大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

日中戦の平山を見て思う

2006-10-26 01:32:19 | 中国サッカー
日中韓の対抗戦と名付けられているにも関わらず、中国と韓国の試合が行われる予定がない、と分かった瞬間から、試合そのものの意義についてかなり疑問を抱いていた。今日の試合を見てそれが一層深まってしまった。

もちろん、日本選手らが中国について異文化講習を受けたり、今回中国から招かれた大学生と交流したりといった経験は一つプラスにはなったとは思う。ただ、それが必ずしも今回の試合でないといけなかったかと言えば必ずしもそうではないだろう。また、反町ジャパンが12月のアジア大会に向けての調整という位置づけならば必ずしも中国が相手ではなく他にもう少し骨のある相手を探しても良かったのではないだろうか?

聞けば今回の企画は財界からの要請があって対戦が決定したという。財界とは協会のスポンサーと関係があるのだろうか?現在の複雑な日中韓の外交関係改善の為にサッカーを利用するというのはあまりにも不純な動機だろうし、そもそもサッカーとは競技の性質上、一番そういう役割に向かない競技ではないだろうか?

そのようなことを考えてしまうのは、今日の試合を見る限り、今の中国のサッカーの実力では代表・クラブとも日本のそれと比べると見劣りしてしまうという結論に達してしまったからである。

先日のガンバの試合ではまるきりいいところがなく、皮肉にも彼が下がってからFC東京は勢いを取り戻して逆転したのだが、この日の彼は下がってボールを受けてスペースを造ったり、振り向いてボールを持ってパスを出したりし、最後には中国の解説者から中田浩二同様のハンド疑惑を向けられながら肩でボールを当ててゴールを決めている。中超の上位チームの山東、大連、北京、上海の選手で固められた中国相手にこれだけ平山ができてしまうことに今の日中のレベルの差が現れているだろう。

したがって日本が本当の強化の為に相手を選ぶならアジアでは韓国か中東諸国でのアウェーを経験するしかないと思う(最もこの時期では中東はラマダンの関係上なかなか試合は組みにくいだろうが)。


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