大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

浦和は日程に殺されたのか?

2007-12-04 08:05:03 | サッカー全般
広島遠征の晩に東京本社にいるレッズサポからメールを貰ったけども、その時の書き出しが「今年は日程に殺された、という感じ」というものだった。まあ、これについては浦和のサポの皆さん思うところがあって、意見が分かれるのではないか。この意見に賛成だという人もいるだろうし、過密日程なのは最初から判っていたのだから、選手を入れ替えなかったオジェックの問題だという人もいるだろう。浦和が終盤失速した原因というのは、一つの理由だけで括れる程単純なものではない。勿論、日程の問題も監督の選手起用も関係していたとは思うし、それだけではなく、サッカーの戦術の問題だとか、ACL優勝後に一度下がったモチベーションを上げられなかったメンタルの問題といった要素も失速の原因に挙げられるだろう。要は複数の要因が重なり合った結果とも言える。

自分から見れば、浦和は逆によくここまで持ち応えたとは思う。実は10月辺りから失速することがありうるかな、と思っていた。まあ、実際疲れはその時点でも相当あったと思うけどもそこで勝ち続けたということが浦和を追いかける者からすれば意外ではあったんだけどもね。今サポの間で再燃した戦術論であるけども、今までの浦和のサッカーであったからこそ終盤ギリギリのところまで踏ん張れたという側面があったのではないか?逆にガンバのようなサッカーを続けていたら夏場でエンパテを起こしていたかもしれない(ガンバは逆にコンディションやメンツを考えて場合、時には理想に到達する為のリアリズムが必要というのを覚えたのは何とも皮肉な話であるが)。そうなると、もし浦和が長年図ってきたカウンターサッカーからの転換を本気で目指すのならば、前半はその戦術を固め、ナビスコの予選でターンオーバーを試すということが必要になってくるかもしれない(梅崎にオファーかけているのは彼をカップ戦要因と考えているからなのか?梅崎クン、よーく考えようね)。

実は、最終節が始まる前に優勝争いから既に脱落していたから冷静に考えられたことがある。ACLと違って浦和の優勝を心から願うというわけではなかったが、もし浦和が優勝するとなると、ACLに出場した前年度リーグ優勝チームがリーグ連覇を達成することができるし、それは今後ACLに参戦するチームにとって、ACLを捨てるか、両立されるかという選択をする上で一つの指標となるのではないかと思っていたことだ。やっぱり連覇はならなかったか・・・それは浦和に限らず、Kリーグでも浦和と死闘を繰り広げた城南一和も同じ結果であり、浦和との死闘後にKリーグのプレーオフ決勝でポハンに敗れてしまい、来季のACL出場を逃してしまったのだった。

つまり、現行のACLの制度での問題点は、欧州CLのような分配金制度が確立されていない分、出場クラブに営業上のメリットが少なく、ただただ、勝て勝てというプレッシャーを自国のメディアや協会からかけられ、更に過密日程で消耗させられるという理不尽のオンパレードに尽きる。しかも、日本ではターンオーバーなんかしちゃイカンという上からの厳しいお達しが届いているわけだし。これで来年ガンバは一体どうなるのか?

筆者は個人的には、もし協会やリーグがACLにそれほどまで拘るのであるなら、ACL出場するクラブがACLの試合直近のリーグ戦(特にホームの試合)を延期できるものなら、延期できるようにしたらいいと思うし、Aリーグでの対戦相手にもCL出場クラブとして、日本を代表しているのだからという延期は仕方がないということで泣いてもらうことが日程上で改善する一つの方法だとは考えているのだが、現実的にはクラブの営業上の問題で難しそうだし、何よりも城南やセパハンを応援していた人たちがいるわけで、「お国のために」という論理は通用しにくい。セパハンを応援したガンバサポ諸君らはそのツケを来年払わされることになるので覚悟しておこう。私もその苦しみに付き合うつもりでいる覚悟は十分出来ているのだから。



2 コメント

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バカ、バカ、バカ(涙)。 (赤ぽっぽ)
2007-12-04 14:07:32
浦和の選手は、みんなバカばっかりです!
何で、そんなに頑張っちゃったんだろう。
ポンテが前十字靭帯断裂で、全治6ヶ月です。
ポンテだけではありません。
暢久も、ホリも、阿部も、達也も、その他の選手だってみんな満身創痍です。
ちょっと休めば、良かったじゃない!
大事に至らなかったかも知れないじゃない!
選手って、隠してまで試合に出たいものなんですか?
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Unknown (民国96年)
2007-12-04 22:00:53
>赤ぽっぽさん

そのお気持ちはお察し致します。ACLとリーグの掛け持ちで浦和の選手たちは確かに満身創痍でしたでしょう。選手も別に隠していたわけではないでしょうけどもね。

ただ、浦和に限らず、一般的にトップレベルのアスリートって怪我を押してプレーするというケースが多々あります。それが何故と言われても自分にもよく判らないのですが、自分がいないとダメだという責任感というか、自分がいない間にポジションを奪われてしまうという危機感みたいなものを常に抱いているからなのでしょうか?そこらへんの心理はトップレベルのアスリートの話をいろいろと訊いてみないと判らないですが・・・

浦和にはCWCという最後の大仕事が残っています。日本に限らず、アジアの代表として出場するのですから、選手の皆さんは大変だと思いますが、頑張って下さい。
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