大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

アウディ・カップで見えた宇佐美の現在位置

2011-07-29 07:39:33 | サッカー全般
Jスポで録画したバルサとの試合を端折りながらも宇佐美のプレーを垣間見ただけの印象だが、基本的にはJリーグのようなサイドで数的優位を作られる状態は少ない為、サイドで1対1の仕掛けがメインとなるが、相手にさほど警戒されて居ない中で宇佐美の技術を持ってすれば鋭い仕掛けやクロスでのチャンスメークには絡められる。しかも、今季のバイエルンはリベリーが言っていたように、後ろではブロックを作って守り、攻撃はロッベンやリベリー等の個人で局面を打開するというサッカーになる為、宇佐美にもリベリーやロッベンが欠場している中ではチャンスが巡ってくる可能性が高い。

ただ、その分出たからには高いレベルでの仕事が求められるということには変わりない。そこで仕事が出来るかがカギを握るんだけども、ガンバと違うところは彼とワンツーをしてリターンを出せるチームメイトは存在せず、基本一人でやらないと行けないというところか。まあ、1年目はバイエルンに対して才能の片鱗を見せて買い取ってもらう程の興味を示して貰えたら充分じゃないですかね。

それより気になるのがバイエルンの戦術で、バルサにBチームとはいえ、引きすぎでいたんじゃないかということ。リーガではいくらバルサが相手だからと言って、モウリーニョだってペナルティエリア付近に10人も張り付かせてしまうようなことはしない。昨シーズン失点が多すぎた反省から今季は守備意識を高めるということをハインケス監督は考えているのが伺えるんだけども、プレシーズンでバルサ相手にあそこまで引く意味は普通あまりない(むしろどれだけ出来るかいろんなことを試すはずなのに)。となると、やはりシーズン開幕に向けて自分たちの戦術がどれだけチーム全体に浸透しているかを試す為にあそこまで引いたのかもしれないが。

まあ、それもこれも世界的なアタッカーが揃っているから出来ることではありますけどもね。バイエルンから遠く離れた世界の果てには、毎試合失点するのがデフォのチームがありますけどもw、失点の少ない安定した試合運びするには一人で局面を打開出来るアタッカーは居ないよなあ・・・だからまあ、かのチームにとって守備という概念は得点よりも1点少ない形で試合をクローズするというものになるんじゃないか、と思えるんですがね。