大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第15輪 浦和紅寶石 2-0 FC東京

2008-07-05 22:19:25 | サッカー全般
公式戦5連敗していた為に浦和を取り巻く周りが喧しかったけども、去年のスタイルに戻してとりあえず連敗を止めた。個人の能力は申し分ないが組織的なサッカーが出来ていないという批判がある。しかし、戦術厨の人には申し訳ないが、サッカーは組織だけでなく個の力というのも大きく勝敗を左右するファクターである。そのことを顧みずに戦術だけでサッカーを見てしまうとこのチームの実力を侮ってしまうかもしれない。プロサッカーチームにおいて、何にも増して大きな財産は、才能のある選手を多く揃えることである。監督は戦術を仕込むことができても、6しかない選手の能力を10にまで高めるということは出来ない。組織と個というのが一方だけでも勝てないが、個の能力が高いというのは、逆に言えばそれだけ可能性があるということも言えるのではないか。後は日本のサッカーをリードするに相応しい内容を身につけて欲しいとは思う。

ただ、いきなり従来のスタイルを転換したり、組織的なサッカーがすぐ可能になるわけではなく、それは長期的な課題である。それが浦和のエンゲルス監督に出来るかどうかは判らないが、この人は短期的に立て直すカンフル剤の投入の仕方は心得ている。外から浦和の試合を見ていてもエジミウソンと高原の2トップが機能しているように見えなかったため、田中達也をスタメンに抜擢するというカンフル剤を打った。

これによって達也がスペースに走りこむ動きを見せて前線を活性化させる。先制点は裏に飛び出した達也がよく追いついてエジミウソンにパスを出して生まれたもので、実質的には達也のゴールといっていいかもしれない。まあ、エジミウソンもよく決めたと思いますよ。彼がガンバに居ればバレーよりは点取っているかもしれない・・・と言うと「じゃあ差し上げます」とか言われそうなのでやっぱり浦和で頑張って下さい(余談になるけど、エジミウソンとバレーとを比較したらやっぱり一長一短あると思う)。

その後は浦和らしく、マンツーマンの守備をズラすことなく、ラインを低く構えてブロックを形成してFC東京にスキを与えずに守りきり、後半終了間際には永井によるカウンターのダメ押し点まで奪って見せた。ただ、今回FC東京が立ち上がりから結構前がかりになった為にカウンターが生きたということであって、逆にガンバが埼スタでやったように引いて構えた相手や、最初からサイドを広く使ってきた相手(東京は浦和の守備が引いた状況でやっとサイドを使いだした)に如何に対処するかという課題は残っているし、後半東京にサイドをえぐられて上げられた時も、3バックの高さという問題も残っている。高さに関しては闘莉王をリベロに戻せばいいという向きもある。確かにそうだと思う。ただ、エンゲルスがこの人のポジションをボランチに拘っているというのは、ラインを下げたくないという考えなのだろうか?まあ、今日の試合の展開ならどっちでも良かったけど、もしラインを下げるという前提でなら、サイドからのクロスをケアできるリベロがベターなのかなと思う。

一方の東京。浦和の術中にハマって悔しい思いをしただろう。前半の阿部のタックルだってPKを思わせる微妙なモノだったし、前半アディショナルタイムでCKから今野のヘディングがポストを叩いておらずに入っていたら後半は別の展開になっていたかもしれない。ただ、後半浦和のブロックに対して、スペースを造り、マークをズラしてはクロスを上げさせるべく羽生が右サイドに飛び出して行った動きは良かった。出来れば石川に替えずに最後まで見てみたかったとは思うけどもね。カボレに替わって入った川口信男はよくやっていた。都築のファインセーブがなければ同点弾だったけどもなあ・・・それだけに逆に平山が消えていたのは残念。ポストとしてボールを収めきれていなかったし高さも生かせなかった。そうなると、東京にはカボレと平山がベストな並びなのかということも考え直す必要があるかもしれないが。

とはいえ、敗れはしたけども東京も悪くはない。16日には国立で当たるんだけども、平日の夜に東京参戦はやはりキツい。職場の東京本社が浜松町にあるため、休暇をとっていたとしても、大江戸線に乗っているところを会社の誰かにバレたら流石にマズい(と言いつつ、日曜晩に日立台行くのはどうなのよ)w 味スタはこの時期芝の問題とかを抱えているから難しいところかもしれないが、去年の味スタは、フードコートでキムチ丼を食べ、DVDを買ってアマラオとも握手できたから結構思い出深い遠征でした。相手のアウェーでなかなか結果が出せていなかった分行きたい気持ちはあったんですが、コール氏に国立で再会できるとすれば、ナビ決勝かな、と思う。


2 コメント

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16日は残念ながら、ですか… (コール)
2008-07-08 23:10:51
こんばんは。いつもありがとうございます。
浦和戦に関しては、まあねえ。仰るとおり、相手の術中にハマってしまいましたな。ただ内容は決して悪くないので、
必要以上に落ち込まないようにしたい。

ところで、16日はさすがにキビシイですわね。なぜガンバ戦が平日なんだと思いますよ。
日程に関しては、誰を責めることもできませんがね。しかしながら、もし状況が好転されたなら、16日にお会いしましょう!(笑)。
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Unknown (民国97年)
2008-07-10 07:08:19
>コールさん

すみません。ご返事が遅れてしまいまして。柏戦の翌朝帰阪し、その翌日また出張で東京に行ってたもんですからw 

平日だからこそ国立の方が都内で仕事されている人たちにとっては見に行きやすい、ということは言えると思うんですがね。ただ、行けないのが残念ですが、お互い持っているものを出し切れば面白い試合にはなりそうなので期待しています。
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