大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

中断期間の遠征の話~福岡ダービーを見て思ったこと

2012-06-11 07:51:15 | サッカー全般
中断期間恒例の遠征ということで、前からレベスタ行くからと約束していたアビサポさんを訪ねて福岡ダービー見て、試合後にアビサポさんらと飲み、その後ラカンチャでユーロのロシアvsチェコ戦のスーパーゴールを堪能し、翌日は雁の巣でホークスの2軍の試合観てきたわけなんですが。野球のことについては改めて書くとしてまずは福岡ダービーから。

試合後にビアガーデンでアビサポさんからは、まさか今日の試合の為だけに来たんではないでしょうね?と訊かれたのは、満足できる試合内容ではなかったことで自分に気遣ってくれたからなんだろう。まあ、確かに第三者から見て心から面白いと絶賛出来るものではなかったとはいえ、見所はいろいろありました。

まず、カテゴリーを下げると坂田が本当に良い選手だというのが解ったし、成岡や尾亦が絡んだ攻撃は福岡の武器であることは解った。マリノス時代から結構やられていたのを覚えてるガンバサポは多いだろうと思う。相性の問題というのはあるんだけども、ウチら相手に点取れていたというのだから本当はもっとやれるんじゃないかっていう思いをこの人に対しては抱いていたんだけども。

相手の北九州で言えば、コーダイは生でみるのが実は初めてではあったが、トップ下の選手として、周りとのポジションチェンジを絡めるといい動きをしていた。

あと、試合後にはスタジアムの外で、現在では別のチームに所属しているが、丁度10年前の今頃は日本中を熱狂に巻き込んだ当事者の某選手を目撃したのはちょっとしたツボではあったんですねw その意味では、自分は自分なりに面白さをこのゲームには見出したつもりです。

まあ、夜に見たユーロの試合とはまた見所が違いわけで、やはりJリーグの試合は欧州のトップレベルの試合とは異なり、理解しようというポジティブな姿勢というのが見る側には必要なのではないかと思う訳ですよ。バルサのゲームなら別に受身でも問題はないんだけども。

その意味では、当事者であるサポとして入れ込んで応援する試合というのが、傍観者として見るよりは、面白いのには間違いないだろうし、内容がどうあれ、ダービーという試合には勝つことが全て、という試合においてなら、勝ったことに対して素直に喜べばいいんじゃないか(その意味でKEIGOさんはよく解っておられる)と思ったけども、そうなってない人たちが居たというのは、どこかダービーという盛り上げが、ウチらでいう阪神ダービーとか京阪ダービーみたいなお仕着せのような感覚があったからだろうか?去年の大阪ダービーなんかは、試合後引き分けに終わった後に双方からブーイングが出たけども、あれは内容ではなく、結果に対してのものだ、ということを「凡戦」と評価したブロガーさんは解っているだろうか?

そう考えると、第三者目線でずっと同じフレームワークを保ちながら試合を見続けて、これは面白い、あれはオモンナイって批評し続ける人たちって、試合に対して面白さの沸点を自ら引き上げておられるという意味では結構すごいですねw でも、そういう人たちにも言い分はあるだろう。例えば、どちらか贔屓のチームに肩入れしすぎると、価値判断が勝敗にのみ偏ってしまい、スポーツが本来持つ運動の美しさというものを公平に評価できなくなるというものかもしれない。80年代に蓮實重彦氏や渡部直己氏が世に出しておられた野球評論というのはそういったものに基づいている。自分としては、蓮實さんらの評論スタンスとは全く一線を画しているけども、勝敗に拘ることとプレーの美しさや面白さというものの評価のバランスを保つことは常に意識しているんだけども。

で、ガンバサポとしては、去年ケンゴにやられた、サヨナラFKをどう評価したらいいんでしょうね?あれは実に美しい敗北と言えるもんだった、っていうのは今になって言えることで、やはり当時は悔しかったし、精神的にはキツかったよな・・・それがスポーツ観戦の残酷な一面ではあるけども。