大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

金かけてるからってそんなに中国が脅威なのか?

2012-06-02 00:40:09 | 中国サッカー
仕事を終えて帰宅し(別に煮干しラーメン食べてませんよ。今回は回鍋肉だけどもw)、最近1話から連続放送されているコールドケースを見てからブログたちあげてロペスのインタビューに関してブログに書こうと思い、PCを立ちあげてから暫くネットを徘徊したたら毒殺日記さんが、有名なブロガーさんの記事を引用されておられましたな。ということで内容変更しますって、ロペスのインタビューなんて別に後回しでもええやんw まあ、一つだけ書いておくと、なぜセホーンではなくロペスが選ばれたのかというのを考えたら、単に日本語喋れるというだけではないということが判るだろうね(FOOTでインタビューしている藤原さんが聞き手だからポル語でも良かったし)。

ところで毒殺日記さんが引用されたブロガーさんの、金にまつわる話はある意味正しいことは認めるし、Jリーグにお金を落とす為にスカパーに皆さんもっと入ってくれというのも正しいでしょう。ただ、その管理人さんも解っておられるとは思うんだけども、今のJリーグの枠組みの中で出来ることって極めて限られているんよね。

あ、そうそう毒殺日記さんのエントリに絡めてですが。

実は中国や中東の金満クラブにてっとり早く対抗する方法というのがあって、それは外資を解禁することと、チーム名前に企業名をつけることを解禁するということだろう。あと、プロ野球みたいに税制上赤字を親会社の宣伝費として処理することを認めて貰うこと。

ま、まずあり得ないことでしょうね。てか、仮にそういうことが認められたとしても、大阪パナソニックとか、大阪ヤンマーとか、或いは浦和三菱に大分キヤノンとかいう名前だったとしたらサポは応援するチームに愛着が持てるだろうか、という話やしね。ただ、このやり方が認められたら大分の借金問題は半分以上解決するかもしれないが・・・てか、こういう都市名(または地域名)+企業名というのは、中国人からすると「理所当然(リースオダンラン、至極当然」なわけです。

実は以前、中国人から、鋼巴っていうのは何を造っている会社なのか、という風に真顔で尋ねられたことがあるわけです。名前からして鉄鋼会社のようなイメージを持たれていたのかもしれないが。「加油」という意味がある日本語にイタリア語の脚という言葉をかけ合わせたものだと言うと先方は余計分からん顔してたから、元々はパナソニックが親会社なんだと言うと、じゃあなんで大阪松下という名前にしないんだと畳み掛けてくるわけよ。

この咬み合わない話を理解して貰う為に、日本ではあくまでも「自給自足」が原則なんだということを等々と説明するはめになったんだが、今同同じことをやれと言われても中国語が出て来ませんw 

これに対して中超の場合には都市名(または地域名)+オーナー企業名という組み合わせになるんだけども、これが出来るのは税法上の問題をクリアしている(いや、元々不透明かもしれんけどw)というだけでなく、かの国が日本や欧米諸国以上に広告依存社会であるという現実を踏まえておく必要があるだろう。日本だとスカパーやケーブルテレビに加入することでやっと視聴出来る欧州各国リーグやUCLの試合は地上波で視聴出来、しかもインターネットで無料視聴も可能になる。これは、そうしたコンテンツに対して広告を出せるスポンサーがいるからこそ放映権も買えるわけなんだけども、そのスポットCMにしても日本円で1本10億円以上で権利が落札されるのが現実である。ここに中国が広告社会であることの一面を垣間見ることが出来るんですわ。中国なんかに行かれたことのある人ならお判りだろうけども欧米だと町の景観を損なうんじゃないか、というような場所に対しても広告が溢れすぎている。そうした延長線上に中国ではサッカークラブに企業名がついているというわけ。

なんかそういう現状を見ると、お金の話をするとホンマに虚しくなるばっかりですなあ・・・
ただまあ、サッカーって確かに金のあるところが強いというのはある意味正しいが、全てそうだと言い切れないところがあるからこそ面白いわけで、日本にはマネー以外のところで勝負するという発想が欲しいところだけども。

第一広州が今回勝ち上がったとして、それが代表の強化に繋がっているなんてことは誰も思わないんでないかい?あの国はまだ、学校体育にサッカーすらなく、部活制度も体育推薦もなく、殆どの親はサッカーなんかやってる暇があるんならもっと勉強せいと、子供に尻を叩くことしかしていない。スポーツというのがごく限られた一部のスポーツエリートだけにしか許されていないのが現状でしかないのに、そんな国が果たして羨ましいとか、将来サッカーにおいて日本を脅かす存在だと言えるだろうか?

また、ACLでは広州恒大が勝ち上がったが、金だけという側面で見すぎていないだろうか?実は広州のことを唯一認められるとしたら、同じ金満でもやりたいサッカーに合っているとは思えないアネルカやドログバに触手を伸ばしている上海申花と違って、やりたいサッカーに合わせて選手を獲得し、彼らを戦術にマッチングさせているというところではあるんだけども。