ち点2を与えないということを意識していたせいかもしれないな・・・前半から下がり目で守備ブロックを形成していた磐田は途中から前でボールを奪うようになって徐々にラインを押し上げていったけども、グノにかっさらわれての2点目を許してからはラインを押し上げた形で裏のスペースを消し、サイドでのをFKでも横一線にゾーンで守る徹底ぶり。

審判について言えば、最初の失点でもガンバの選手に体をぶつけられて失点していたところから、ヨシカツは、高山主審のブレまくりの判定基準にはやはり苛立ちを感じていたんだろうな・・・高山主審の基準で一環していたのはGKへの接触については、イーブンのポジショニングであれば流す傾向にあったことで、藤ヶ谷が前後半に1度ずつぶつけられても流されていた。とはいえ、鹿島と柏の試合なんかでもそうだけども、最近ではそうした状況では流す傾向にあると見るべきなのかな・・・まあ、ヨシカツが怒っていたけども、藤田への顔面蹴りにカードが出なかったのはアレだし、一方でこちらの攻撃においてはアドバンテージの基準が一律ではなかった。どうも07年の村上劇場以来、お互いから見て審判がアレな試合が多いというのが磐田との対戦ではありますね。

この試合敢えて良かった探しをするとしたら、相手に読まれていながらも突き破る地力がうちには残っているかもしれないということ。少なくともペナ子よりは仕事が早くて緻密な磐田広報の松森氏がまとめたゲームレポート(佐々木竜太って選手がウチにいるとは始めて知りましたw)における試合後のヤンツーのコメントを読む限り、彼ははここ数試合ガンバの試合をスカウティングしていてセットプレーを警戒していたんだけども、その上を行くような得点を挙げていたということ。これまたヤンツーに警戒されながらもグノがキレキレぶりを発揮したことということかな。研究はされているんだけども、それを上回れるものをまだ見せられているというのがガンバ(とはいえ、ガンバだって対戦相手のスカウティングぐらいは当然やっているはずなんだが)。まあ、こういったことは相手側から見た視点というのを意識することで理解出来ることではあるけどもね。

けど、グノが後半下がって守備に廻るようだと厳しいかな・・・グノが前で専念出来る為にサイドハーフを持ってこれるか。大森をベンチ入りさせているというのは、ベンチから戦況を見させておいて状況に応じては投入も考えているんだろうけどもね・・・

ただ、ここで若手を我慢して使えということになればやはり少々の不出来に目をつむりながらも使い続けるべきかもしれないし、それはサポからすれば非常に苛立ちばかりが残るかもしれないな。今まで使い続けていたスンヨンまでをベンチ外にしながら川西や大森をベンチ入りさせているというのはカントクなりの考えというのがあるんだろうとは思うけども、それでも敢えて即効性を求めるのならばジウシーニョを次のアウェイでの対戦が終わってからという条件で引っ張ってきますかね?サイドハーフというポジションならラフィーニャよりは合うと思うんだけども、今度は彼が今の磐田でスタメンから外れている理由が気になるな・・・

今回の美味Gに初登場のタイビールは、基本的に辛い食べ物にはよく合う味だろうな。その他今回からは歌ばんにて、民国ライブラリーを始めてみました。今まで毎月何冊か購入していたサッカー本を観戦仲間に、次のホームゲームまでの期間中に貸してあげるものなんだけども、本って結構買い過ぎると家の中で整理に困るし、同じ本をそんなに何度も読み返すものでもない。ならば人に貸してあげることで、自分が理解しているものを人とシェアしたいと思ってのこと。これによって自分の周りにいる人たちが視野を広げていってくれたらと期待しています。ということで第一回目は長谷部と長友の本を仲間に貸し出しました。